2011年3月10日

私たち二人が、今世において夫婦となった意味は?

2007.10.15 リーディングNo.10182

【質問1私の前世と霊界での様子、魂の傾向をお教えください。

ソース魂の傾向としては、心が広く、様々な概念や考え方を自分の中に宿している人です。異なった考え方や見地が、自分の中にあって、それをそのまま共存する意識の広がりをもっています。それが外にも投影し、それぞれの人の考えや互いの違い、それらをそのまま認識し受け入れて、共存できる優れた点を持っている人です。
 
いろんな異なった人と交流し、お友達になることができる人です。自分独自のものもありますが、互いの違いを楽しむことすらする人です。互いの違いをそれぞれ知って、それをユニークさと捉え、楽しんだり活かしたりしながら生まれ変わってきました。
 
主な前世を見てみると、イスラエルのサウルからダビデにかけての時代に生きていました。穏やかで心が和む人でした。神を賛美したり、楽器で神をたたえたりすることに関わっていました。そのような行事や催し物が楽しみでした。宗教上のお祭りのことです。宗教儀礼です。あなたは、言わば後続部隊として控えていました。今でも控え目なところがあるのはそのためです。人を立てて優先させるところがあったのです。しかし、必要で求められれば、積極的に快く応じ、神を賛美したり、たたえるために、楽器の音を鳴らし仲間たちと共に、それを行うことを喜びとしていました。
当時多くの人たちとの出会いや、関わりがありました。その中で心を豊かにし、それぞれの人から学ぶことがあることを知りました。あなたの方からも他の人たちに、自分が与えられるものを出していくことがなされました。しかし、どちらかというと控え目で、話なら聞き役に回ったり、また他の人の役目を優先して、席を譲ったりする人でした。他の人が演奏しているときも、それを聴いて楽しむ心の余裕や配慮がありました。
 
紀元1世紀のローマ帝国にも生きていました。イタリアからギリシャにかけての地域に生きていました。好奇心が旺盛な人でした。人の話を聞いたり本を読んだり、家族や友人と交流して、様々な学びを行ったりしていました。物静かな人でしたが、行動としては、消極的ではありませんでした。どんどん前に出る人ではなかったのですが、好奇心が旺盛でしたから、「できるだけ知りたい、体験したい」という思いがありました。自ずと物知りになり、新しい知識や物珍しい事には目がなく、幅広い知識を持つようになりました。心を感ずる人でした。特に音楽と文学が好きになりました。
家族を大切にしていました。友人もたくさんいました。内と外とのバランスが取れているほうの人でした。しかし、少し考えすぎるときもありました。そのような時は迷ってしまい、どうしていいかわからなくなって、次第に焦りました。また、人間関係で気兼ねをするところもありました。
日本の鎌倉時代前半期にも生きていました。現在と同じく大阪に生きていました。精神性を持った人で、神社やお寺に惹かれました。また、大阪・奈良・京都・兵庫などの文化的な味わいに、とても強く惹かれる人でした。人間の生活や文化、更に歴史などに多大の関心を寄せて、注目したり味わう人でした。人間について、深く感じたり思う人でした。思索好きな人でもありました。

16世紀後半のスペインに生きていました。陽気で明るい面と、考え込んで引っ込み思案で、恥ずかしがりの面とを備えていました。それで、あなたの周りの人があなたに気遣いました。その時によって、様子が変わったからです。しかし、周りの気遣い人のことを、今度はあなたが気遣うことがしばしばありました。それでも、歌や楽器に合わせて陽気に踊ったり、明るく振舞ったり、チャーミングな面も持っていました。民俗音楽が好きでした。以上があなたの主だった前世です。
霊界にいたときは、思索好きでした。霊界で考えたり、真実を追究したり、周りの様子を観察して、興味を持って過ごしました。また、様々な存在と交流し、親睦を深めました。冒険好きで茶目っけもあり、あの世で生き生きして、他の霊たちを和ませたり、一方悩みを聞いて、心を感じて受け止めてあげたりしました。霊界ではそれほど困ることは少なく、柔軟で、自分が置かれた環境に適合し、調和していた場合がほとんどでした。
生命については、関心が深く、あの世でじっと思いを凝らしたり、また高位の存在方にも目を向け、心を打たれたり感銘を受けたりしました。また、あなた自身それを見習い、他の霊たちに対して、良い影響を及ぼすように、工夫したり、配慮するようになりました。比較的穏やかで、楽しくあの世で生活していました。

【質問2私の夫M.K1952年1月〇〇日生)は、家庭生活において、とても協力的で、また10月の講演会にも参加してくれることとなり、とてもうれしく、また大変感謝いたしております。私たち二人が今世において夫婦となった意味、またこれから夫婦としてやっていく上での使命、留意点をお教えください。

【ソース前世で何度か緊密な間柄の人でした。夫婦であったときもあるし、友人だったときもありました。また、様々な学びの体験の仲間の一人だったときもありました。お互いに束縛し合うことは少なく、変幻自在に互いの良さを引き出し活かし合いながら、思い思いに展開してきた関係でした。
二人とも周りの環境が水なら、水の中を泳ぐ魚のような感じだったのです。二人とも周りをすいすい泳ぎながら、時々落ち合って交流したり、情報交換をしたり、仲間として組んで、いろんな事を行ったりしてきました。互いの特徴や良さを知って配慮し、それ以上束縛したり規定はしませんでした。今でもそのような互いの尊重や信頼、自由を認める面が特徴として出ています。あなた方夫婦は、周りに対して、お互いに信頼し、尊重し、活かし合う関係の中に、人間関係の理想があることを、身をもって示していく使命があるのです。
夫婦は格別な関係です。と同時に、夫婦としてだけ完結して閉じてしまうよりも、夫婦は言わば人間関係のモデルであるべきなのです。夫婦はもとは他人です。血縁者ではありません。恋人であったり友人です。その二人が、どんな身内や血縁者よりも、緊密になるのが夫婦の特徴です。血縁者でない者と、身内以上に緊密になり、そこから新しい家庭が生じます。それでいて、身内のように拘束したり、批判し合うことなく、どこかいつまでも友達で、気さくな間柄で、楽しんで過ごし合うことが、夫婦なら可能です。
あなた方夫婦は、その事を身をもって周りに示してきました。これからも、それを示していくことでしょう。それが夫婦を楽しむということになります。楽しむということは、人生において、大切なことです。そこに配慮と愛があるからです。また、根底に信頼が、そして相互尊重があることでしょう。あなた方は、互いに相手を立てながら、しかも対等であり、平等と自由の精神を出してきました。それを自然にさりげなくやってのけてきています。それが、ますます円滑になされるようにするのが留意点です。
人間的な意地とか、自分を抑圧したり、自分の気持ちを自分の中で伏せることなどをしないことで、ますます一つの生命と一つの生命とが、いかに自由自在に、伸びやかに関われるかということを示していくのです。前世のときは、互いに自由すぎて、少し離れ気味だったときがありました。一方近づきすぎて、意地の張り合いになったり、少し背を向けて、一緒にいたこともありました。二人とも気さくでユーモアがあり、軽快な感じのところがありました。
ご主人は、前世で気まぐれだったり、放浪癖もありました。考え方も目まぐるしく変わったり、相手に合わせすぎて、自分は何でもいいというところもありました。一方あなたは、懐疑心が強すぎたり、迷いすぎたり、考えすぎたことがありました。また自分をなくしすぎて、周りの波に翻弄(ほんろう)され、自分を失いかけたときも、あなたはありました。
そのような時、互いに遭遇し、何か自分の弱点を相手の中に見て、自分の課題を見せ付けられる思いをしたことが、何度かありました。相手を指摘しながら、「それは自分の弱点だ」と何か途中で気づいて、相手を指摘しているのですが、途中で気がとがめて、やめてしまうこともしばしばありました。それでも深刻になることはほとんどなく、自由でさっぱりしていました。そして、相手を配慮し活かすすべを心得ていたのです。そのように付かず離れずの間柄で、生まれ変わってきた関係なのです。
これからも、今世の後半から来世に向けて、ますます同じ水の中を泳ぎ合う魚同士のように、言わば水を得た魚として、生き生きと楽しく泳ぎまわって、互いに認め合い、必要なときに合流し、また気持ちと情報を交換し、確認し合いながら進んでいくことでしょう。
その時その時、いい意味で自分に自信を持ち、直観力を働かせてください。考えてしまうと、止まってしまい迷いが生じて、どうしていいかますますわからなくなってしまいます。それよりも、上手に意識の転換を図りながら、体全体で勘を働かせることです。あなた方は、それが得意な方です。それによって、難なく困難を打破し、やすやすと乗り切っていけます。人生は、喜びの体験であることを周りに身をもって示していく夫婦です。問題を深刻化して固めると、本当に問題となってしまい、乗り切るのが困難になって、苦しみが生じます。そのようにしてしまう人たちが、多いのです。
ご主人は、前世から楽天家で無邪気です。あなたは一方、好奇心が旺盛で思索好きです。相性はかなり良い方です。対照的な面もありますが、根本の所は、互いに似ています。生命の伸びやかさや豊かさと、人生を楽しむことを、そして芸術や自然を愛する心を、あなた方ペアは周りに示していくことでしょう。

【質問3私は、現在主婦として家族の世話、家事など目の前の事をこなして行く毎日です。それが自分のお役目であり、自分に合っているとわかっていますが、どうしても「自分は何をやっても中途半端だ。このままではいけない・・・」と、いつもあせりを感じてしまいます。どうすれば、心安らかに喜びを持って、日々の生活を過ごすことができるのでしょうか。お教えください。

【ソースあなたの傾向の中には、人生のそれぞれをそれぞれなりに認め受け入れ、体験することを楽しめる面と、もう一つは考えすぎてわからなくなり、迷いのふちに陥ってしまい、少々焦りが出てしまう面との両方があります。周りに対して気さくで朗らかですが、相手の心を感じ取る感性が備わっており、相手の気持ちを優先しすぎる傾向が見られます。好奇心が旺盛で、なぞ解きが好きです。
前世でも、哲学や文芸や芸術などをとても愛好して、取り組み続けていた人です。生きる上での知恵に、前世でとても惹かれたのが特徴です。人生の知恵とか、なぞ解きには目がありませんでした。そして、物珍しいことに惹かれる傾向がありました。真に人生を楽しむすべを心得ていた人だったのです。
でも自分では、あまりそうは思えず、自分の実感としては、あまり余裕がなかったためか、自分の中ではそわそわしたり、焦りがあったり、よくわからなくなってしまいました。これもそう思えるし、あれもそう思えるし、それぞれいいと思う。どこかお人好しで、周りに振り回されやすい傾向があったのです。最後は決めなければならなくなって、頑固で気難しい人になり、強引に何かを一つ選び取って決めるときがありました。
いろいろな事に興味を持って取り組んできましたが、一方素直で忠実な面もあり、一つの事をずっと忠義に行って、献身し続けてもきました。人の悩みとか気がかりに、引き寄せられる人で、前世から何かと、もめ事や相談事にのることが多く、その時にウィットや知恵が、働く人になりました。そのような経験を積み重ねてきた中で、成熟した知恵や落ち着きも備えてきたのです。そして、周りの人たちの心を受け止め、示唆を与えるにまでなりました。
あなたは前世からの経験により、哲学者であり、知恵者であり、相談相手なのです。その意味でコーチングは、あなたにたいそう適していて、他者のお役に立つ道です。あなたは人の心を感じ取る、感受性を豊かに備えているのです。ただ前世で、自分を抑えすぎたことはありました。また他の人の事では、洞察力が働くのに、自分の事では迷いやすい傾向が、一部見受けられます。本当は、人生やその時その時の事を楽しんでいるのに、これでいいんだろうかと、どこかで思ってもしまう人なのです。
あなたは、あまり考えない方がよさそうです。考えると迷いのふちに、はまり込みやすいのです。あなたは、勘も働く方なのですから、もっと自分の事に関して、毅然(きぜん)とする面も必要でしょう。そして、途中経過は必要で、それ自体が人生であり、一つ一つが他と比べられない価値があると見るのです。そうすると、焦りから解放されます。あなたは、どこかで引け目を感じる、素直さや純情さも備えています。
前世でお人好しだったり、それが行過ぎて強情っ張りになって、気難しがりになったりもしました。自分の捉え方やとる態度が、一貫することが難しく、段々自分でわからなくなって焦りが生じたのです。今世では、その時その時のあり方で良しと捉えてください。そして一つ一つを踏まえて、次どうするかを自分を落ち着かせて、感じながら見ていくのです。
人生は波乗りだと捉えてください。海岸でサーファーになったつもりで、波が押し寄せてくるのを楽しむのです。波とは、もちろん人生の試練や困難のことです。大きな波だと、足元をすくわれて倒れ、下手をすると溺れ死ぬこともありえます。しかし、波乗りは波が来るからできるし、面白いし、サーファーとして熟達もするのです。人間として成長するということです。試練を通して、進歩するという意味です。波がこなければ安心し安定しますが、面白くないし、波乗りは成り立ちません。
人生は挑むためにあります。挑むことは、一般に苦難と捉えられます。しかし、苦難がないのが楽しみとか安らぎで、苦難がないのだけを良しとして、それを望んでいる人にとって人生は、苦痛になることでしょう。苦難と安楽とを別の二者として区別しすぎないことです。むしろ苦難を楽しむぐらいになれば、人生の達人の域に達します。
あなたは、ある程度それができているのです。そして、その時その時の自分の心の状態や、物理的な行い方を理解し、認めてあげるのです。まずは認めてあげるのです。その上で、それを踏まえて、これからどうすると更に良くなるのかを余裕を持って検討して、次に臨めば良いのです。一つずつで十分です。小さな一つ一つでも着実であれば、うまく事は運びます。そして、完璧でなくていいと捉えください。成長途上の歩みが、人生だと見るのです。その時その時、行うことに価値があります。
あなたは他の人をも、自分をも楽しませるために生まれてきました。そこに、また味わいがあります。苦しんだりうまくいかなかったことがあるからこそ、味わいが出てきたり、成長もするのです。そして、それが充実感となります。あなたは人生について、深く思索を重ねてきました。それと共に、勘を働かせたり、神様に目を向けて、じっと感じ受け止めて過ごすひと時を持ちましょう。
そこで何かが、起きてきます。自分の中に、確かなものが、次第に感じられるようになってきます。一人で感じる一時と共に、周りの縁のある人と味わったり、感じ合う一時をも大切にしていけば、互いに配慮し、支え合っていることが、実感できることでしょう。それはあなたに、自分の価値を認識させることでしょう。
一人で解決させようとしたり、頑張らなくていいのです。人生は、共に歩む旅です。互いに支え合い、手を引っ張り合いながら、歩んでいくのが理想です。自分だけで抱え込まず、パートナーがいることを知ってください。互いに重荷を担ぎ合い、また他の人をもうまく巻き込みながら、人生を全うしてみましょう。
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)<>

アルコール依存症の父。今世、私はなぜ今の両親のもとに生まれて来たのか。

2002.09.01 リーディングNo.6621
【質問1】最近、少しずつ使命をやらせていただけるようになった気がしています。そんな折、私が何故、今世、両親の元に生まれたのかを捉え直したい気がしています。私の父はアルコール依存症で、私は子供の頃、父の無力感が怖かったのですが、一方で父を癒したい気持ちもありました。父、1930日生れ。母、1933日生れです。

【ソース】あなた自身は今生、その二人の娘としてこの世に生を享けました。系統としては、あなたはお母さんのほうの流れを受けています。もちろん、お父さんともご縁があって父と娘との関係で今生、親密なものを心の中に宿しているのが分かります。でも、強いて魂の流れということで系譜を見ますと、やはりあなたはお母さんのほうの魂に所属しています。その意味では何か女系性の中に一貫した固有の精神があるように見えます。

人、一人ひとりが家系の流れを縁として地上に転生し、その中でカルマを果たして成長し、人生の目的を遂げていくことを行ないます。元々、一つひとつの魂が生命としてあり、この世の物理的な流れでは家系というのが設けられていて、それを謂わば利用して一つひとつの魂が目的を遂げながら成長し、生命の源に還っていく道を辿っているのです。今の人たちは物理的に捉える感覚で、捉えられるところから入るので、あまり根底に流れるそのようなことに属することには感付いていません。物理的な事柄もそれなりに大事です。けれども、もっと本質に関わることを見ていきませんと、大事なものを見失い兼ねません。

あなたは段々、内側から目覚めてきています。それとまた、あなたの中には人をサポートしたり、勇気づけたり、思いやりを以て関わって、相手が成り立ったり、自分に目覚めて、いい形で自立したり出来るようにするものがあるのです。お母さんにもあります。それで、そのような人を夫として結ばれました。無論、人間関係は優劣ではなく、相補的です。したがって別の面を見れば、お父さんがお母さんのほうを助けたり、サポートしているものは当然あるのです。それらを充分尊重して、今は話の流れで質問に応じて、この観点から見ているのです。

あなたの中にはお母さんの中にあるのと同様、困っている人の為になってあげたり、特に精神面でなってあげたいというのがずっと受け継がれてきているのです。家系にはそのようなものが一部働いていることがよく見受けられます。あなたはそのような精神を持っていますので、あなた自身が結婚した相手の人も、それと似たようなものを持っている男性となります。

人は似たようなところで引き寄せ合うものです。課題にしても良さにしても似たようなところで引き寄せ合い、関わり合います。ある範囲の中でそれが起きます。その範囲を越えたり、それが果たされたりすると、人と人とは遠のいていくものです。でも身内の人は少なくとも一生涯はほぼ一緒です。それだけ近距離に居るのです。心理的にも。
 
人の為になってあげるという場合、物理的・肉体的な次元においてのものと、心理的・精神的な次元においてのものとに二大別できます。これはあくまで、便宜上です。強いて当て嵌めるならばご主人のほうは物理的・肉体的なところで人の為にサポートしてあげています。一方、妻であるあなたのほうは、より精神的・心理的な面が濃厚で、そちらに向かっています。それは夫婦で補い合い、バランスを取り合っているということなのです。お互いに学び合えるもの、そして補い合えるものがあるということです。あなたの夫婦関係はそのようです。

一方、あなたのご両親の夫婦関係は、もう少し偏ったものが感じられます。それは前世からのカルマを清算する為の目的があります。また、そのような下で娘として生まれてきたあなたは、それを見ながら育ち、考えさせられ、あなた自身の中に元々あった精神面に関して考え、心の面で人の役にたってあげたいというものが呼び覚まされていきました。

お父さんには精神的に弱いところがあります。やはり何かに依存しやすい質です。その一方にはもちろん、優れた面もあるわけですが、今は主に課題のところに焦点を当てて見ているだけです。さて、依存しやすい人の特徴は性格的に弱いというのと、自信が持てないということがあります。お父さんにはそれがあります。自分のオリジナリティがまだ確立していなかったり、押しが弱いところがあります。その意味では調和的だし、あまり我を押し出していく人ではありません。

頑固なところもあるのですが、あまりそれが積極的には出ていません。消極的、受け身的です。頑固で我が強い面、感情的な面もありますが、基本的には優しくて繊細です。行動面ではやや消極的です。現実への物理的適応が難しいところが見られます。あなたはそのようなお父さんの下で育ち、考えさせられました。一方、お母さんと娘のあなたとは積極的で活発です。行動的です。自信と確信もあるほうです。お父さんと同様、頑固なところがあなた方にもありますが、質がやや異なります。何より確信に立脚しているところがあります。

それで他の人たちに対しても各自が内なる信頼を回復し、いい意味で自分に立脚できるように導いてあげられるのです。お母さんは夫に対して、それをしたいと思って結婚しました。しかし、それが充分に成されたとは言い切れません。失敗とは言いません。でも充分には成されてきていないのは事実です。そしてその役目の継承は娘のあなたに与えられています。あなたはそれを薄々自分の奥深い意識で感付いているのです。

そして結婚し、子育てがほぼ一段落した暁には自分の重要な務めと役目であるそれに掛かろうと前々から心の中で決めていました。そしてようやくその段階に入ろうとしているのが現状です。あなたは自分でそれをほぼ自覚しています。そしてそのつもりでいます。

お父さんは前世で我が儘であったり、弱かったりした人で、器用で頭はいいのですが、あまり他の人と合わせながら現実面で仕事をこなしていくということは不得手な人でした。前世では計算をしたり、物を作る職人さんだったりした人です。主に技術面で貢献してきた人です。社会への適応力の面において、まだ習得するべきものが残されている人です。

でも人の性格には一長一短があり、一概に善いとか悪いとかは言い切れないものがあるのは神の恩寵です。例えばお父さんのように弱くて依存心が強い人というのは、つまりは優しい人だということなのです。そして繊細です。濃やかな配慮ができます。傷付きやすい質です。現実面において充分に自信を持ってハンドリングしていくことが難しいので、しかし元々の能力とか行ないたいこともあったので、それがなかなか叶わず、お酒のほうに向かってしまいました。

お父さんがお父さんとして、それなりに彼に相応しく成り立ち、ちゃんと根拠のある自信に立脚して、それなりに彼に相応しい幸せが感じられるように、そしていい意味で自分を是認できるように、あなたはこれから関わっていってあげます。課題があるという場合、客観的にある場合と、主観的なほうにだけ残されている場合とがあります。客観的に課題がある場合は、やはり反省して改めなければいけません。或いは果たさなければいけません。一方、主観的な面だけにある場合は、元々はもう問題ではないんだと本人が気付いて、それを赦し、受け入れ、納得するだけで解消する性質なものです。お父さんの場合はその両方に係っているようです。

前世からあなた方は何遍か親子の契りを結ばせていただいてきています。あなたの中にお父さんを通して優しさと繊細さとが引き継がれてきているのです。そしてお母さんから確固たる心を引き継いできています。もちろん、もっと奥深いレベルでは、あなたは自分のものを前世から引き継いできているということです。

【質問2】私は5年前より○○○○先生に師事してカウンセリングを学んでいます。○○先生の、話を聴く姿勢が素晴らしいと思い、私もそうなりたいと思ったからです。私と○○先生との関係を(過去世も含めて)お教えください。自分なりに何か深い因縁がある気がしています。○○先生は1930日生れです。

【ソース】彼は取り組みながら自分で先ず学ぶという人です。そして自分が体験を通して実感しながら学び取ったものを他の人たちにも伝え、分かち合いながら共有したいという先生です。あなたは自分の体験を通して、実感によって教訓が身になる人です。そのようですので、○○先生のようなタイプの人には惹かれ、よく理解できます。共感を覚えます。人によって大まかですがタイプというのがあります。杓子(しゃくし)定規にはいきませんが、何となく人にはそれぞれタイプがあるということです。

例えば頭人間は知識を大切にし、理解を重んじます。正しいか間違っているかに非常に敏感です。正しいことに価値を置き、正しいもの程優位に置きたがる傾向を持っています。一方、魂タイプの人間は思いやりなど愛に関して敏感です。それが感じられた時、そのような事柄や人物に対して価値を認めたがり、そうでない、それをあまり感じない出来事や人間に対しては、たとえ理解力がある知恵タイプの人に対しても評価を低くする傾向があります。
 
意思力の体人間のタイプは、どれだけ体験し、実績を社会で積んできたか、本人がどれだけのものを体験し、掴(つか)み取り、そして社会的に実績を実際に収めてきたかで量っていく傾向があります。あなたも○○先生も第三のカテゴリーに属します。そして二番目は魂に関わる愛に価値を置いています。

大体、一番目に挙げました頭人間タイプは技術型で器用で要領が良く、頭の回転の速い、そして理屈型の人が多いようです。しかし人は千人居れば千種類あり、いろいろなタイプになって細分化しているのは顔が皆違うのと同様です。それでも何となく傾向というのがあって、人は似たものに引き寄せられます。自分と似ていて、少し先を歩いている人に惹かれ、尊敬します。それが先生とする人です。理想的なのは更に自分たち、先生も自分自身も、そのようなタイプの中にありながらも、そのタイプに纏(まつ)わりやすい欠点や弱点をよく自覚し、弁え、それをある程度克服し、バランス化させることに成功してきている、そのような人を先達とするとよいのです。

○○先生はあなたにとってそのような人なのです。タイプが似ているのでよく分かるし、しかも自分がこれから直したり、克服したり、癒したりしなければいけないなあと自分の中に常々感じていることを完全にではないにせよ、かなりそれを行なってきて成功しつつある人です。それであなたは目標にでき、尊敬できます。人は先生のようになっていくのです。先生は物理的に目の前に神様によって置かれたモデルです。先生を通して人は自分を形成・確立し、生まれてきた目的を遂げていきます。先生とて一個の人間であることに変わりはありません。でもやはり今生なら今生の役柄というのがあり、それは演劇に近いものがあります。

人間は皆平等ですが、やはり役柄というのは軽んじられません。各々が、例えば先生と弟子、或いは生徒の関係の中で関わることでお互いに学び合えたり、果たせることがあることは確かです。あなたは尊敬できる人を先生として自分を備え、そして自分もある程度出来てきたならば、他の人たちの為になっていってあげたいという傾向が強い人です。その意味であなたは謙虚ですし、向上心が強いのです。あなたは先生、或いは先生的な人に惹かれる傾向があります。結婚した男性も、あなたにとってそのような人でした。但しそれと対照的な、お母さんとした人は、それが稀薄でした。そのように全体としてはあなたはバランスを取っているのです。

あなた自身の前世のルーツと今世の役目はやはり医療を中心に人の相談に乗ってあげて心身共に癒して、広い意味合いにおける健康を回復し、一人ひとりが自分を確立し、自信を持って人生を誠実に生きていけるように導いてあげることです。そして先生的な人、或いは文字通り先生に惹かれるところがあなたにはあります。あなたが医療関係でなかった時は、絵を描いていたり、多少お洒落に興味を持ったり、或いは家を綺麗に飾ることに興味を持っていたり、お料理を好んだり、歌やダンス、バレーなどを多少たしなんだりした人なのです。

○○先生との関わりで見るならば、あなたが前世でもやはり尊敬できた人です。あまり身内であったことは感じられません。ただの友達であったというのもほとんどありません。その意味では関係性が継承されてきている部分です。あまり○○先生の魂との関わりでは役柄の交替というのは見受けられず、むしろそれの継続になっています。中国の北方部からチベットにかけての地域で、古代のエジプトで、また南ヨーロッパで、そして日本の中世の時代など四回ほ程、ほぼ同じような関係性で今日に至っています。しかも行なわれていた内容もほぼ似通っています。今と同じような事柄に関してです。その意味で先生とあなたとの関係性は確立し、安定しています。あまり混乱がありません。

二人とも確固たる精神の持ち主で、自信もあります。しかしその分、バランスを取るかのように謙虚で、向上心が強いのも共通しています。自分を模範にしたい人です。そして他の人の為に自分の体験を分かち合いたい願いがあります。人は他の人を観察することによって学べるものが多いのです。先生に対してはそのように生徒や弟子が関わることが出来ます。

【質問3】二女、○○1987日生、中学3年)のライフシールを教えください。

【ソース】ライフシールの真ん中には脳が見えます。大脳です。しかし文字通りの脳のグロテスクなものではありません。もっと抽象化されたデザインになっています。特に脳の位置が左脳と右脳、そしてその下方には簡単ながら旧皮質、古皮質、脳幹に脊髄などが見えます。モデルとしての図になっています。これはあなたが脳と神経系で、それを通して人間の意識が働き、精神が自由になって飛翔して本来の生命に立ち返っていく道を歩むことを示しています。また、あなたの中にとりわけ左脳と右脳とを統合する道を歩むことの必要性を示しています。

すごく大雑把(おおざっぱ)に分かりやすく言うならば、左脳はデジタル脳、右脳はアナログ脳です。あなたの中にこの両面が働いています。これまた強いて当て嵌めるならばデジタルの面はお父さんから、アナログの面はお母さんから引き継いでいます。もちろん、もっと奥深いところでは、あなたは自分自身の前世を引き継いでいるわけです。更に大脳皮質よりもっと奥の起源の古い動物からの進化に対応する脳の部分を遡っていけばチャクラが出てきます。そしてあなたは意識の働きに興味を持つようになることでしょう。

先程あなたのお母さんと、そのお母さん、つまりあなたのお祖母さんとの継承についてお話しました。子供たちの中ではあなたがそれをお母さんから、また継承しているということが出来ます。子供たちにもいろいろあって、表面的・物理的には皆同様に子供たちなのですが、よく魂の流れや各々の系譜、前世の関係性などを見ていきますと、必ずしも皆一様ではないのです。それが自ずと特色としても現れてくるものです。〝学びの宝庫〟そのように記されています。

ライフシールの向かって右側には、井戸が見えます。地下水を汲み上げることが出来るところです。これは無論、譬えであり、地下水は潜在意識、更に深層意識から生命と知恵を汲み上げること、一つの表現としては無意識の意識下を表しています。〝深層意識を活用。可能性を開く〟そのように記されています。

ライフシールの左側には、鶏たちが数羽見えます。バタバタと羽をさせながら五羽、十羽、お互いに遊び合っています。〝社会からの学び〟そのように記されています。あなたはいずれ社会心理学に興味を持つのでしょう。あなたは集団心理などにも一部興味を持っていくようです。企業の研修などにも関わりたいと思うようになるのかも知れません。あなたは知恵と情報に惹かれるようになります。

ライフシールの下側には、道路が見えます。一本道です。しかしよく見ると一本道は主要道路で、そこから何本かあっちこっちから道が枝別れしているのが見えます。これはあなたの人生を象徴しています。あなたは分岐点で迷ったり、分からなくなったりする時もあるかも知れません。それでも自分に素直になれば立ち返ることが出来、左にも右にも逸(そ)れず、運命を全うできます。また一方、分岐線で選択に迷うことは良いことでもあります。それによって別の側面を知り、それを認め、受入れられるようになり、人間的に成長できるからです。確信を持つことと、他を理解し、思いやることとの両方が必要なのです。〝人生の歩み〟そのように記されています。

ライフシールの上側には、太陽が輝いています。〝温かな陽射しを受けて〟そのように記されています。無論、これは物理的な太陽そのものばかりでなく、また精神的な太陽とでも言うべき、生命の源を表しています。常にあなたの前には太陽が輝くのです。

ライフシールは円形です。輪郭は紫色です。背景色はイエローです。 ライフシールのテーマは〝総合、特色を生かす、調和、目覚め、赦し〟
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)了〉