2012年3月7日

親鸞との縁が深い人でした。

12392 2011.7.29

【質問1】私の前世をお知らせください。


【ソース】今世に大きな影響を及ぼしている前世としては、鎌倉時代初期の日本の前世と、イスラエル統一王国時代の前世です。他には古代エジプトのアクナテンからツタンカーメンにかけての時代と、ローマ帝国の前世があります。


他にはスペインの前世やインドの前世、そして古い時代としてはレムリアの前世、アトランティスの前世などがありました。典型的なARIのグループソウルの一体なので新年会の色紙のメッセージでも、親鸞との前世での深いご縁に関するお言葉が、あなたのところに届けられました。


鎌倉時代の日本の前世に関して見るならば・・・親鸞が京都で使命を開始し、注目され始めて、権威筋から危険視され、僧籍を剥奪されて流罪に遭いました。しかしそれをきっかけに家庭を持つようになり、親鸞独自の生き方やあり方ができてきました。そして貴族出身の彼に庶民的な面が身についてきて、教えが深まり、より多くの人達のための教えになっていきました。


そのように庶民と親しい関係を結べるように導かれ、越後で罪の許しの連絡が入り、しかし京都には戻らず、そのまま少し越後に留まって、今後の行く末を考え、結局は鎌倉幕府が東国(とうごく)にできていて、東国の方に新しい可能性とやりがいを感じ、また縁故も多少あったことも手伝って、関東へと親鸞の家族や周りの者たちは旅立ちました。


現在の茨城の中部から南部にかけての地域に拠点を置き、鎌倉幕府を見据えながら、鎌倉幕府とも多少交流しつつ、しかし完全にその傘下に入る事はせずに、関東で布教や伝道に励みました。その際、静岡も親鸞の伝道の範囲の中に含まれていました。北は福島の辺りまで、北西部は群馬の辺りまで、そして南西においては静岡まで範囲に含まれていました。南東部は千葉まで含まれていました。


つまり親鸞は、ただ茨城を去って京都に帰る途中、静岡に少しだけ立ち寄ったということではなく、20年ほど関東に滞在していた間、静岡にも頻繁に行って、静岡でも教えを説いていたということがありました。その土地や人とのご縁によって、生まれ変わった現在においても、ARIでは静岡が盛んなのです。


あなたも当時、静岡に住んでいました。静岡市という意味ではなく、静岡県のことです。当時、関東から静岡にかけての地域で、日本全体として有名で優れた僧侶が教えを説いていることは珍しかったのです。まったくいなかったわけではありません。親鸞の先輩には鎌倉幕府が重用(ちょうよう)した栄西(えいさい)がいましたし、親鸞の後には日蓮(にちれん)が登場しました。


また一遍上人も教えを説きに入って来ました。それでも日本全体として有名な法然上人の直弟子であり、比叡山で20年も修業と研鑽(けんさん)を積んだ弟子としての親鸞が、関東ばかりでなく、静岡にまで行き来して頻繁に足を運んでいることは珍しく、静岡では話題になっていました。


そして人間的にも親しみを覚える存在でした。気さくで優しく庶民的な面も身につけていました。そのためあなた方は安心し、親しみと尊敬の念を覚え、お念仏の信仰についていろいろ尋ね、生きる指針も与えられました。特にあなたはその当時、家族ぐるみで親鸞を家に泊めたり、お招きして教えを受けて、生きる指針にしていました。


昔は歩くことが主でした。飛行機も新幹線もない時代です。馬に乗ることもありましたが、多くの場合は徒歩で移動し、ある程度歩いては茶屋で一休みし、また途中のお弟子や知り合いの所に仮に泊めてもらって、翌朝また移動しました。そのようにして静岡にも行き来して、宿泊しながら滞在し、あなた方は迎え入れて、ある程度の期間とある程度の回数、親鸞との交流がありました。


そのようにして、家族ぐるみで親鸞聖人をお招きして、家族同然の関係になっていたのです。「中央の京都からやってきた偉いお坊さんで、なかなか会えない人物だ」とあなた方は捉えていました。それでも気さくで朗らかで優しい人物なので、安心して教えを受けることができました。そのように当時、確かなつながりが出来たので、今世でもそれが続いているのです。そのような特別親密で個人的な関係が、家族ぐるみで親鸞聖人との間に出来ていて、あなたもその教えを張り合いにして、張り切って生きていました。


当時もあなたは生き物たちが好きで、生き物たちと共に暮らしていたのです。昔は動物たちとは家族であり、一緒に暮らしていた人達が今よりずっと多かったのです。その当時の名残りや親しみが今でもあなたは仕事になっているのです。次第に日本も人間中心になり原発事故も引き起こされて、また自然に根ざした、自然を大切にする価値認識や生き方に、日本は正されようとしているのです。


当時あなたはしっかり者でした。責任感もあり、教えを真剣に受け止め、周りの為にも引き受けられる人間になりたいと望んで、頑張って生きていたのです。そして親鸞から頂いた教えを支えや指針にしていたのです。このようなことがあったので、今年の新年会で親鸞とのご縁があったことが、色紙のメッセージにより示されたのです。


そのような背景が当時あったので、生まれ変わった現在でも、自ずと家族ぐるみの学びになっていて、他人事とは思えず、親しみや尊敬の念が湧いたり、また何度もリーディングを受けて、自分の仕事や生きる指針にするようになっているのです。


イスラエル統一王国時代の前世も、今のあり方と深く関連しています。当時イスラエルにおいても、動物たちは家族であり大切な存在でした。動物の種類は変わってきています。時代や地域によって。


今は、人間の身近にいる生き物は犬と猫が多いですが、時代や場所が変われば、馬であったり、牛であったり、ロバであったり、羊であったり、山羊(やぎ)であったり、或いはライオンであったり、熊であったりなどと、変わってきています。しかし人間以外の生き物との関わりで、家族のように密接に共に暮らして可愛がり、気持ちを交流するということには変わりはないので、生まれ変わっても時代状況に応じた生き物との交流が再開する、再び始まるのです。


またイスラエル統一王国時代、つまりサウル王からダビデ王、そしてソロモン王にかけての時代が統一王国時代ですが、あなたは王宮にいました。ダビデ家の一員でした。大きな家族だったのです。そのため、今でも他人のようには思えず、家族として親近感や尊敬の念を覚えられる個人的な存在になっているのです。他人だとか、先生の一人として形式的に教えを受けるだけだとか、それを超えた、もっと家族的な親近感があります。


先生であり、同時に家族でもあるのです。そのように身近な存在としていつも見ていたので、その分、自分でも頑張らないといけないと感じていたし、また引け目を感じたり、また大勢周りにいましたから、お互いに競(せ)り合うような面があって、人間関係は複雑でした。


家族と言っても、今のような日本の核家族の小さく単純な家庭ではなく、複雑で入り組んだ大所帯だったので、お互い同士の関係も難しいものがありました。家族同士でも仲の良い身近な存在もいれば、難しく複雑な家族もいました。兄弟姉妹にしても腹違いであったり、ライバル的であったり、恋敵であったり、或いは仕事上で多少敵対し合っていたり、いろいろ問題がありました。


大勢の一人として自分のポジションを確立したい、そして認められたい、活躍したい、国の為になりたい。そのような願いを抱いて、あなたは難しく複雑な人間関係の中でなんとか生きていこうと、時に深刻に悩み、時に真剣に挑み、一生懸命に生きていたのです。王宮に家族の一人としていた、と言えば聞こえはいいですが、実際は複雑で難しい状況の中に置かれていたということです。それで今でも他の人や、自分の所で勤めてくれているスタッフなどにも、何か必要以上に意識してしまい、時には妬みの気持ちや焦りの気持ちが湧いてきてしまうのです。


また、あなたがまだ30歳と若く、自分に充分な余裕がないことにもよります。周りの人達やスタッフと比べても年齢は同じくらいで、それでいて経営者でもあるのでその分難しいのです。年齢が同じくらいだとお互いの気持ちがわかり、心が通いやすいけれども、その一方ではお互い意識して競り合うような、自分が上だとか、いや自分は下だとか、そういうものが心理的に働きやすいのです。


あなた自身もまだ成長途上で、確立したと言っても、まだまだこれから自分も仕事も変わっていく可能性を秘めているので、まだ自分でも焦りがあったり不安定な部分があるのです。人間としても、仕事としても、これからも伸びていくし、変わっていくということは楽しみであり可能性だけれども、一方、それは不安定ということでもあるのです。


安定して落ち着くというのは良いことだけれども、伸びが止まるということでもあるのです。そのように、まだあなた自身としても、仕事の方としても、一応確立したといってもまだまだこれからですから、その分、不安定で不透明なのです。伸びるということは、まだ柔らかいということです。その分、不安定になりやすいのです。あなたが40、50になれば、落ち着いて確立し余裕が出てくるので、あまり周りを気にかけたり、意識したり、嫉妬したりすることは減っていきます。しかしその分、伸びは止まります。確立して形になったら。人間としても、仕事としても。


そのことに気づければ、まだ自分としても、仕事としても、途中であり伸びる可能性があるし、自分も伸びたいので不安定になりやすく、また周りのことも気になったり意識するんだなとわかってきて、気持ちが落ち着いて納得し、現状を受け入れられるようになります。今の自分の状態でありながら、その状態から離れて、それを見ていられる自分が自分の中に出来てきます。こうして自分に気づいているだけでもだいぶ違うし、楽になってくるのです。


また他の前世として、具体的なところはよくまだつかめませんが、あなたが男性だった時もありました。男性だった時の前世であなたはパワフルで負けず嫌いでした。周りを治め、自分が思うように行い活躍したい、そして周りから認められたい、そのような思いをもって仕事をしていました。


そのような前世もあったので、今世においても経営者であったり、活躍したり、名が知られている男性に憧れたり、自分もその様になりたいと思うのです。今でもあなたの中に男性的な面があるのです。つまり今、自分の立場が経営者であるというだけで、男性の経営者を意識したり憧れるのでなく、自分自身も男性だった時があるからなのです。


インドの前世では、真剣でまじめな人でした。人生や仕事や人間関係について真剣に考える人でした。まじめで一途な人だったのです。またインドの特徴として、精神的・霊的なことが一般的に認められ、尊ばれているものがインドにはあるので、インドの前世において、霊的なことや命に関することを当然のことのように受け入れ、それを大切にしたり感ずる心がインドの前世で養われました。


そのため今でもあなたにとっては霊的なことや愛のこと、命のこと、心のこと、そして生き方について学ぶことなどは当然のことになっているのです。ONEという認識についても、それはイスラエルからのものであり、同時にインド的な発想でもあるのです。ONEということは。インドでは梵我一如(ぼんがいちじょ)などと言います。ブラフマンという絶対者と、自分の中の本質であるアートマンがひとつになるということです。


そして心の現れとして周りを見ることも、仏教の唯識(ゆいしき)であなたが知らされたことです。またインドの前世でも、生き物たちと一緒に暮らしていて、輪廻転生は当たり前のように認められている中であなたは生きていたのです。


古い前世ではレムリア大陸に生きていました。あなたは頑張り屋の努力家でした。責任感が強くまじめでした。自分で納得いくまで行う気質でした。今でもそのように行うので自ずと経営者になりたいし、そしてなれたのです。


以上が、最近のあなたがいろいろ思ったり感ずることの背景であり、また、今後役立つ情報です。これを基に、さらに励んでいってください。
リーディングを終了します。
(ありがとうございます。)〈了〉