2013年4月11日

山並みが連なっているところは、それだけパワーが集中しているところなのです。


2011.8.7 パーソナル・リーディング No.12410

【質問1】今回、長野に集まった仲間たちには、どのような意味があり、この場にご縁を頂いたのでしょうか。前世ではどのようなご縁があったのでしょうか。今日を含め、御嶽山でも公開リーディングが行われました。長野県在住の参加者が少ない中、なぜ長野で公開リーディングが行われるのでしょうか。長野県車山という土地を神様が選ばれた霊的意味、公開リーディングが行われる目的、今後の展望をお教えください。

【ソース】地球は一つの生命体です。地球という生命体の体は、物理的な地球そのものです。その地球の中でも、細かく分けて見ていくことができます。その一つに日本列島があります。日本列島も一つの形をした体です。物理的なものはすべて魂が宿っていて、生きています。

まず魂があって、その魂が物理的な形を魂に応じて創り出すのです。広くは、神様が霊的世界を創られ、霊的世界のイメージが物理的な宇宙になったのです。そのように何でも、まず魂という隠れた世界の生きた存在があり、その魂がそれに見合う物理的な形を取って表れ、その物理的な体に魂が宿るのです。物理的な体を見れば、その元にある魂の性質や目的や願いや特徴が自ずと推し量られるわけです。

日本列島を見た場合も、日本の国の魂がまず神様によって創られ、その日本の魂が、それに応じた日本列島を創り出しているのです。そのため、体としての日本列島を見れば、その元にある日本の国の魂が推し量られます。日本列島自体、人体のような形をとっています。これを見ても、日本列島が一つの独立した魂を持つことがわかります。

その中ほどの中部地域は山が多く、森林が密集しています。当然気に満ち溢れていて、いわゆるマイナスイオンがたくさん創られています。それによって日本列島が生きていられて、元気でいられるのです。自然の体としての日本列島の中部地域が、日本の生命の根源です。パワフルです。そのためにたくさんの気を創り出し、清らかな気が日本に息吹を吹き込んでいるのです。山並みが連なっているところは、それだけパワーが集中しているところなのです。

昔から、それを感じ取っている日本人たちは、御嶽山を始めとする中部地域に登り、山の気を頂き、そこに住む人間もまた、国の魂のパワーを授けられていました。山岳信仰、のちには修験道が盛んになった所以です。太平洋岸には、富士山がそびえ立っています。雄大で、男性的にも見えるし、女性的にも見えます。魂には女性も男性もありませんが、その特性からして、どちらかが前面に出ることもあります。富士山の場合は、その眺める角度によって、女性の富士山、また別の角度からは男性の富士山が拝めます。

人体で当てはめれば、マニピューラ・チャクラやアナハタ・チャクラというとても重要で、その生命体を維持し、生命力を創り出し、体全体にめぐらす機能を与えられているところです。当然、チャクラなので、生命が湧き出ずる、そのために火山が噴火したり、湧き水があったり、清らかな川が流れていたりします。大地は生きていて、心が宿っているのです。それを感じ取った日本人たちは、昔から中部地域の山に詣で、その気を頂いてきました。

元々そのように、日本では中部地域にパワーが集まっていて、山岳信仰があったのですが、時代が西から東へと移り、京都を中心とした藤原の時代、平安時代を境に、東国の関東に武家政権が創られました。その頃はまだ始まったばかりで、依然として西に文化の中心はありました。それでも少しずつ少しずつ東国が開拓され、鎌倉幕府から室町時代、戦国時代、そして江戸時代と、東国が開拓され、次第に東が優勢になってきました。

西と東の勢力関係の最初の転換となったのが、鎌倉時代の承久の乱です。それによって、東の武士が勝利し、力を持ち始めました。江戸時代から明治維新を迎え、皇室まで京都から東京に移ってきたのです。これによって、完全に東中心の日本が創られました。西から東に移った発端となった鎌倉幕府では、背後の山を大切にし、鶴岡八幡宮を自分たちの守り神として崇めました。懐深く背景に山を頂き、東国の文化は着実に伸びていき、ついには天皇まで東に引き寄せたのです。

鎌倉時代以降、東京を中心とした文化が創られるようになった現代に至るまで、東国の文化の奥の宮は長野にありました。鎌倉時代以降、室町時代でも、江戸時代でも、明治時代以降の現代においてさえ、東京を中心とした金剛界の文明の奥の宮として、山梨から長野にかけての山岳地帯は、とても大切なパワーの源であり、背後で守る力です。

昔から日本では、森や山に神や精霊が宿ると言われています。それはちょうど、北欧のアイルランドやスコットランドにおいて、ケルトの文化で森に妖精が宿り、不思議な生き物たちが集っていることと共通しています。白馬や不思議な一角獣、ユニコーンなども生息しています。

この車山は、近くに白樺湖があります。川や湖や湧き水のあるところは重要であり、それらが地形的な徴となっています。白樺湖と言われるくらいですから、その周囲には白樺の樹がたくさんあります。それはホワイトブラザーフッドの白い御光に共鳴し合う相性の良い磁場です。冬には白銀の世界になります。なだらかなスロープは、イスラエルのガリラヤ湖畔の周囲の、主が山上の垂訓を話され、5000人分のパンと魚を増殖した奇跡を行った場にも似ています。

ARIにおいて、ギザ・イスラエルツアーに赴いた際も、最もARIと相性が良く、景観が素晴らしかったのは、ガリラヤ湖畔でした。そのイスラエルの、主が最も愛し、奇跡を多数起こされたガリラヤ湖畔に、この車山周辺は、その波動やロケーションが似ています。そのため自ずと、あなた方の理想のイメージが、この場を現実化させたのです。

前世との関わりで具体的に見るならば、インドの前世において、あなた方の多くが共に修行のために自然の中で集い、ヨーガの瞑想や心の修練に励んでいました。心が現実に投影して、現実を創っているという唯識のユガ行に、あなた方の多くが取り組んでいたという前世のルーツが、あなた方の中に見出せます。

また、イスラエル統一王国時代、ダビデの家族として、またダビデの友として、山や森を移動し、谷間の滝のあるところでキャンプを設けて、そこで食事をし合い、そしてまた移動したり、国のために体制を創ることに共に取り組んでいた前世もありました。共に移動しながらキャンプを設けて野営し、食事を共にし、パンを分け合っていました。

またスペインにおいて、慎ましやかな修道院の中、共にひっそりと神を想い、心を見つめ、整えることに取り組んでもいました。また鎌倉時代、親鸞の一行が新潟から現在の茨城へと向かう途中、長野を通り、長野が気に入って、土地の人たちと共に自然の中でお祈りをし、念仏を唱えたこともありました。

また一部、あなた方の中には、古代のエジプトにおいてONEを学び、一つなる真理を自然の中で、太陽の恵みを頂いて取り組んでいたこともありました。そのような背景があって、今世で理想と目的を再び自覚し、時期が来て、似たような景観と波動の気の清らかな生命に満ち溢れるこの白樺湖畔の高原に集められたのです。

ここは、東京を中心とする現代の日本の文明の奥の宮に相当します。ここに退き、ここの日本の根源のパワー、しかも清らかなパワーを頂いて、天なる天津神とホワイトブラザーフッドの白い御光を授かりつつ、自分たちの思いを確認し、温め合っているところです。これを携えて、現代の文明のそれぞれの地にまた帰っていき、ONEの命と愛の教えを、自分のおるべきところで、それぞれが発揮していくことが願われています。

【質問2】昔、日本の国の穢(けが)れから、大雨が降り続き、人々の言葉が乱れた時、イザナギノミコトとイザナミノミコトが人々の罪、穢れから助け出す言霊「アワ歌」を与えられたと聞いています。この物語は真実ですか。もし真実ならば、言霊の系譜を引く私たちは、この「アワ歌」を現代にどのように活用できるでしょうか。

【ソース】昔から人間の特徴として、神が人間に言葉を授けたということがあります。動物と人との違いは、言葉を持っているかどうかにあるのです。言葉は命であり、祈るために言葉を授けられたといっても良いほどです。また、人間同士も言葉によってコミュニケーションがなされます。言葉はとても重要であり、人間の特徴なのです。言葉が乱れることは、人間の尊厳に支障を来たしていることを表しています。言葉を大切にする人は人間性を保つのです。

聖書にも、バベルの塔を高く造り過ぎたため、神が喜ばれず、その塔を壊し、言葉が乱れて、人々のコミュニケーションがなされなくなった話が残されています。現代の日本において、東京の下町の墨田区にスカイツリーを建てている最中に東日本大震災が起き、国が乱れ始めています。その象徴が、東京の永田町の政治の政党争いに見られています。

世界中にさまざまな人種や民族がいますが、特に言葉において重要なのは、昔ならイスラエルのヘブライ語、インドのサンスクリット語、ヨーロッパのラテン語、そして日本の言霊の宿るひらがなです。それぞれの民族性に応じた言葉を与えられました。特に、神に通ずる愛と真実の言葉として、へブル語やサンスクリット語や日本のひらがながあります。それが神の民です。心が乱れると生活が乱れ、それが言葉の乱れともなって表れます。

「アワ歌」がそのまま、イザナギ、イザナミノミコトの時代の事実を表すものではなくても、その精神は「アワ歌」の中に反映しています。日本は方言が多いのも特徴です。それぞれの土地の魂の特徴を、その土地の方言は表しています。それだけ日本には、デリケートで多様な精神が織り込まれているのです。

「アワ歌」は一種の方言であり、素朴なある民たちの一団が「アワ歌」を神様から授かり、イザナギ、イザナミノミコトの時代の罪穢れを祓い清める精神を、その独特のニュアンスの言い回しを通して、初めて表現しています。方言は、その土地の魂をそのまま表しているものです。「アワ歌」は、その土地の精神性が最も言葉の乱れを正す、素朴な日本の精神性を留めているのです。そのため、その土地の魂に同化し、なり切って唱えましょう。

現代語訳すると、元の意味とニュアンスとずれてしまうものです。例えば、英語を日本語に完全に置き換えることは不可能です。意味はほぼ伝えられても、元のニュアンスは、その民族性や民族の魂と深く結び付いているからです。神道において、なぜ昔ながらの言い回しを使うかというと、それが神との通信においてフィットするからです。祓詞や大祓にそれが典型的に見られます。そして神様のお名前は、神様のニュアンスや特性、願いや目的を留めています。

【質問3】8月6日といえば、広島の原爆を思い出します。この日に車山に集まることは、神様からのお示しだと感じています。静岡に位置する富士山の裾野のように広がりを意味し、長野県車山に集結する必要性があったことは、まさに金剛界の目標でもある広がりが富士山から始まるように思え、そのことを祈願したく思います。富士山の魂と命が喜びに満ちるためには、どのように祈願すれば良いでしょうか。具体的にお教えください。

【ソース】日本の神話に出てくる高天原が実際はどこにあったのか、学説では幾つかあって、未だに決着がついていません。九州の宮崎の辺りだとか、奈良の辺りにあるとか、山梨から長野にかけてのところにあるとか、中には東北にあるという説も出てくるほどです。ちょうどノアの洪水があったところやエデンの園が物理的にどこにあったかと調べていることに似ています。

物理的に調べることにも多少意味がありますが、もっと重要で本質的なことは、霊的世界と物理世界との対応が見られ、ちょうどフラクタル性の理論で説いているように、一つのものをたくさんコピーして、あちこちにそれが投影するような、あるいは反射板を使って、同じ太陽をあちこちに映し出すように現実は創られています。華厳経で述べていることです。たくさんの網の目の網を繋ぐ玉と玉が反射し合い、それぞれを映しとっているという表現が見られます。そのため自ずと日本にも、何ヶ所かに高天原、あるいは高天原的なものが出現しているのです。

一つに決着をつける必要はありません。九州には九州のための高天原が、近畿には近畿のための、そして東国には東国のための高天原があるのです。特に東国中心の日本の文明になってからは、長野の高天原、あるいは山梨の辺りに奥の宮があり、確かに東国の高天原がそこにはあるのです。

それならその場を大切にし、そこで自分を取り戻し、活性化させましょう。いいも悪いも、ともかくも、現代の日本では、東京中心の文明になっており、それを活性化させ、正すためにも、東京の奥の宮であり、富士山の奥にも位置するこの地に集まり、日本の国のため、さらには世界のために、この高天原でホワイトブラザーフッドの祈りを唱えることで、富士山という日本のパワーも和らぎ、日本の国の土地が全体として整ったり、活性化してきます。

川が多い日本列島です。それぞれの川は人体にたとえれば経絡であり、血液を始めとする体液が循環するところなのです。その源に還って祈ることで、日本の地理的中心の心臓部に位置する富士山も喜ばれます。

「高天原に神留(かむづま)り坐(ま)す 皇親(すめらがむつ)神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)の命以(みことも)ちて 皇御祖(すめみおや)・・・」と唱えると、それは九州の高天原ばかりでなく、現代の中心である東京の奥の宮で、日本全体を活性化し、生命の流れが川となって日本中を流れます。ダビデの歌にもヨハネの黙示録にも、そしてアダムとエバのエデンの園にも、川が流れていました。そこに清らかな実がなっているのです。

【質問4】この公開リーディング参加者の共通のライフシールをお教えください。

【ソース】ライフシールの真ん中には、エデンの園が見えます。それは人類の原点になっています。アダムとエバがそこで幸せに暮らしています。

ライフシールの向かって右側には、東国の高天原、日本の高天原が見えます。この長野の地です。

ライフシールの真ん中のエデンの園の下には、「人類の故郷」と記されています。

ライフシールの右側の東国の高天原の下には、「関東の奥の宮」と記されています。

ライフシールの左の位置には、近畿の奈良にある高天原が見えます。「西の奥の宮」、そのように記されています。

ライフシールの下の位置には、日本列島が見えます。特に淡路島の辺りが目立ちます。その下には「日本の親、イザナギ、イザナミノミコト」、そのように記されています。日本の神話では、神様がオノコロ棒をかき混ぜたら、そしてそれを垂らしたら、最初に淡路島が創られたと出ています。

ライフシールの上の位置には、ケルトの土地が見えます。妖精やユニコーン、一角獣など、翼をはやした白い馬が飛んでいます。ガゼルなどの生き物もいます。そして、上のほうには北斗七星が柄杓型をして見えます。その下には「北方の地を仰いで」、そのような言葉が見えます。

ライフシールは円の形をしています。背景色は紫色です。輪郭の色は白銀色です。ライフシールのテーマは、「聖なる大地、自然の妖精たち、自然と人間のハーモニー、交響」。
                   リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
                   <了>