2016年10月11日

日本は成長しているのでしょうか?

2016.7.10 パーソナル・リーディング No.14743

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。本日は参議員選挙投票日です。今回から18歳から投票できることになりましたが、日本人は成長しているでしょうか?与えられた一票を無駄にせず、素晴らしい日本を創り上げて行ける一助を担ってほしいと願います。本日の選挙結果が神さまのみ心に適ったものとなり、日本がONEの国家として世界に貢献して行けますよう、自然に根ざした科学技術の発展と平和がもたらされるよう祈願致します。

【ソース】日本人は紆余曲折を経ながらも、少しずつ少しずつ成長しつつあります。その一つの現れとして、選挙する側の人たちも20歳から18歳に繰り下げられることが実現したのです。この世の動きは、偶然でも非合理でもありません。直接には人々が思ったり行ったりして、作り上げてきているものです。同時にそこに神さまが関与してくださり、人々がいろいろと思ってそして行うことで作りつつある現実を、より良い方へと導くべく働き掛けてくださっている動きでもあるのです。

人間が作り出してきている動きだと言う面では、人間が未だ不完全である以上、現実の動きや状況も不完全で課題もあります。しかし同じ現実の動きには別の側面もあり、一番の元では神さまが関与して不完全な人間がいろいろと作り上げてきている、そういう現実に関与して、そういうものすら学びとさせ、そういう事を通しても大事なことに気づいて、より良くなっていくように導き育ててくださっている。それがまた現実の動きでもあります。人間が作り出していると言う意味では、現実の動きや状況は不完全なのですが、神さまが関与してより良く図らってくださっていると言う意味では、その同じ現実が完璧でもあるわけです。法則も公正に働いています。

いずれにしても現実の動きというのは、偶然ではなく、法則に沿って公正に動いていますので、責任を果たすべく、安心して現実を受け止め、その時のベストを尽くして誠実に対応していけばよいのです。また一番の元で神さまが作り出している現実ですから、人間の側でも神さまと一緒に現実を作り出そうという心づもりで、つまり自分だけで行おうとしないで、祈りながら神さまのお心を感じつつ、「神さまならどのようにするのだろう?またどのように自分たちがするのを神さまは望んでおられるのだろう?」そういう観点で見ながら、祈りつつ神さまのご助力を頂いて、現実に対応していくならば、神さまもやりやすくなります。

人間の側で神さまの思いを考慮し神さまの協力を仰ぎながら行おうとする意向が、人間の中に出てくれば、神さまもやりがいがあるし、やりやすくなります。人間はそのようにするとよいのです。それでも人間は不完全ですが、そこで諦めずにそのような心がけで取り組めば、確かに成長しやすく、神さまと次第に一致してきて、着実に成果が上がり世の中が良くなっていきます。

小さなことを軽んぜず、小さなことの積み重ねを大切にして取り組んでいってください。小さな思い、小さな行い、それぞれがチリも積もれば山となるの例えの通り、小さいものを大切にして、着実に積み重ねていくことで、大きなうねりさえより良い方に変えていくことができるのです。「自分がこのぐらい思ったって、自分がこのぐらいしたって」と、そのように軽んじて諦めてはいけません。

それがちょうど選挙において一人に対し、一票しか与えられていないことに象徴化されています。「自分が一票入れたって入れなくたって、大きな全体に影響を及ぼせないからやめよう」、それでは全体の流れすら変えられません。それぞれがその時点の出来る限りを果たす。それが人間の心がけです。一番の元で神さまが「世の中が良くなるように」ということで、人間に関与し、育て導かれているのが世の中の動きなのです。

一人の人の一生の中でいろいろ経験して学んで成長を遂げるように、本人も努力しているし、神さまがそのように関わってくださっています。そのお蔭で一生の間で成長します。さらに輪廻転生という複数の生涯の中では、もっと一人の人は成長していきます。上がったり下がったり上がったり下がったりしながらも、大筋としては成長していきます。本人も成長したいという願いがあるし、神さまがそのように関わってくださっているお蔭です。

それに一人ひとりの個人の集合体としての日本国民、あるいは日本民族としても上がったり下がったり、いろいろ経ながらも神さまのお蔭と、人間の努力の賜物とで成長しつつあります。そのことをたとえどのような動きが現実にあっても疑わず、良くなることを諦めず、祈りつつ、これからもその時点の自分のベストを尽くしましょう。

現実の動きはその時点のその人や、その人たちの内面の現れです。その時点の内面に応じた現実の動きや状況となります。今の日本人の内面性の現れが、現実にいろんな変化をもたらしつつあるのです。そこに神さまが関与して、より良く計らって今のようになってきています。東京の都知事選にしても東京都民の思いの変化や必要性が、結果として都知事を変えさせ、これからにふさわしい人を選出するように動いてきているのです。法則は完璧です。法則を作り、法則を動かしているのが神さまで、神さまは完璧だからです。

【質問2】熊本地震、集中豪雨。九州には、太平洋戦争時、特攻隊として命を落とさなければならなかった方々の無念の想いが残っていることでしょう。71年後、アメリカのオバマ大統領が広島を訪れ、戦没者への鎮魂の祈りを捧げ、世界平和への努力を訴えました。多くの課題山積の現状を諦めず、投げ出さず、神のみ心に適う方向へと前進していけるようお守りお導きお力添え賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

【ソース】この現代は科学技術や学問が急速に発展を遂げ、確かにそのお蔭で世の中は便利で快適で、過ごしやすくなりました。人間の寿命も伸び、昔とは比べものにならないくらい、生きやすくなりました。でもその一方で昔にはない問題やストレスも増えてきて、未だに体の病はいろいろと大変なものがあります。また心の病の人も増えつつあります。また犯罪などは、ある意味で昔よりも悪化してきています。

科学技術や学問が発展してきていること自体は認めるし、またそれは必要なことなのですが、それだけですべてが良くなり、それだけですべてが補われていくと言うほど事は単純ではなさそうです。それは現実を見れば明らかです。これからも科学技術や学問を関わる人たちは追求するべきですが、そればかりでなく、そういった方向から漏れ落ちる重要な真実や大切なことにも気づいて、それらを掬い取り、積極的に出していくことが必要なのです。

例えばリーディングの先駆者のエドガーケイシーは、今から140年ほど前、アメリカ合衆国に生まれ、科学技術や学問が始まった頃、そういった科学技術や学問では叶わない側面、またそういう方向では漏れ落ちる重要で役立つものを、太古の英知の一部としてリーディングで提供しました。それが今、自然療法や代替療法、あるいは輪廻転生やカルマの観点からの人間の深い洞察と救いをもたらす道を切り開きました。その流れの中でさらにこの現代の日本を中心に、今以降の時代に必要なものを、ケイシーの流れを踏まえ、ケイシーの頃よりさらに科学技術や学問が急激に進んできている現状に合わせて、太古の英知をさらに出していく必要が出てきました。それでホワイトブラザーフッドからヨハネが転生してくる必要があったのです。ケイシー自身もそれは予測しています。

その時代、その地域に必要なものが現れるように神が図らわれるからです。天のご計画に従って現実が動いている何よりの証拠です。現代には現代に必要なものが出ます。現代の科学技術や学問では十分ではない、別の大切なものを拾い上げて世の中に提供する必要があります。それで初めてバランスが取れて人々も道からそれずに済むし、世の中が悪化し続けることがなくて済むからです。現代の科学技術や学問とそれを基にする人々の常識、そういうものからして思いもよらないような真実や対応策があるのです。例えば土地の影響。現在の科学技術や学問からすると、全く気づかずまた思いもよらないようなことが、まだいっぱいあるのです。そういうことをリーディングでは明らかにしつつあります。

一般には偶然と片付けられたり、非科学的で迷信で馬鹿げていると見られる説明が、あるいはやり方が、そのように軽んじられ片付けられるようなものの中に、本当で大切なものがあるのです。確かに単なるこじつけとか迷信の部類も、世の中には多くありますが、そのように見えても実は本当のものもその中に混じっているということ。しかし科学の観点からは一緒くたにして、馬鹿げていると片付けられがちです。

例えば、熊本に地震があった。その直後に熊本を含めて九州に集中豪雨が襲ってきた。これは現代の科学や学問からすると単なる偶然に過ぎず、両者に関連性は認めません。ですが、太古の英知、昔からの本当の智恵からすると関連していることなのです。またそのような時期に、ようやくアメリカ大統領が広島入りを果たし、平和に向けての演説をすることが、今になって実現した。これも偶然ではないのです。一見すると今の科学や学問からすると、迷信だとかこじつけだとか、意味がないとか馬鹿げているとか、今の科学の時代に何をなどと言われますが、今の科学や学問では解明されていない、別の真理や方法があるのです。

そういうものを出していくことが、リーディングの役目です。さらに現代の科学や学問と太古からの智恵をつなげるのもリーディングの役目です。そうしないと現代の科学や学問だけですと、反れていってしまい、世の中が悪化してダメになってしまいます。それをバランス化させ、そういう流れでは漏れ落ちる、別の真理を救いとって補うということが必要なのです。

【質問3】イギリスがEU離脱を国民投票により決定しました。「ポピュリズム」の危うさを一部の知識人は警告しています。各国の利害関係を根底に抱え、移民問題がそれを表出させました。それでもEUがONE に向かう事は、神さまのみ心であるのでしょう。人類はこれまでもその努力を怠ることなく、今日を創り上げて来ました。神さま、どうか今後ともお守りお導きお助け下さいますよう何卒、よろしくお願い申し上げます。

【ソース】現実の動きは、偶然でも非合理でもなく、その時点の内面の顕れです。また神がそこに関与され、必要な学びを与えバランスを図ろうとする動きにもなっているのが現実です。神さまが関与して現実の動きを、意思表示として顕してくださっている、その意味で現実の動きは「メッセージ」です。現実の動きには心があるのです。また自然や生き物たちの思いをも顕しています。しかしこういう捉え方や解釈は、現代の科学や学問からすると馬鹿げていると片付けられ、軽んじられています。そのように片付けられるのは実は非常に危険なのです。そういう科学と言うのは、ある意味で「悪魔的」なのです。

それゆえいろいろと思わぬ事態や問題を発生させています。そういう、冷たくて唯物的なあるいは機械的な科学や学問が、ある意味でその一方にテロを引き起こして、それを受けざるを得ない事態を招いているのです。ある意味で勝ち組とか支配者になっている人たちには、その全部とは言えなくても悪魔的なものが潜んでいるのです。そういう人たちが悪魔という意味ではなく、悪魔的な要因がそういう人たちの中に一部、知らず知らず入り込んでいると言うこと。そういうものに気づいて、良い方に向けていくことがリーディングの役目です。

ヨハネの黙示録も、そういう観点で書かれています。イギリスがEUから離脱したのも、ヨーロッパの内面の現れです。それがメッセージにもなっています。ヨーロッパは、もともと歴史を見て明らかになように、一体ではなく複合体です。モザイクのように、いろいろな要因を含んでいます。特にイギリスはプライドも高く、かつて大英帝国が栄えたように、EUの一部として収まることができないものがありました。イギリス自体にもカルマや課題がありました。それが今様々な形で現れ出て、EUの許容範囲を破り、離脱する結果が出たのです。それでもEUには依然として可能性と役目があります。いろいろな曲折を経て、EUも教訓を学びながら歩んでいくし、歩んでいく必要があるのです。

大事なことは、現代の科学技術や学問を否定することではなくそれが全てでは無いことに気づいて、それによって漏れ落ちる重要な側面を掬い採って、バランスを図ること。リーディングが語る別の真実に耳を傾け、それらにも考慮して生きていくこと、それと祈ること、この2点です。そのためにリーディングの流れが、天の世界から地上に顕れ出てきているのです。 天のご計画と思いが、地上にも「リーディング」と言う一つの具体的な形をとって顕れ出ています。天にあるごとくこの地上においてもありますように。その一つの具体的な現れです。そういうものに気づいて、それを求めている人がリーディングに引き寄せられます。「類は友を呼ぶ」の法則です。

【質問4】支配者と被支配者。勝ち組と負け組。頭が良く、能力のある人は支配者となり勝ち組になります。支配され、虐げられる立場に置かれてしまう人々はどこをどう間違えたのでしょうか?一番最初に生命体としてスタートした時には、同じ状態だったと思うのですが、心は、魂は、個性は、どう形成され、信仰の有無はどう決まり、救いの差は何が原因なのでしょうか?一人ひとりが神に愛され神を愛して、与えられた命を全うできるよう、お守りお導きお力添え賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。常に神と共に主と共にあるように。神のみ心の通りになるように。全き服従を持って生きることが出来るように。ア―メン。

ソース:今は民主主義の世の中です。もちろん民主主義の良いところもいっぱいあるのですが、万能ではありません。弊害も、また危険性も孕んでいます。民主主義は自由と平等の元で成り立ちます。それは良い事ではあるのですが、競争を激化させます。そうすると強い者や要領の良い者、またそういうことに向いている能力の長けている者が、いじめのような形でのし上がって勝ち組になります。ある意味で要領が良くて強い、またそういうことに向いた能力の高い人が勝ち組になって世の中を動かします。そうするとそういう事に向いていない人や、優しくて敏感な人は、また別の能力を持っている人は、負け組になり、活かされなかったり癒されなかったり、報われなかったりします。

そうするとそういう人たちは、時には犯罪とか犯罪までいかなくても、世の中のためにならないようなものを出します。また善良な人たちは報われず、癒されないものを持ちます。それが、今の日本の実状の説明になっているはずです。そういう様相を呈しています。と言って反社会的になることが必要だと言うことではなく、修正が一部必要だと言う意味です。補うと言いますか。

ヨハネの黙示録も今説明されたような観点で、書かれているのです。それゆえできるだけ善良で、ユニークな才能を持っている人が発掘され、活躍し、社会を良くしていくような動きが必要になってきます。そういう方向で語られているのがリーディングなのです。そういう人たちを発掘し救済し、それによって世の中を良くする働きを推進して行くというのが、天の働きであり、それがリーディングによって行われているのです。今の世の中の全部が間違っていて危険だと言うことではなく、偏向性にバランスを取ったり補うことが必要だと言うことです。全体性の回復へ向けて。そのための動きが、ARIやリーディングの働きです。それが天の働きなのです。

何より、ヨハネ自身が象徴的にそのような報われないつらい人生を歩んできている典型なのです。今の世の中の流れに乗りきれず、典型的な負け組になった。でもそこで社会を恨んで、反社会的になったと言うのではなく、今の世の中の問題を痛感して、それを補い緩和させるような動きをし始めている。ヨハネのこれまでの人生に、今の世の中の問題やまたそれに対してどう捉え、応じることが必要かと言うことが、象徴的に示されていることに気づきましょう。またそれと似たような歩みをして来ている人が、ARIに引き寄せられてきていることにも気づきましょう。親鸞とその周りの人たちも同様でした。

そういう方向で一人ひとりが自覚すれば、優しく調和的な、より良い働きをしていけます。一人ひとりその観点で自分を見直し、より肯定的で調和的で優しい自分の振り向け方をしていってください。基本的に一人ひとりの想いと行いが、これまでの自分や自分の周りの状況を作って来ています。その意味で現状には自分に責任と役目と学びがあります。誰の場合でも。個性の違いも、救われるかどうかの差も、信仰の有る無しも、各人に責任と学びがあるのです。

神さまはそれぞれを違った形で創ってくださりました。それぞれバラエティに富んだ個性になっています。その上で一人ひとりに自由意志を与えて、自分の責任で自分を作ってそれを受けていく、つまり体験していくように計らわれました。信仰の有る無しも、救われるかどうかの差も、体験していくことも、一人ひとり各自に責任があるのです。偶然でも不公平でもありません。神さまのせいでもありません。ただ世の中がより良い方に行き、一人ひとりが報われ、健全でバランスの取れた、明るい、住みやすい世の中ができるように努力することは、人間の側に必要なことです。人間には自由意志が与えられ、現状には人間の側に責任があるからです。

神さまのご協力を仰ぎながら、現状に責任を持って、誠実に対応していってください。そうすればやればやっただけのことがあります。それがカルマの法則です。全ては報われていきます。善も悪も。カルマは、愛と正義の法則だからです。すぐに救われなくても、またすぐに信仰ができなくても、常に希望があります。そのために生かされ続け、機会が与えられていきます。輪廻転生していると言うことです。そこには神の愛と人間の希望があります。 
 
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
<了>

2016年6月10日

チャクラの内容と開発法

2016.4.12 リサーチ・リーディング No.14628

質問チャクラとは何ですか。どのようにしたら開発されるのですか。その際、大事なこと、留意点はどのようなことでしょうか。お教えください。

【ソース】チャクラはインドで発見されました。インドの哲学と宗教の中においてです。内観と瞑想を行っている中で、チャクラの存在に気づきました。瞑想、特にヨーガの実習において、チャクラの存在に気づかせられたのです。インドの哲学は宗教や医学と分かちがたく結ばれています。それゆえチャクラは医学や宗教とも深く関連しているものとなっています。

「チャクラ」はインドのサンスクリット語で「光の車輪」の意味です。人間は一つの生命体であり、生命エネルギーの渦を成しています。その際、一つの生命体の中に七つの生命エネルギーの渦を持っています。それによって一つの生命体として成り立って、生きていられます。その生命エネルギーの元は命の本源であられる神です。呼吸によって七つの生命エネルギーの渦が、神さまの生命エネルギーを頂いて活性化し生きていけるばかりでなく、進化し、ついには神に還り、神と一つとなることができます。そのことが人間一人ひとりに求められています。

インドの場合はヨーガを通してそれが目指されていました。そのためヨーガの教典である『ヨーガ・スートラ』の中にチャクラのことが出てくるのです。「チャクラ」という生命エネルギーの渦の根源は神にありますが、人間自身の内部ではクンダリニーのエネルギーがそれに相当します。「クンダリニー」のエネルギーは人の生命体の生命エネルギーの元であり、それは性的なものが主となっています。それは「シャクティー」と呼ばれます。人間は性的なエネルギーによって子孫を儲けるばかりでなく、性的なエネルギーが生命エネルギーの元になっているのです。

七つのチャクラは七つの生命エネルギーのセンターであり、それが低い形で出ると食欲、性欲、情欲、支配欲など、利己的俗世的なものとして使われてしまいます。そのようにしてしまうと退化してしまい、生命エネルギーが浪費されます。そうなる代わりに、気高いほうや利他的な愛に与えられた生命エネルギーを向けることで清まり、昇華、進化し、生命エネルギーがより良い方向で活用されるようになるのです。生命力をそのように振り向けることが大事です。与えられた生命エネルギーを俗世的な下方に向けて浪費させてしまうか、そうではなく上方に向けて活用し、進化に導くか、そのいずれかです。

生命エネルギーを無駄遣いしたり悪用するのでなく、善用し、活用する。それによって進化していき、チャクラが開発され、生命エネルギーが遺憾なく発揮されていきます。俗世的肉欲的な、あるいは利己的なほうに、つまり欲望に生命エネルギーを使うと、チャクラ本来の良き性質や良き能力が出ません。そのため昔からどの宗教でも、欲望を抑制し、生命エネルギーを良いほうに振り向けようとしてきているのです。真言密教はその典型です。

思いも言葉も実際の行いも清め、育み、本当の愛のほうへ向けて活用すること。自分や人を損ねるようなことを思ったり、語ったり、行ったりしないこと。自分のためにも人のためにも自然の命のためにもなるようなことを思ったり、イメージしたり、意図したり、語ったり、実際に行ったりするように心がけること。生命力、能力、機会を悪業に向けるとチャクラにカルマが生じ、自らの生命体を損ね、周りにも悪影響を及ぼし、それがいずれ自分に返ってきてダメージを自らに与えることになります。自分をも人をも損ねることになります。チャクラにある生命エネルギーをそのように使ってはなりません。自分のためにも人のためにもなりません。そのようにするとチャクラの持つ良き特性や能力が発揮されず、本来の使命を果たせません。チャクラが開発しようがないのです。

本当の意味で自分を大切に生きるべきです。そのためには生命体の中の七つの生命エネルギーを、欲望とか野心とかエゴに使うのではなく、また単に浪費するのではなく、良きことのために生命エネルギーを活用していくのです。思いも言葉も行いも清め、自分をも人をも育み、助けるようなことを思ったり語ったり行うことで、チャクラの生命エネルギーが活かされ、清まり、育まれ、本来の良き性質と能力と働きを発揮するようになっていきます。そうするとチャクラにあるカルマが清まり、育まれ、生命体として整い、浄化され、育成され、より良い生命体のありようが出来てきます。自分という生命体を清めること、育むこと。そして良き目的に向けて活用すること。その中でチャクラが本来の働きを発揮して、開発されます。

人間という生命体は肉体と心と魂から出来ています。チャクラは肉体の次元にも心の次元にも魂の次元にもあります。その意味で21個のチャクラがあるということになります。肉体に七つのチャクラ、心に七つのチャクラ、魂に七つのチャクラです。このように三次元で分けることもできますが、もう少し細かく見ると四次元になっています。そうすると28個のチャクラがあるということになります。

『ヨハネの黙示録』において「七つの手紙」「七つの封印」「七つのラッパ」「七つの怒りの鉢」。このように7×4で四段階に分けての生命体の浄化と試みと育成が報告されているのです。段階を経て周期的に、七つのチャクラがそれぞれ試みに遭いながらカルマが顕れ出て浄化され、鍛えられ育成され、神に育て導かれていくのです。そのように七つのチャクラが四段階を経てそれぞれのイニシエーションを通過していき、それがうまくいくと「新天新地」が実現します。「新しい心と新しい肉体」です。世界的つまりマクロで見れば、「神の国が霊界にも地上にも実現する」ということになります。

「霊界と顕界に霊的進化と調和がもたらされ、地上にも神の国が実現しますように」そのような祈りと共に、まずミクロの個人個人が自分の心と体を清め、育成していくことで完成へと近づいていきます。人間完成です。そしてそのようにミクロで完成した人たちが増えてくると、その結果社会も良くなり、社会完成すなわち理想社会の実現に至ります。『ヨハネの黙示録』では14万4千人という数で象徴されるほどの人たちがこのようなことに気づいて、人生修行を経ながら自己完成していくこと。そして、それが優勢となれば、社会も完成することが約束されています。その鍵はチャクラにあります。

肉体にも心にも魂にもチャクラがあるということですが、「心はアストラル体」「魂はカラーナ体」と表現することもできます。本来はカラーナである魂にチャクラはあります。それが心すなわちアストラル次元においても反映し、アストラル体にも七つのチャクラがあります。さらにはそれが肉体にも反映し、肉体レベルでも七つのチャクラに相当するものがあります。肉体にあるチャクラに相当するものとは、自律神経が司る内分泌腺です。チャクラの働きは内分泌腺から分泌されるホルモンに現れてきます。

わかりやすく大雑把に言うと、「チャクラとは心のこと」です。厳密には「チャクラとは魂のこと」です。それゆえ「チャクラを開発する」とは「心を開発する」こと、厳密には「魂を開発する」ことです。「チャクラを清める」とは「心を清める」こと。大事なのは心を清め、心を育て、心を活用することで、心を開発することです。「チャクラを覚醒させる」とは、「魂を目覚めさせる」ことです。「チャクラを開く」というのは、「心を開く」ことです。「チャクラ」という特殊用語に惑わされてはいけません。チャクラは外から技術的物理的に働きかけて清めたり開くものではなく、本人が自らのカルマである思いと言葉と行いを清めることを決め、それを日々心がけることによって着々と実現していくことなのです。

例えば、ほかの人がある人に手かざしをしてエネルギーを送ったからといって、その人のチャクラが開いたり清まるほど単純ではありません。あくまで本人自身の命の営みによることです。しかも奥深いところによるものです。本人が自ら自分を清め、育て、活用して他者のために生きることを日々心がけてこそ、芯から生命体が清まり、チャクラが浄化され、心を育成するように心がけることでチャクラが育成され、周りに自らの心を開くことで、チャクラも本当に開くのです。「素直で無邪気で思いやりに満ちた心」、それは主が「幼子」と表現したあり方です。そのようなあり方になることで、チャクラが清まり、そして愛と思いやりを大切にすることで心が育成され、良きことのために与えられた生命エネルギーを使っていくことで、チャクラが開発されていくのです。その時、チャクラ本来の持つ良き性質と良き能力が発揮されるようになります。

ほとんどの人たちは与えられた生命エネルギーを利己的な目的とか、食欲とか、情欲とか、野心とか、出世とか、この世的な快楽などに生命エネルギーを浪費しているため、悪業を作り、チャクラを濁しています。それによって生命体が濁っていて、チャクラ本来の良き機能が発揮されていません。もったいないことです。与えられた生命エネルギーを良いほうに振り向け、本当の意味で自分のためにも人のためにもなることに生命エネルギーを活用していくことです。そのようにすることでチャクラ本来の良き性質と良き働きが発揮され、開発されていくようになるのです。そのことに日々取り組むことが本当の修行です。

在家の者としては普通の生活を営みながら、つまり家庭と世間の職業を持ちながら、一般社会の場で以上のことを心がけて生きていくことです。もともとこの世もあの世も神の世界であり、一人ひとりが神の子で神から愛されているがゆえに、神さまが一人ひとりを思って、良くなるように働きかけてくださっておいでです。本人の作ってきたカルマを使って神が試し、鍛え上げ、育て導いてくださっているのが現実の動きにほかなりません。それゆえ、在家の身として置かれた状況で自分がするべきことを超作(ちょうさく)の心がけで取り組んでさえいれば、ちゃんと神さまのお計らいで清まり、育て導かれるように、現実はなっているのです。神さまはそのように意図され、現実を動かしてくださっています。それゆえ自分のほうとしてもそのことに気づき、自分としてもその心がけで取り組んでいくことで、神の御業に自主参加し、そのことが着々と促進され、成し遂げられていくようになるものです。

「チャクラは心のことであり、厳密には魂のことである。それゆえチャクラを開発するとは心を育て開発すること。さらには魂を育て目覚めさせることである」。このように説明しました。心に七つの側面があるので、チャクラは七つあるのです。心は一つですが、一つの心の中に七つの側面、七つの働きがあるのです。そのためチャクラも七つ備わっているのです。一つの生命体に七つの生命エネルギーの渦があって、それぞれの役割を果たして一つの生命体として成り立って生きていられます。それゆえ心の主な七つの働き七つの側面を、それぞれ自分で自覚して清め、育て、それぞれの側面を活用、善用していけば、それに相当するそれぞれのチャクラも清まり、育まれ、発揮されていき、生命体として整い、レベルアップしてきます。

自分という生命体を清め、育み、きれいでより良いありようの生命体にしつらえていきましょう。死後はそれに見合う霊界に入ります。自分の思いと目標をより気高いほうへ向けるのです。自分の心がけと方向づけ次第で、自分という生命体の中味やありようが決まってきます。それが本当の意味で自分を大切にする、納得のいく生き方となります。「内界は外界の反映」です。それゆえ自分の生命体の実質やありようや意図に応じた周りの状況や出来事、動きに自ずとなっています。人生は自分次第なのです。悔いのない納得のいく生き方をしましょう。

そのためには自分の思いと言葉と行いを清め、与えられた生命エネルギーを良きことのために活用し、自分を育てていくことに取り組むのです。周りを思いやり周りの助けになるように、自分の生命エネルギーを使っていくのです。そうすると自分の中のチャクラにたまっていたカルマが果たされ、そのチャクラの部分が清まって、カルマが浄化されて生命体がより良いありようになってきます。健康で美しく、良き性質と能力を持つ生命体にしつらえられていきます。それがどの程度成されたかに応じた生命体のありようであの世に移行して、生命体のありように応じた霊界に身を置くことになるのです。それは死を待つまでもなく生きているうちに、自分の置かれる状況や与えられる役目が規定されます。

心には七つの働きと側面があるので、自分の主だった心の働きや側面がどういう状態やあり方やレベルになっているのかを見ていってください。そして心のそれぞれの働きを清め、調整し、より良いものとしていってください。それによって体も心も健全で明るく、健康になってきます。さらには自分らしいありようが出来てきます。自らを整え、清め、育て、社会のため人のために活用していってください。悪用せず善用していくのです。善意の心を持つことが大事です。悪意ではなく善意で物事や人や自分を捉え、善意を基に生きていくのです。そうすれば自浄作用が働き、自らが清まり、周りのためにもなり、環境も良くなり、問題も解決し、カルマも浄化されていきます。気持ち良く心穏やかに、身も心も健康で健全に、明るい心で生きていけます。そのように自分にもさせてあげてください。チャクラはそのために多くのことを教え、与えてくれることでしょう。

七つの光の車輪が回転し、光の本源へといざなわれていくのです。生命体は清まり、発揮されると、光として捉えられます。それゆえ光の車輪がチャクラなのです。生命エネルギーの渦が生命の生きた証であり、それが光の車輪として捉えられるからです。自分という生命体を清め、調整し、育み、良きことのために使っていきましょう。カルマが浄化され、生命体が良くなり、それに応じて周りも良くなっていくことでしょう。こうして社会も清まり、理想社会が地上にも実現します。
リーディングを終了します。

 (ありがとうございました)

〈了〉

2016年5月5日

2016年のライフシールをお授けください

2016.2.4 パーソナル・リーディング No.14557

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。本日、立春の日に、私の301回目のリーディングを受けさせて頂けます事を心より御礼申し上げます。
「2016年ARI」のライフシールをお授けください。洋子夫人の手術が、お導きとご加護、お力添えを頂く中で無事終わり、ARIの金剛界が新たな展開となり、み心に適う方向に導かれますよう、お祈り申し上げます。先生ご一家、ご縁ある皆様のうえに、お祝福を賜わりたく、よろしくお願い申し上げます。

【ソース】ライフシールの真ん中には、階段状のピラミッドの形をした、ARIのマークが見えます。月刊インターフェイスの後ろ側に表示されているARIのシンボル図です。セブンテラス瞑想と同じです。7つの階段があり、ピラミッド状を成し、頂上のところに、太陽のような、まん丸い白い御光が輝いています。

これは生命進化の7段階を表しています。一人一人が、広くは世界人類全てが、生命進化の7段階を経ていくことを表しています。それによって、神の御心であられる地球社会が、世界全体に訪れることがARIの目標になっています。一人一人がその事に取り組むのがARIでの学びの目的です。一人一人が自分を育て、自分を活かして、地球社会が実現する一助となっていくこと、また他の一人一人の方も育ち、活かされるように関わって差し上げること。自分で自分を育て、他の人も育つように関わってあげる。自分を活用するとともに、他の人たちも活用されるように協力してあげる。これが愛です。愛に基づく生き方です。それがARIの趣旨です。  

そのような中で成長し、自ずとカルマも解消し、自分も周りも整ってきます。これが世界全体に及ぶことがARIの目標です。世界平和、地球家庭の実現です。

頂上のところには、神さまを表すまん丸い白い御光が輝いています。左側に光線が6本、右側にも光線が6本、天へ向かって短い垂直の御光が1本、合計13本の光線が、白い御光から放射されています。

左右の光線は12使徒を表します。また、イスラエルの12部族を表します。広くは地球の全ての国民や人種や民族を表します。また、主だった世界の宗教や霊統を表します。真ん中の垂直に天に向かって伸びている光線はキリスト、一人一人の中の内なる超意識を表します。天へと還って行くまっすぐの道、13番目の道を表します。真ん中の垂直に天へと伸びる光がキリスト、左右の12本の光は12弟子、広くは全ての民族と霊統を表しています。

一人一人が成長を遂げることを人生の中で神によって図らわれ、育て導かれています。そして最終的には、サハスラーラチャクラを表す7段目まで登りつめ、創造神と合一させていただいて、ONEの在り方を実現することになります。他力の中で、自力としても精一杯取り組むことで、このことが着々と行われていきます。このシンボル図の下には、次のように記されています。「2016ARI」

ライフシールの向かって右側には、胎蔵界が表されています。会員さんお一人お一人が家庭を営み、平和な家庭作りの為に、学んだ教えを応用して、より良い家庭になるよう、取り組んでいる光景です。その光景の下には、「天国の雛形としての温かい平和な家庭作りを目指す」。

ライフシールの左の位置には、会員さんお一人お一人が社会で自分の仕事について、仕事で励んで、ARIで学んだ教えを応用実践している光景が見えます。それぞれの人が自分の職業や役目を天から与えられています。それを行っている光景です。その光景の下には、「職業と義務を通して自分を磨き、自分を役立て、人々と自然のために尽くす」。ライフシールの左側は金剛界を表しています。

ライフシールの下の位置には大地が見えます。大地に様々な植物や木々が繁茂しています。生き物たちもその自然の中に生息しています。これらはARIでONEの教えの種を蒔き、それが地球上に実りをもたらして、生命が生かされ、生きていけることを表しています。その光景の下には、「ONEの種を社会という大地に蒔こう」。そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの上の位置には天の世界が見えます。神さまと、その下(もと)にキリスト様と聖母マリア様、そして天界の天使や御(み)使い達、ホワイトブラザーフッド、更には日本の神々、仏教の仏様や菩薩方などです。その光景の下には、次のようなメッセージが見えます。「自分の中の理想に素直に正直に生きよ。自分らしくあることで、人生を全うできる」

ライフシールは円の形をしています。背景色はグリーンです。ARIの色彩を表すとともに、 2016年度の色彩でもあります。会報誌も2016年度はグリーンだからです。輪郭の色は赤です。赤は緑色の補色であり、神とキリストの愛を表す色です。

ライフシールのテーマは「2016年の尊い歩みを共に」。

起きる事はカルマが果たされていくプロセスであり、神からのメッセージにもなっています。根拠と意味と目的のある事が起きてきます。神の愛によって、一人一人のカルマを使って、神が事を起こされ、導き育ててくださっているのが現実の動きです。起きることでカルマが果たされ、教訓を与えられ、学んで改善し、周りに対処して、責任と役割を果たす機会です。起きることでカルマが果たされ、育て導かれ、次の役目が果たされるように備えられていく、それが現実の動きです。神の愛に基づきます。

病気も、多くの場合、カルマの顕れであり、カルマが果たされていくプロセスです。また休養を与えられ、自分を見直し、調整し、回復させる機会としても与えられます。

人間は一個人であるばかりではなく、神からその時に相応しいお役を与えられ、お役を通してカルマが果たされ、成長を遂げ、周りの為になるように図らわれています。例えば、ARIの代表者のお役を天から与えられると、一個人のカルマや大変さを身に受けるだけでなく、直接には、ARIを求めて来られる方々、広くは、ARIの理念と繋がっている、世界や地球の自然のカルマや悲しみや辛さを代表者はその立場とお役上、身に受けます。そのような時、病気になるのです。ある意味で犠牲になる面があるわけです。それによって、世界や会員さんのカルマを果たさせ、来られる方や、地球と人類を支えるお役です。

右の股関節の手術をしたということは、それによってカルマが顕れ出て、カルマが果たされ、手術によって新しくされて、新たに生まれ変わる機会を与えられたことです。それまでのカルマが遂げられ、生まれ変わる機会でした。妻の方が右の股関節、夫のヨハネの方は左の股関節でカルマが顕れ出ていますが、それによって、足は自分が現実に立脚し、周りを支えるもので、股関節は胴体との継ぎ目であるため、そこに負担が掛かり、その今までのカルマや苦労が遂げられていくことが起きました。それによって金剛界の扉が開く方向に向かうことが叶うからです。

現実に起きる事は天のご計画に基づいて、順序だって、一つ一つの事が起きていきます。Aが起きたら次はBが起き、Bが遂げられたらCが起きる。Cが為されればDがやって来るといったように。このようにして神によって導き育てられ、一人一人も、グループや人類も、段階を上げて、育て導かれているのが現実の動きです。

【質問2】「南シナ海」のライフシールをお授けください。天皇皇后両陛下が太平洋戦争の慰霊のため、昨年はパラオを、今年はフィリピンを訪問なさいました。南シナ海に残されたカルマが果たされ、清まり、美しい自然が保たれ、人々の癒しの場として役目を果たし続ける事が出来るように。各国の利害関係が解消されて行き、平和の場となりますように。神さまのご加護、お導き、お力添えを何卒よろしくお願い申し上げます。

【ソース】ライフシールの真ん中には、世界地図のように、南シナ海の領海が見えます。南シナ海の光景のことです。その光景の下には次のように記されています。「南シナ海のカルマが成就し、平和が訪れますように」

ライフシールの向かって右側には、南シナ海の東側の地域や国々が見えます。その光景の下には、「東方のカルマが成就し、平和が訪れますように」、そのように記されています。

ライフシールの左側には、南シナ海の西の地域の光景が見えます。その光景の下には次のように記されています。「西方のカルマが成就し、平和が訪れますように」一つのカルマが成就すると、カルマが解消するだけでなく、グレードアップした、新しい、尊いものが実現してくるのです。ただ古いものが終わったということではないのです。死に続く復活、新生です。

ライフシールの下の位置には、南シナ海の南方の地域と国々が見えます。その光景の下には次のように記されています。「南方のカルマが成就し、平和が訪れますように」

ライフシールの上の位置には、南シナ海の北方の地域と国々が見えます。その光景の下には次のように記されています。「北方のカルマも成就し、平和が訪れますように」

ライフシールは円の形をしています。ライフシール全体が地球の光景を成しています。主に海の水を表す青となっているのです。輪郭は特にありません。ライフシールのテーマは、「南シナ海ならびにそれに関連する地域と国々の癒しと平安、調和、共存」。

天皇陛下はたまたま天皇陛下になるのではありません。現実に起きる事には、意味と理由と目的、また根拠があります。この現代において、日本の天皇陛下になるような魂が自ずと天皇陛下になられるのです。そのような立場とお役を神から授けられると、そのお役を通して、一個人の域を脱し、日本の国と民族のカルマを背負い、それを遂げさせるような事のために、自ずと動かされるようになります。もはや一人間ではなく、国の魂と繋がった、大きな場所的存在となって動きます。

そのため、日本の作ってきたカルマが天皇陛下に集約して現れ、ある時は犠牲になって、日本の国を支え、日本と他の国々や民族とのカルマが成就する方向でお祈りしたり、いろいろ縁(ゆかり)の所を巡らせられるようになるのです。国と国との交渉とか、接待とか、全てに意味と理由と目的があります。国のために動かされますが、ただ日本の国の為だけでなく、世界に平和が訪れる方向で、日本と他の国々との媒体として使われていくのです。天皇というお役を授かることで、国や世界の為にそのように使われ、動かされているのです。日本や日本に関連するカルマが身に現れ、犠牲に遭われることもあり、しかし、それで国のカルマが一つずつ解消し、日本と他の国々の間に良好な関係がもたらされていきます。

カルマは何も個人のものだけに限りません。家系や家族のカルマ、地域のカルマ、国や民族のカルマ、広くは地球のカルマ、人類のカルマなどがあります。例えば、イエス・キリストはユダヤのカルマを身に受けて犠牲になられ、それによってユダヤのカルマが成就しました。イエス・キリストが十字架で犠牲になられたことで、イスラエルのカルマが遂げられ、広くは、人類のカルマもキリストが磔に遭うことで遂げられ、それによって人類を支え、導くことができたのです。国にも会社にも、グループにもカルマと役目があります。

【質問3】「台湾」のライフシールをお授けください。5/20、新総統に蔡英文女史が就任します。台湾が神さまの御心に適った役割を、中国との関係をも含めて、果して行けますよう、お守り、お導き、お力添え賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

【ソース】ライフシールの真ん中には、台湾の国土の光景が見えます。その下には、「台湾にも平安がありますように」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの向かって右側には、台湾のこれまでの歴史を表す書物、アカシックレコードが見えます。その光景の下には、「台湾のカルマの書」、そのような言葉が見えます。

ライフシールの左の位置には、中国本土が見えます。その光景の下には「一つの民族、ONEの実現を願う」、そのようなメッセージが見えます。 

ライフシールの下の位置には、台湾に関わる御霊達が見えます。霊界の霊達です。また、国の魂が元に感じられます。その光景の下には、次のように記されています。「台湾の霊界と顕界に進化と調和がもたらされ、台湾にもONEが実現しますように」

ライフシールの上の位置には日本が見えます。日本列島です。日本の国の魂も感じられます。その光景の下には次のように記されています。「日本と台湾の協調と共存」

ライフシールは円の形をしています。背景色はグリーンです。平和と調和と癒しの色です。自然の色でもあります。輪郭は特にありません。ライフシールのテーマは「台湾の平安とONEの実現」。

物事には法則が働いています。外界は内界の顕れです。その時点に応じたものに、自ずと現状はなります。それは個人においてばかりでなく、広い範囲においても同様です。その時、その時、国のトップにどういう人が就くかは偶然ではなく、その時点の国の有り様に応じた人が就くようになるのです。一番の元で、国の魂がそれを動かします。台湾にも根源神さまの御心が現れ、地球全体の平和と調和のためになって行けますように。
 
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
<了>

2016年2月11日

キリスト教とイスラム教の対立が解消し、世界がONEになりますように

2015.11.27 パーソナル・リーディング No.14489

【質問1】神様、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。ヨーロッパでは「イスラム国」の脅威が及んでいます。キリスト教とイスラム教の対立が解消し、世界がONEになりますよう、お祈り申し上げます。テロリストにならざるを得なかった若者達も犠牲になられた人々も皆救われますようお祈り申し上げます。「イスラム国」が神さまのみ心に適う方向へ向かって行けますよう、「イスラム国のライフシール」をお授けください。これまでの暴力をどうかお許し頂き、世界の中で良好な存在へと変わって行けますよう、お祈り申し上げます。

【ソース】ライフシールの真ん中には、砂漠が見えます。その光景の下には「地球は色々 住む人々も様々」、そのようなメッセージが見えます。 ライフシールの向かって右側には、イスラム教の寺院、モスクが見えます。その中で礼拝している人たちも見えます。その光景の下には「健全なイスラム教徒たちの信仰と生き方」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの左の位置には、それとは対照的に、武装してテロの為に戦おうとしている人たちの光景が見えます。その光景の下には「癒されぬ想いを抱くイスラム教徒達の考えと生き方」、そのようなメッセージが見えます。ライフシールの下の位置には、青い地球が見えます。その光景の下には「地球をひとつの国として治める日を願う」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの上の位置には、神様の世界、天国が見えます。その光景の下には「天にある如く地上においても平安がありますように」、その様なメッセージが見えます。ライフシールの上と下とで黙示録に出てくる新天と新地を表します。たとえ現状は以上のようなイメージとはほど遠く、厳しい情勢であるにしてもイスラム国の背後におられる根本の神様がこの様なイメージを願い、その方向でイスラム国をも収め、忍耐強く育て導かれることが願いとしてこのライフシールに込められています。

つまり現状のイスラム国の有り様をただ描写するライフシールではこの世的ではあっても、天的な、神様からのものとはなりえません。それゆえ元におられる神様の視点から捉えられた理想的な見取り図がこの様に与えられました。

ライフシールは円の形をしています。背景色は青です。輪郭の色はイエローです。ライフシールのテーマは「イスラム国を通して世界が見える。神の国実現へ向けて歩み続ける」。

【質問2】貧困が犯罪を招く一因だと思います。日本の若者の貧困、子供の貧困、虐待に胸が痛みます。根底にある問題が解決されないまま、18才に選挙権が引き下げられます。平和国家としての日本が神さまのみ心に適う政治の下、世界の模範となりますよう、お祈り申し上げます。時代と共に変わる倫理観ではなく「神の真理」が人々に伝わって行き、ONEの世界が実現致しますようお祈り申し上げます。

【ソース】いつの時代、どこにおいても理想と現実との狭間で、人々は神によって愛の下、試され鍛えられ育て導かれつつあります。たとえ現状が厳しく理想からほど遠かろうとも、理想を諦めず、現状にがっかりせず、判断して厳しく裁かず、信頼と尊重のもと、誠心誠意いつでも目の前の事に取り組んでいくことが、人間に求められるあり方です。

それぞれの国や民族や宗教にカルマがあります。個人個人にもカルマがあります。土地や場所にもカルマがあります。カルマは、もともと人間の未熟さと無知や癒されぬ想いから生じたものです。一人ひとりが自分が作ったカルマを通して神に育て導かれつつあるのが現実の動きです。一つ一つ経ながら育て導かれ、カルマが解消して、それに応じて現実も良くなっていったり、問題も解決したり、良いことが実現していったりします。

理想は目標となるべきものです。その対極に厳しい現状というものがあります。例えば貧困もそのひとつです。衣食住が足りてこそ余裕ができて礼節を知り、きちんと生きられるのが人間です。衣食住の中でも「食」が生きる上で最も欠かせません。戦争のほとんどが食料を求めての動きです。領土問題もそれに関連しています。

一方、人間には心や魂もあるため、肉体に属するもののことだけでなく心や魂にある生きがいとか、意味とか愛、神様とか真実など、そういった目に見えない世界に関わることも、人間にとっては欠かせません。そこが普通の動物との違いです。それによって成長し、目覚め、たとえ「食」が足りなくても争わず、かえって足りなくても人に施し、他の人を妬まず恨まず、許し、意味や愛によって生きることができるものを人間は持っています。

それゆえ主は「人はパンのみによりて生きるにあらず。神のお言葉一言一言で生きるのである」と言われたのです。食べ物をはじめとする物的なものを提供し、保障してあげる。あるいは医療や福祉なども充実させ、提供してあげたり、保障してあげる。そういった現実の実際的な面と共に心や魂に属することも人間には必要で重要です。いわゆる物心両面の保障と豊かさがあってこそ人間らしく生きられます。その両方で見ていくことが必要です。

人類の歴史を見てみると、物のほうに重点が置かれていた時代や場所と、心や魂のほうに重点が置かれていた時代や場所とがそれぞれありました。心や魂などの目に見えないほうに重きが置かれているというのは、宗教であるとか、信仰であるとか、文化であるとか、愛に関すること、あるいは生きがいとか、平和とか、喜びに関わることです。一方、物のほうというのは実際的な物理的側面です。世間的一般的なほうです。修業と成長というのはある意味で物の領域を断念することでカルマを清算し、成長を促し、心や魂や愛や命に関するほうに重きを置いて生きられる在り様に、自分を作り上げる努力の営みです。

食べ物などに関して、できるだけ制度など社会政策や政治などを通して対応することはもちろん必要ですが、それと共に魂の教育や霊的成長や目覚めということがことのほか重要です。その両方がうまく行われてこそ犯罪もなくなり、偏りのない生き方ができます。こうして世界に平和が訪れます。

それを聖書の最後の黙示録では新天新地と表現しています。新しい天というのは、理想的な新しい目に見えない世界のことです。信仰とか愛とか命に関わるほうです。一方新地というのは、新しい政治というか、この世の営みとか生活のことです。食べる物とかいろんな物、あるいは自然、そういったものが保障され、偏りなく、世界中のそれぞれの人が最低限生活が保障される、医療や福祉も保障される、そういったあり方です。物と心、あるいは肉体と精神、新しい地と新しい天、新天新地、それが実現してこそ神の国が訪れます。この世ばかりでなく霊界も清まり、成長し、整う。霊界も癒される事。霊界もこの世も整い、霊界とこの世が調和し、それによってこの地上にも神の国が実現します。

しかしこのようなことは、キリスト教をはじめ、多くの宗教ではまだよくわかっていません。あの世との関連でこの世があるのですから、あの世も癒され、あの世の霊達も成長してこそ、この地上にも平和が訪れるのです。社会政策などの実際的な面と共に、ARIで行われている様な魂の教育や目覚めということが、今後重要になってくることでしょう。それぞれの人が、以上の方向で出来る事を果たしていきましょう。自分の置かれた状況で、世界平和が訪れるために役立つことを行うこと。自分の心の中で浮かぶことや感じることを行動に移していくことです。塵も積もれば山となります。一人ひとりが諦めず、世界平和に向けて身の回りでできることから行うことが基本です。

神様を尊び、神様を信じ、愛し、神様に全てをお委ねするのです。全託です。「全てが神様のお心の通りになりますように、どうぞ良きにお計らいください。私たちを通しても神の御業が行われ、地上に神の国が実現しますように。その一助、また一部となれれば幸いです」。そのような祈りと共に、神様を信じて、神様に全てを委ね、任せきった人生を送ります。

そして置かれた状況で、その祈りの方向で自分ができることはきちんきちんと果たしていくことです。自分が行うことを通して神の御業が現れ、地上に神の国が実現する一助となれるように生きるのです。そうすると生まれてきた目的が神様のお心に沿って滞りなく遂げられ、天寿を全うしてあの世に還れます。そのように生きましょう。それが自分を裏切らない生き方です。

そのように生きれば神様にも天使達にも喜ばれ、またご先祖さん達にも喜んで迎え入れられ、「よくやってきました、ご苦労さんでした。あなたが一生懸命地上で働きを為してくれたおかげで、神の国が実現する助けになりました。つきましてはあなたのためにより良いおもてなしをして、あなたにふさわしい霊界の場所をしつらえておきます。どうぞこちらにいらしてください」。そのようにあの世で喜んで迎え入れられ、「よくやってきましたね、助かりました」と喜ばれます。そのように生きましょう。

そのように生きないと自分自身不安や焦りや後悔の念、自責の念に襲われ、あの世に還った時も、「あなたは一体何をやっていたんですか、困ったものです」ということであの世で反省させられ、責任を果たすべく時期が来たらまたこの世に転生することになります。

自分の気持ちに素直に正直に生きることです。幼子の如く。こういうことが一人ひとりに求められることです。自分の気持ちや知っていることに正直に生きることで不安も恐れも焦りもなく、充分するべきことを果たしてあの世に還れます。「良い人生だった。ありがたかった。幸せだった。悔いはない。やれるだけはやった」。その様な思いを持ってあの世に還れます。何がどうあってもそのことを諦めず、目指し続けて生きましょう。自分が、神の国が実現する為に何ができるかをよく見て、日々行っていくのです。

【質問3】「シリア」のライフシールをお授けください。シリアが神さまのみ心に適う国家として安定し、難民となられている方々、また厳しい情況の中で暮らさざるを得ない方々に平和と平安をお与えくださいますようお祈り申し上げます。常に神と共に、主と共にあるように。神のみ心の通りになるように。全き服従を持って生きることが出来るように。アーメン。

【ソース】ライフシールの真ん中にはシリアの国の形が見えます。世界地図のようにです。その下には「愛される国を目指すシリア」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの向かって右側には普通に、より良く生きているシリアの国民の人たちの姿が見えます。「平和を望むシリアの国民」、そのようなメッセージが見えます。ライフシールの左の位置には、武装して戦っている人達の姿が見えます。その光景の下には「出来事メッセージ 国と民族のカルマを解消し、産みの苦しみを経て前進する」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールの下の位置には、平和の記念碑が見えます。その下には「世界平和の礎」、そのようなメッセージが見えます。ライフシールの上の位置には太陽の様な輝きが見えます。根源の神様を表します。その光景の下には「理想を諦めず、希望を持って助け合い、平和を創造する」、そのようなメッセージが見えます。

ライフシールは、正方形の形をしています。背景色は、グレーです。輪郭の色は赤茶色です。ライフシールのテーマは「世界の学び 世界へのメッセージ」。あらゆる宗教宗派の元におられ、それぞれの宗教を超えた中立の根源神が見守り愛し、偏りなくお手入れを下し、日夜育て導いてくださっておいでです。このようなONEの精神の下、世界に平和が訪れる方向でこれからも見守り、祈り、各自出来ることを行っていきましょう。
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
<了>

2016年1月8日

相次ぐ天災、人災の意味について

2015.10.1 リサーチ・リーディング No.14427 

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。9月11日前後の大雨により「関東、東北豪雨水害」が起きました。東日本大震災から4年半後、同地域での水害です。神さまからのメッセージをお話しください。

【ソース】9月11日と言えば、東日本大震災の3月11日のちょうど、半年後です。1年の中での対極に位置しています。そして、9月11日は、アメリカ同時多発テロの起きた日です。アメリカ同時多発テロ以来、9月11日と一年の対極を成す、3月11日の東日本大震災に見舞われたことから明らかなように、地球も人類も不安定で災害を招きやすいものが、まだとどまっています。そうすると原因がある所や弱点のある所に、それらの日の前後、災害が起きやすいという事があります。

東日本大震災と今回の関東東北豪雨水害とは、直接の関連はありませんが、全く無関係だという事はなく、東日本大震災以降、関東から東北にかけての地域は、まだまだ癒されないものが留まっていて不安定な為、物理的に弱い箇所に水害があったのです。東日本大震災においては、仙台の辺りを中心として、岩手から宮城の海岸に大津波がありました。地震による倒壊と共に大津波の被害が甚大(じんだい)でした。

更に、福島第一原発が古くて脆(もろ)くなっていた為、地震と津波に耐えきれず、原発が爆発して、放射能汚染が福島を中心に広がってしまいました。地震は、土地に関する事。大地の地です。水害は水に関する事。福島第一原発の爆発は火に関する事。このように土と水と火、これらの要素が全て、自然災害として引き起こされ、それが人災に及びました。更に風に乗って放射能が運ばれたという意味では風の要素も関わっていました。

最近では、地震が活動期に入り、御岳山や箱根の山、そして九州熊本の阿蘇山、鹿児島の桜島などで火山の噴火が起きています。自然の要素自体は人間に必要で、特に水と火がなければ、生命は生きていけません。その意味では日本は自然に恵まれた住みやすい国です。しかし、いったん水や火がバランスを崩すと、本来恩恵をもたらすはずの自然の要素が脅威(きょうい)となります。

今、自然が、人類の影響で均衡(きんこう)を崩していて、おかしくなっているのです。その為、本来ありがたいはずの水や火が水害をもたらしたり、火山の噴火や原発の爆発による放射能汚染、また、大地に関しては、地震などを招いています。いつでも弱い所や純粋な所に被害が出るのです。それは、ちょうど、いじめにも似ています。純粋でデリケートなところに被害が及ぶのです。 悪い人や悪い所に被害が及ぶと言うよりも、純粋で弱いところに及ぶのです。 

例えば、純朴な東北に被害が及びました。東京は、良くも悪くもエネルギーが強い為、今のところ災害を受けていないのです。もちろん、東京には良いエネルギーも集まっています。しかし、悪いエネルギーもいっぱいあって、ただ、かろうじて均衡を保ってはいます。やはり、日本の文化の中心なので、神さまが日本の為に色々問題があっても、東京を今のところ守ってくださっているのです。

そうすると、ちょうど穴場のような弱くてデリケートな所に被害が出るのです。それが、今回の場合は特に、茨城の南西部、常総(じょうそう)の所でした。常総の辺りは、かつて平将門が城を築いたり、親鸞が盛んに伝道した辺りでした。それだけ、土地的に歴史があり、刺激が来やすい所でした。数年前には常総の近くの筑波で、日本では珍しく竜巻に見舞われ、被害に遭いました。自然の土地等の構造と人間の想念や問題となる行いによって、カルマ的に好ましくないものが溜まるのとで、自然の影響と人間の影響が、混じり合って思わぬ事が起きるのです。どうしても東京中心に動いている為、その周辺のウィークポイントで何かが起きやすくなっています。

衣川沿いにおいて日本の歴史上、何度か水害がありました。それが多少止まっていて、今回の大きな被害を招いたという事はありました。しかし、それだけが原因だと言うより、もっと現代の東京を中心とした文明のあり方や人間の想念などが影響を及ぼしました。単に川沿いの一部が、もろくて決壊してしまった、破れて水が溢れ出した、そのようにだけ物理的に説明する事で片付けられないものがあります。

日本は今、東京を中心に安保法案法が成立し、原発も再稼働し始め、東京オリンピックに向けて、この世的には前向きに、推進されつつあります。もちろん、東京オリンピックが悪いという事はなく、国際的な平和のスポーツ祭典なのですが、あまりに人間中心で自然を軽んじたり、人間の想念に問題があるとアンバランスをきたし思わぬ事を招きます。

一人一人が、自分の身の回りで出来る事をしていく事が基本です。たとえ微力でも、一人一人が心のあり方、また生活の仕方などで自然を大切にし、自然と調和した、人間としての理想的なONEのあり方を心掛け、そして、人々に対しても、霊たちに対しても、自然の命に対しても、思いやりを持ってよく祈り、せめて自分の周りは、より良いものをもたらすように心掛けていきましょう。

【質問2】福島第一原発の凍土壁(とうどへき)工事が上手く行かないのですが、どのように対処すれば良いのかをお話しください。

【ソース】そもそも原発を作って稼働させてきて、原発に頼りすぎている文明を作り上げたこと自体が間違いであり、無理があったのです。それ故、いったん破損して爆発して、その後の処理という事で、どうしても難しく無理があるのです。凍土壁の工事が難航している事一つをとってみても、いかに原発が自然になじまず、危険であり、今後、原発に頼る文明がいけないかを知らされているのです。

起きる事は警告であり、メッセージです。本当の事に気づかせ改めさせる為に、また、これまでのカルマを清算させる為に事が起きます。しかし、現代の日本人は、起きた事が天からのメッセージだという捉え方が全くないので、単に物理的な次元でのみ原因を究明し、物理的に対処して済ませようとします。対処が甘ければ更に、科学技術を発達させて、科学技術で対抗するかのように対処する事を考えるのみです。もちろん物理的なところに原因があれば、物理的に工夫し、今後、似たような災害が引き起こされないように対策を講(こう)ずるのは当然の事です。しかし、それだけで片付けられない何かがあるという事に気付かねばなりません。その為に、このようなリーディングも行われているのです。

どうしても人間には出来ない事や、かなわない事があります。また、人間がしてはならない事もあります。例えば、原発を作ったり再稼動させたりする事です。元々プルトニウムなどの元素は、なかったのです。人間が新たに作り出した物です。そしていったん作り出し使うようになると、原発の耐久期間が済んで原発を閉じても、プルトニウムは残り、地球に全く優しくなく、プルトニウムは二万年以上地球に残り、地球の異物として地球という生命体に危害を及ぼし続けます。そういう物を作ってはならないのです。もっと地球と調和した文明を作り上げましょう。

文明が全面的に否定されるという事では無いのです。科学技術もあってよいのです。原始社会に戻らなければならないという事ではありません。ただ自然と調和し、自然に優しい科学技術を作って生きていくようにしなければなりません。人間が欲望に支配されるあり方から、霊的に成長する事。欲望や感情を治める事が霊的成長です。それによって贅沢とか、食欲で余計に求めるとか、そういうあり方から脱却出来ます。科学技術を発達させ続けるよりも、一人一人の人間の霊的成長こそが必要なのです。

そうしないと、世界の人口が増え続け、いずれ食料不足で食料の取り合いになり、核兵器や水爆が使われる事がないとは言えません。その時までに、人間がもっと霊的成長を遂げておくべきです。日本も何でも食べたい物が食べられるのは、今の期間だけです。もっと世界的な広い視野で日本人は考えていかねばなりません。

それで凍土壁への対策法という事ですが、忍耐強く対応していくしかありません。時間をかけて様子を見ながら、周りとの交渉も重ねつつ工夫して行っていけば、どうにか完成出来る事でしょう。

【質問3】アラブ諸国からの難民が主にドイツを目指して、ヨーロッパに流入しています。キリスト教、イスラム教、ナチスドイツ、ユダヤ人…ONEに向かうためのカルマの清算が必要なのかと思いますが、それぞれが他の文化、思想、宗教を尊重し棲(す)み分けながら生きて、成り立って行けますよう願います。今、起きている事の意味をお話しください。

【ソース】かつて聖徳太子が唱え、現代においてはARIにおいて唱えているONEという事が、いずれ世界に必要になってきます。ARIはその先駆けになっており、小さなモデルです。それを諦めたり、過小評価してはなりません。宇宙創造神の御心がONEです。ONEの世界をもたらす事が神の国の実現です。その為には、時間も手間もかかります。それ故、忍耐が必要になってきます。また、小さな実行の積み重ねが必要になってきます。また、信仰や知恵も必要になってきます。それで初めて達成される事です。

70億人が生きているのです。そして、いろんな考え方のいろんな人達が住んでいます。それ故、ONEの世界が実現する為には、5年や10年では、とても足りません。日本だけを平和に治めるのですら手間取っているのですから、世界に色んな考え方や主義の人がいる、また、カルマもある、そのような世界の状況を見れば、 50年100年200年位、あとかかる事は覚悟の上で、今、身の回りから気付いた人が少しずつ行ったり、お祈りをしていく事です。そういう小さな行いの積み重ねが大事です。

根本のところで宇宙創造神さまが、その事を願い、お定めになっているのですから、これから100年200年、或いは200年以上かけて、少しずつONEの世界がもたらされる事を信じて、その方向で各自、出来る事を少しずつ行い、その中で一人一人が霊的成長を遂げていく事が肝要です。

世界の民族や地域には、それぞれカルマがあります。個人にカルマがあるように、民族や国や地域や土地にもカルマがあります。ドイツにも特殊なものがあります。ナチスドイツが、かつてありましたし、東ドイツと西ドイツに分かれていた期間もありました。その為、今でも潜在的に難しいものが、はらんでいます。ロシアも同様です。ただ、バランスをとるかのように、霊的で優れたものもドイツやロシアには、ありました。ちょうどバランスをとるように、問題の部分があれば、純粋で優れたものもあるのです。

問題があるという事は好ましくありませんが、しかし、この世は色々問題がある事が多いので、問題がある土地に問題がある事が起きて、それを受容出来るというメリットは、あります。純粋で、つけ入る隙がない事は尊い事ですが、その分、問題がはらんだものを受け入れて、救済するという事は起きません。そのような意味で、ドイツには問題が含まれているので、問題のある事を受容する、それを受け入れる余地があるので、ドイツに向けて多くの難民が、押し寄せてきているのです。アメリカ合衆国なども良いところと問題のところを併せ持っていて、良いところや優れたところだけではないので、色々なものをはらんでいて、それだけ色々問題なものを受容する、受け入れる余地があるわけです。

日本は、それなりにこぢんまりまとまっているので、あまり異質のものを受け入れる余地はありません。その為、あまり外国の人が日本に移り住んでくるという事を起こさないのです。守られていると言えば守られてはいるのですが、異質なものは日本には入りにくいのです。ドイツはその点、自分の所に潜在的に問題があるので、問題があるものを受け入れられるのです。そういうものを感じた人達がドイツにやってきます。

ONEの国を、つまり地球社会を実現させる事が、宇宙創造神の御心です。それ故、今は世界中に問題があって、ONEの世界には程遠いにしても、これから色々危険なところを通り抜けて100年200年、或いは、それ以上かけて、ONEの世界が実現する事でしょう。ARIARIは、その小さな礎石(そせき)となっています。ARIだけということでは無いのですが、確かにARIはそのような拠点であり、モデルとなっていく事でしょう。

【質問4】阿蘇山が噴火しました。12月に熊本クリスマス会が開催されます。伊香保巡礼が終わり、その後の噴火、そして、クリスマス会。これらの関連についてお話しください。ARIの今後をお守りお導きお力添えくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。常に神と共に主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従を持って生きる事が出来るように。アーメン。

【ソース】ARIは物理的にはとても小さな所で、この世的には微力ですが、霊的には大きく、とても重要な所です。その為、表面的に見ると全く取るに足らず、社会的影響はゼロに等しく見えますが、ヨハネ個人やARIというグループが日本や世界と関連して進んでおり、良い影響を及ぼし、導きつつあるのです。根本の神さまがヨハネやARIを通して働かれ、神の国を実現させる方向で働き掛けておられます。その為、表面的に見ると全く取るに足らず、大きな所とは無関係に見えるヨハネ個人やARIの活動が、実は日本や世界の動きにも影響を及ぼし、関連し合って進んでいるのです。

このような事がわかるとヨハネの黙示録がわかります。何故なら今から2千年ほど前、ヨハネ個人とヨハネのグループが、当時のローマ帝国や世界と関連しながら大きな所に影響を及ぼし、導きつつあったからです。普通に見ると当時においても、ヨハネ個人とヨハネのグループは、無に等しく、全く取るに足りない、微々たる存在と働きでした。その為、ヨハネの黙示録で書いたような事は取るに足らず、誇大妄想的なものに見なされていました。でも霊的真相はそうではなく、やはりヨハネ個人やヨハネのグループの動きが、ローマ帝国、更には当時の世界と関連し、それらを導き、あるいは浄化し、ヨハネ個人と世界の動きが関連しながら連動して進んでいたのです。それがヨハネの黙示録です。

それと同じように、現在のARIの活動やヨハネリーディングが、日本や世界を導き、大きな規模の所とつながって進んでいるのです。その為、熊本クリスマス会に向けて熊本の土地も目覚め始め阿蘇山が噴火しているのです。ヨハネの前世の啓示は、アクナテンから始まり、徳富蘆花(とくとみろか)で完了しました。ほぼ、時代順に沿って前世が明かされてきました。それは現代のヨハネの黙示録です。それ故、蘆花が明かされたというにとどまらず、締めくくりとして最後の直前の前世が明かされ、それをおさめ、完結させるような動きが伊香保巡礼から熊本クリスマス会に向けてあるのです。その為、伊香保と熊本クリスマス会の間で阿蘇山が噴火し、そして最初のアクナテン啓示に関わった山川ご夫妻とのイベントも行われる運びとなったのです。

霊的世界と現実世界は関連して動いていきます。その具体的な例です。このような神のお導きを理解し、それに従い、祈りながら応じて、各自するべき事を誠心誠意果たしていきましょう。
リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
〈了〉