2015年12月17日

「安全保障関連法案」この法律は必要なものなのでしょうか?

2015.8.11 リサーチ・リーディング No.14359  

【質問1】神さま、本日、長男、I.Rさん立ち合いの下、このリーディングを受けさせて頂くおめぐみを深く感謝申し上げます。第二次世界大戦が終わり70年が経ちました。日本は現在「安全保障関連法」が取り沙汰されています。総理談話も間もなく発表されます。国民は戦争への不安を抱いています。この法律は必要なものなのでしょうか?また日本国憲法は改憲されるのが神の御心に適うことでしょうか?「少子化」は神のご計画だと伺いました。「草食系」あるいは「絶食系」男子が増えていることの関連もお話しください。

【ソース】戦後66年の年回りに、東日本大震災に見舞われました。その頃から太平洋戦争のカルマが顕在化し、当時のいろいろな課題や残されたカルマが現れ出てきています。「66」という数は、黙示録にも出てくるように試練を表す数です。東日本大震災がなぜ起きたのか?それにはいくつかの理由がありました。

一つは、日本人が物の科学や俗世的なほうに向き過ぎていたため、日本人が魂を思い出し、平和と命を大切にする。また信仰や愛に基づく生き方に向かわせるためでした。また太平洋戦争のカルマが残っていて、そのカルマが現れ出て、当時の課題に直面し、それをクリアさせるためでもありました。

福島や東北地域という日本の一部の課題やカルマというより、日本民族と日本の国の持つカルマが、デリケートな東北地域に現れ出たのです。太平洋戦争のカルマには近隣諸国とのカルマも残されていました。北朝鮮、韓国、中国などとのカルマです。それも東日本大震災の頃から現れ出てきました。それにも日本は向き合うようになりました。そのような近隣諸国の脅威に対抗するためにも、日本は国を強くする積極的な方針を支持するようになりました。それが安倍政権を生み出したのです。こうして戦後70年を迎えました。

日本人の中には近隣諸国に負けない、それに対抗できる強い国を求める願いがあります。しかしそればかりでなく、やはり平和な日本、また安全な日本であり続けて欲しいという願いもあります。周りの国に押され気味で泣き寝入りをしないように、時には侵略されないようにということで、強気の安倍政権が高い支持率を集めてきていたのですが、日本人にはもう一方の安全で平和な国であって欲しい、という願いも生き続けています。それに対して安倍政権は無頓着で、強気の方向で暴走していこうとしています。それがために支持率を下げ始めているのです。

このように日本人の中には、ただ平和を求めるだけでは周りの国にやられてしまい、不利に陥って自分たちが負けてしまうのではないかという心配と、その一方でやはり日本は安全で、平和を象徴する国であり続けて欲しいという願いの両方が国民の中にあるのです。しかし安倍政権は、強い日本のほうだけを実現させようとしています。

近隣諸国のアジアばかりでなく、今、世界はナショナリズムが盛んになりつつあります。ロシアもその動きを表し始めています。中国はもちろんのこと、他の国々もナショナリズムが強まってきているご時勢です。それもあって日本もその流れに乗ろうとして、安倍政権が今、日本を動かすようになっているのです。しかしやはり日本人の中には、広島と長崎に投下された原爆から、痛みと悲しみを持って貴重な教訓を学び取り、平和の象徴としての国でありたいという願いも、忘れ去ったわけではありません。

加えて、試練を表す66年目に東日本大震災によって、地震の揺れと津波と原発の破損による爆発によって、結果としてふたたび被曝してしまいました。日本が平和で国民的にも優れているにも関わらず、また努力してきているのにも関わらず、なぜか日本は放射能汚染に見舞われやすいものがあるのです。1954年のビキニ環礁におけるアメリカ合衆国の水爆実験の余波も、当時日本に及びました。日本人は考えさせられましたが、平和を守り抜くため、神に選ばれている面があります。

安全保障関連法案についてですが、その法案は神の御心ではありませんが、大筋としてそれが支持され、今の時期、通る可能性が高いです。たとえ神の御心でなくても、人々の自主選択に基づき、それが大勢を占めれば実現することになります。今はそのような時代状況です。世界平和やONEというものは、すんなり簡単には実現しにくいのです。人間の持っている課題や未熟さ、カルマ、課題などからして、すんなり神の国が実現されるほど甘くはありません。

しかしあきらめてはならず、たとえ少数派であっても関連法案に反対したり、原発の再稼働に反対したり、なんらかの形で平和を言い続ける人たちが必要なのです。たとえ大筋としては通らなくても、そのように言う人たちが、一方に必要です。そのことをあきらめてはなりません。それらの人たちはそれを支持し、言い続ける必要があるのです。それは世の中に忘れさせぬため、気づかせるためです。さらには何れそれが時期が来て取り上げられ、大筋として実現することがあり得るからです。それこそ神の御心です。

川内原発の再稼動にしても、憲法を改憲することにしても神の御心ではありませんが、人々の心ではあります。過半数の人たちがそれを支持すれば、人間には自由意志が与えられている以上、可決され、この世では実現します。神さまはそうならざるを得ないものや必然性を見て取り、忍耐強く人間を信じて見守り、カルマの法則を使って試み、鍛え、育て導いてくださっておいでです。人間には時間、体験、プロセスが必要なことを神はよくご存じです。

一旦、自由意志で人間たちが決めて行動すれば新たなカルマとなり、それを何れ引き受けていくような運命になります。そういうところで学びが与えられ、神さまの愛によって人間は鍛えられ、育て導かれていくのです。自分で考え決断させ、行動して、その結果を受け、それによって学びを与え、行動して責任を取らせる。そのような教育法を神さまは作られました。

少子化についてですが、あの世とこの世の両方を見ないといけません。人間は目先だけ、またこの世だけしか見ません。確かに短期的には少子化は厳しくなります。お年寄りが増えていきつつあります。団塊の世代の方が上がりつつあるのと、日本人の寿命が医療の進歩や栄養事情の発達によって延び続けているのとで、お年寄りの数が増え続けています。その一方で少子化のため、若い人たちが多くの年寄りを一時的に支えねばならず、福祉や年金の面で大変な期間が、今後訪れます。神さまはそれを見越した上で、まとまりのある無理のない、新しい日本を作ろうとなさっておいでです。

普通に見れば、多くの人たちがどんどん結婚して子どもを産み育てるほうが、経済的にもその他の面でも国力が増し、強い日本を作れます。しかしそのような在り方は、数十年前の日本の在り方です。戦後の日本の経済的な繁栄がそのような在り方でした。それは新しい時代のモデルではありません。新しい時代はもっと世界的に見ても、人々が無理なく暮らせるバランスのよい在り方です。

今、世界的には人口が増え続けています。40億が50億になり、さらに60億になり、70億になり、現在は72億人ほどに達しました。インドや中国は特に人口が増えています。韓国や日本は減ってきていますが、これは例外的であり、世界的には増え続けています。

一方、人間がエネルギーを消費するため温暖化が加速され、異常気象によって雨が降るところと降らないところが極端に分かれています。そのため砂漠化が進んでいるところがあります。異常気象によって、穀物などの収穫量が減ってきています。その一方で、世界的に人口が増え続けています。農業技術を進歩させても限度があります。さらに輸出入の規制があったり、戦争でもあれば、多くの人が食べるのに困難を覚えます。

今は、ほとんど日本だけが例外的に贅沢に食べて暮らせていますが、このような在り方は神の御心ではなく、長くは続かないでしょう。食べ物のことで世界戦争になることもないとは言えません。中国にしても、ロシアにしても資源を求めており、資源の争奪戦で領土問題や領海問題、航空権などの争いが火種になることもあり得ます。

世界的に見て、人口が自然な形で抑制されるのが神の御心なのです。そうしないと食料不足になり多くの人が餓死し、食料のことがもとで世界戦争が引き起こされ、原爆が使われることもあり得ます。そうならないよう日本は新しい在り方のモデルとなるべく、日本は少子化にならねばならないのです。これから20、30年は日本の国を支えるのは大変になりますがそこで学びが得られ、調整がつけば、新しい世界のモデルとなり得ることでしょう。

若い人たちの数が減っているばかりでなく、結婚する人も減ってきています。男性はおとなしく、この世的な欲望が減ってきています。平和を表している面もあるのです。この世的な欲望や力は減ってきています。それがまったく良いとまでは言い切れぬにしても、新しい平和で穏やかな次の日本の在り方をもたらしていく兆しなのです。ある意味で若い人たちや子どもたちはスピリチュアルとか神さまとか、特に言わなくても、そういうものを本質的にわかり、備えている人たちが増えてきつつあります。そのような新しい日本の在り方が世界のモデルとなれば、世界に本当のONEという平和が訪れることでしょう。

【質問2】川内原発が4年ぶりに再稼動されます。福島では廃炉作業が遅々として進まずにおります。携わっておられる方々は一所懸命に取り組んでおられる事でしょうが、人間は必ず、ごまかしや手抜きを犯します。そのような場合を考慮したら、やはり原子力発電はあってはならない物だと思います。神さまのお導きをお願い申し上げます。

【ソース】あなたは福島の出身ですし、今、リーディングを行っているヨハネも福島の近くの茨城県日立市出身です。福島原発の傍に今、住んでいるのではないにしても、故郷がそのような目に遭えば、他人事とは思えぬ切迫したものを抱くことでしょう。日本が原発によって放射能汚染に見舞われた事や、70年前に広島と長崎に原爆が投下された事は日本のカルマというよりも、神の試練に遭うことで、平和の大切さや原爆のおぞましさを痛感し、世界に平和をもたらす国となるためなのです。

確かに広島と長崎に原爆が投下された事によって、日本は類を見ない平和な国を作り上げることが出来ました。しかし、東日本大震災による福島原発の放射能汚染からは正しい方向性が出来ず、原発再稼動の動きを起こし始めています。そのようにならざるを得ない一つの理由は、日本が太平洋戦争の前、日清日露戦争や第一次世界大戦などで勝利し、第二次世界大戦においても途中まで勝っていた、その時の戦闘的でナショナリズムに傾いていた、日本の潜在的な問題が出ているのです。

たださらに遡れば、日本の魂は、出雲の神さまや聖徳太子の和の精神にあるような平和なONEという、あなた方が学んでいる精神に基づいているのです。それ故、ナショナリズムに傾いた戦闘的な日清戦争から第二次世界大戦の途中までの日本の問題がクリアされて、そのような面が払拭されれば、問題をクリアし、その面が払拭されたことで、もっと一番元にある和の心、あなた方が言うONEがふたたび浮上してくるようになることでしょう。ナショナリズムではなくインターナショナルへ、一神教ではなくインターフェイスに基づくONEへ。これが根源心の御心です。

ただ、今は日清戦争から第二次世界大戦までの日本の問題の部分がまた動き出しているのです。それを自覚し、反省し、その部分が癒され、本当に教訓を学べば、原発を稼動させることはしなくなるし、憲法を変えるとか自衛隊を派遣するとか、そういうことは言わなくなります。ただ日本の中にまだ残っている、そのような課題が現れ出て、そのことを自覚することが必要なのです。

このように神の御心としては、原発にしても、そしてもちろん原爆を保有することにしても、世界的に見て神の御心ではないのですが、人間というのは愚かで恐れの原理で動いているところがあるため、すぐには改まりません。しかし日本が今のような在り方を経て、本当のところに気づいて立ち返れば、世界の平和のモデルとなり得ることでしょう。あなた方はそのことに気づいて、あきらめず、たとえ今は大筋を変えられなくても、このことを言い続けねばなりません。

【質問3】東京オリンピックを5年後に控え、国立競技場、ロゴマークのデザインで問題が発生しました。東京オリンピックに向けて、内面にある課題は、どのような事でしょうか?前回がそうであったように、今回の開催によって日本という国が大きく変容するものと思われます。「おもてなしの精神」が真の意味で世界に広まり、平和へと繋がっていきますよう、お導きください。

【ソース】ふたたび東京でオリンピックが開催されるような運びとなったのも偶然ではなく、法則に基づいて周期が廻ってきていることを表しています。日本の問題や弱点もありますが、大まかに見て日本の優れたところや良いところはいっぱいあります。

例えば、きれいで安全で平和です。礼儀正しく、マナーがあり、積極的に悪い事をすることは少ないです。水面下でいじめとか、ネットによる問題などは発生しても、世界的に見れば穏やかで安全な国です。食べる物も優れていて美味しいです。それゆえ「おもてなしの精神」で、東京オリンピックを機に、日本のきれいで食べる物が美味しく安全な、そういった平和で勤勉で礼儀正しい面が世界の人々に触れ、世界の人に恩恵をもたらすことが神の目的です。すっきりしてスマートな、そして安全な東京オリンピックにしましょう。

暑さ対策も心がけましょう。暑い時期の東京でのオリンピック開催になるからです。

【質問4】アメリカとキューバが国交を回復させ、TPP交渉も妥結しつつあります。ギリシャはかろうじて国の体制を維持しています。中国の海洋進出は各国の懸念する所です。「ナショナリズム」が台頭している現状から、世界が今後ONEに向かって行きますように。カルマによって起きるべき事は起きねばならなくとも必要最小限で済み、大事に至りませんよう、どうかお守りお導きお力添え賜わりますよう、何卒、何卒よろしくお願い申し上げます。常に神と共に主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従をもって生きる事が出来るように。アーメン。

【ソース】ちょうど人間一個人に、魂とその特徴、それに応じた役目、そしてカルマと課題と運命があるように、それぞれの国や民族にも、その持つ魂と特徴、カルマと課題、果たせる役目と優れた点がそれぞれあります。国や民族の課題、カルマや運命や果たせる役目があるのです。ギリシャにしても、ドイツにしても、日本にしても、中国にしても、ロシアにしてもそれぞれあるのです。そして国や民族だけで終わらず、国や民族が一つの単位となって他の国や民族と関わるところにまたカルマや争い、また協力、助け合いもあります。

何れ人類が経験を通して学んで成長を遂げ、カルマが解消してくれば、今の日本で都道府県を集まりとして国が成り立っているように、一つひとつの国を言わば都道府県のようにして、世界が一つの国のようになります。日本でも江戸時代までは国中心ではなく、藩中心でした。各藩が国と呼ばれていたのです。人間は進化すると意識が大きくなり、つまり愛が大きくなるので、国や民族があってもそれが対立のもとにはならず、むしろ助け合い分かち合い、協力し合って地球を一つの国家として営むことが出来るのです。

日本には良いものがあります。それは一言で和と言い表せる古神道の魂です。あなた方のONEに通じるものです。日本人がもっと目覚めて大きくなることで、日本の良いものが世界にもたらされ、世界全体に平和と信頼と協力が見られるような時が来ます。いろいろ経ながら必ずそうなります。そのことをあきらめず、この事を信じ祈りながら、各自出来る事をしていきましょう。

リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
〈了〉

2015年4月15日

2014年の出来事が意味するものと、これからの動き

2014.12.27 リサーチ・リーディング No.14094

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。2014年も終わろうとしています。今年は「午年」。馬は飛躍の象徴。そして、日本では今年の流行語の一つに「ダメよ、ダメダメ」が選ばれました。衆院選で自民党が圧勝したものの、共産党が躍進しました。神さま、どうかこの国をお守りお導きお助けください。ご加護とお祝福をお願い申し上げます。

【ソース】現実の動きは偶然でも非合理でもなく、内なるものの現れとなっています。その時点の内面の在り様を忠実に反映するものとして、現実の状況や出来事や雰囲気がもたらされる。これが法則です。

目に見える世界は、目に見えない世界の現れです。顕界は霊界の反映と言うことさえ出来ます。すべてが心の現れ、そのようにも表現出来ます。それは一個人ばかりではありません。家庭においても、会社やある組織体においても、当てはまる法則です。地域にもそのような法則が働いています。さらには国や民族にも、この法則が働いています。広くは地球と人類にも、この因果の法則が働いているのです。

それ故、例えば今年一年を見るならば、この一年間の日本の民族や土地、日本という国を、この一年間の日本の動きや出来事や、状況や雰囲気が、表しているのです。例えば今年の流行語として、「ダメよ、ダメダメ」これが選ばれたということは、直接、安倍政権であるとか自民党に対して言われた言葉ではないにしても、どこかでは関連しており、神さまからのメッセージや警告とさえ言えます。多くの日本人の支持を受けて、安倍政権が暴走していますが、一部の人たちはそれに全く納得しておらず、その対極をなすものを求めています。

例えば、反原発とか、消費増税反対とか、集団的自衛権反対とか、TPPに反対とか、大企業などばかりでなく中小企業や一般の弱い人たちのことをもっと考慮して欲しいとか、そういった安倍政権の対極をなす人たちが、ある一定人数います。それが特に共産党に集中してきているのです。民主党にではありません。民主党はどっちつかずで、魅力を失ってきています。はっきりと反自民党、反安倍政権ということなら、そういった人たちは政策のはっきりしている共産党に票を入れています。そのため、以前の日本では考えられないような、共産党が躍進するということが起きているのです。

また今回の衆院総選挙の特徴は、そもそも選挙に行かなかった人たちが多かった点です。単なる怠慢とか無関心として片づけられないものがそこにはあります。どこにも入れられない、入れるところがない。そういった人たちが増えてきている表れです。それは若い人たちに多いことでしょう。日本の政治自体が魅力がなく、どこかずれているので、どこにも入れようがないという現象が起きて来ているのです。

その意味で「安倍政権が圧勝した」とは言え、「本当に国民の大多数の支持を受けている」とは言い切れないものがあります。消極的には次のように表現出来ます。「他に頼れるほどのものが見つからないので、しかたなしに、そういう中では安部政権がマシな気がするから入れておこう」。と言った程度です。本当に積極的に賛同して、信頼されて、票を集めたという事ではありません。

しかし安倍首相はそのようには捉えておらず、楽観的で、アベノミクスが国民の大多数から期待され、支持され、人気を集めていると錯覚しているのです。「謙虚に身を引き締めて」とは言うけれども、実際のところはそういう謙虚で素直な心の状態ではなさそうです。ただそれでも、今のようなプロセスも日本が通って行くということになる事は、現実の動きが表しています。

いろいろ紆余曲折を経て、日本人も学習し、何が良くて何が悪いかを知らされながら、一つひとつをこなし、それで気が済んだり、正されたり、身につくものもあり、カルマも果たされ、プロセスを経ながら、少しずつ元の神様に見守られ、試され、鍛えられ、育て導かれている。それが現実の動きなのです。

また日本だけで見てもわからない事も多いです。海外との関係です。今は日本ばかりでなく、世界的に見て競争が激しく、国家主義が強まってきている傾向が見られます。その意味で、第一次世界大戦や第二次世界大戦の頃と似ているのです。国家中心になって戦闘的なのです。ロシアの動きを見ればわかります。中国や北朝鮮や韓国の動きにも現れています。

そのため、勢い、日本もそうならざるを得ず、対抗姿勢を示して強気です。聖徳太子のような感じではまったくありません。平和とか、調和とか、共存とか、協調とか、謙虚さとか、柔軟性とか、そういった和の精神からむしろ遠のきつつあります。短期的に見ると、日本の今の動きはONEからますます遠のきつつあり、ONEが実現するどころではありません。

では、日本は見放されたのか?ONEはまったく無理なのか?そういうことでもないのです。短期的、表面的に見ると、ONEから隔たりつつあるように見えますが、長期的にしかも本質のところで見ると、ONEに着実に日本は向かっているのです。ONEが必ずしも現在の共産党を表しているとは言えませんが、日本の国の中でも、本当の平和と共存と調和の愛を目指す、そういう国際的な動きが望まれていることは確かです。それが霊的宗教的にはインターフェイスなのです。

今年を表す言葉は「税」が選ばれました。消費増税が印象的だったのでしょう。ヨハネの黙示録には、「二つの流れがますます分離し、それぞれが傾向を強める。それが終末の時代の特徴の一つである」と、記されています。良きものはますます良くなり、悪しきものはますます悪化する。両極端に分かれて行くという現象です。物的なものや利己性、欲望、感情、自己中心、そういった方にますます向かっています。

では、まったく悪化の一途をすべてが辿っているかと言うと、そうではなく、それとは対照的に、本当に愛と調和の、命や目に見えない世界を認め、大切にしようという動きも、少しずつですが出て来ているのです。そしてその両者はまったく分離してそのまま行くかというと、そうではなく、極まったところで何かが起き、人々が目覚め、少しずつ調整がなされ、橋渡しがなされていきます。

東日本大震災が起きた事は、そのためのものではありましたが、そんなに簡単ではなく、もっと深刻で根が深いことが明らかになりました。それでも東日本大震災に見舞われたことが、まったく無駄だったということはありません。人々の意識には「このままではいけない」というものが植えつけられ、魂が少しずつ目覚め、動き出しています。

2014年は「アナと雪の女王」がヒットした年でもありました。「ありのまま」という言葉が、日本中に知れ渡りました。「ありのまま」というのは、「自然体」という事です。イエス様の幼子の精神にも通じます。日本人が好みそうな言葉です。スピリチュアル的であり、ARIで唱えられているONEにも通ずるものが「ありのまま」にはあります。「ありのまま」が単なる、「問題を認めてしまう、改めない」というようになると困りますが、本質のところでの「ありのまま」を信頼して、それを大切にして本来の在り様が回復、実現してくるというなら、大いに結構な事です。何れにしても日本人が魂に目覚め、動き出して来ていることは表しています。

一人の人が間違いに気づいて改め、成長し、カルマを果たし、良くなっていくだけでも大変な事です。手間取ります。時間がかかるものです。まして一人だけではなく、一億二千万人以上いる日本人です。日本人全体として間違いに気づき、問題が改まり、良くなっていったり、回復していくには、相当の時間と手間がかかるということです。

さらには世界の七十億人以上の人たちが、それぞれ違う中で、間違いに気づいて改め、これまでのカルマを返済し、良くなって、世界に平和が訪れるというのには、相当の時間と手間と労力がかかるのです。それでも神さまがそのことをお定めになり、その方向で人間を鍛え、試し、育て導かれているのです。

イスラム国のような怖い組織も、今年は目立ちました。そういうものも宗教や民族主義などの現れです。国家主義をも表しています。そういうものも発生し、いろいろ体験しながら、人類は少しずつ教訓を学び、前に進んで行くように神に育て導かれているのです。
そういう今年を踏まえ、来年を迎えるということになります。

【質問2】北海道に新幹線が開通します。札幌は2026年の冬季オリンピック開催に立候補しました。来年6月13日にARI北海道主催の講話会が支笏湖のほとりで行われ、その半年後、火の国・熊本にてクリスマス会が行われます。これらの意味することをお話しください。

【ソース】2015年はまた新たな事が、意義深い事として、いろいろと待ち受けていることでしょう。2月上旬の東京ワークショップ、新年会から始まり、春には福山での復活祭、6月には北海道の支笏湖でのイベント、そして7月には北関東の群馬の伊香保で、徳富蘆花ゆかりの催し物があります。12月には熊本でクリスマス会があります。神シリーズの本も発行されることでしょう。その他、いろいろまた新しく、意義深いことが待ち受けているはずです。

ヨハネは直前の前世では、火の国・熊本の出身でした。熊本バンドを背景にキリスト教の家庭で生まれ、育ちました。そして東京に出て行きました。今世においては、北方の札幌バンドの系統の内村鑑三のキリスト教の流れの北関東の日立に生まれ、育ちました。そして東京に出て来ました。火の国の熊本バンドから、水と氷の国・北海道の札幌バンドの系統から北関東に生まれ、しかしどちらの場合も日本の中心の東京に出て来て、活動を始めたのです。
2015年には支笏湖のほとりでイベントがあることでしょう。そして北関東の蘆花が臨終を迎えた、蘆花の愛した群馬の伊香保でイベントがあることでしょう。そして年を締め括るクリスマス会が、南方の蘆花の出生の地、火の国の熊本で行われることで、2015年はまとめられるのでしょう。

徳富蘇峰と蘆花の兄弟が熊本で生まれ育ち、東京に出て来て活躍しました。蘆花が群馬の伊香保で臨終を迎える時も、兄の蘇峰が駆けつけ見守りました。そのような伊香保に行くということ。そして年末は熊本であるということ。そのような年に、蘇峰の生まれ変わりの人もARIに入って来て、働き始め、熊本のクリスマス会にも同行することでしょう。やはりそのように現実は動くものなのです。

冒頭で伝えられたように、現実の動きは偶然でも非合理でもなく、内面の現れとなるからです。つながりのあることは必ず現実に起きて来ます。縁と役目があれば行うようになる。そのようにして、徳富兄弟による熊本クリスマス会が行われるのでしょう。蘆花は北海道とも縁がありました。東北の岩手にも友だちがいました。日本は全体として一つの国を成しているのです。日本のそれぞれのゆかりのあるところでバランスを取りながら、一人ひとりが成長し、神様に導き育てられて行くことでしょう。

【質問3】エジプトではスフィンクスを観光客に公開したようです。スフィンクスの記録はすでに取り出されたのでしょうか?公開の意味することをお話しください。

【ソース】ARIにおいてイスラエル・ギザツアーが行われた1999年3、4月の時点では、スフィンクスの近くには行く事が許されていませんでした。それでも尚、どうしても必要で霊的な資格と役目のあるヨハネは、スフィンクスの下に赴く事が起きました。しかしそれを見て、4、5人の人たちが行くと見つかって、笛を吹かれ、たちまち追い立てられました。この世的に、つまり法的に認められないだけでなく、霊的にも認められない事を起こそうとしたからです。現実の動きにも、霊的なものが現れています。

それ故、今の時になってスフィンクスが公開された事は、霊的なものの現れです。スフィンクスとしての封印が解かれ始めた事を表しています。今のところ、スフィンクスの地下の記録は取り出されていませんが、スフィンクスとしての封印が解かれ、一般公開される運びとなって来たのです。

このように段階を踏んで、スフィンクスが次第にベールが剥がされ、記録が取り出されるのも近づいて来ていることを表しているのです。吉村作治さんは、まだスフィンクスの地下に記録が残されている事には気づいていません。何れ、資格と役目のある者が気づかせられ、現実にも許可を得てスフィンクスの地下に入り、記録や重要な品々がある事に気づき、それによって一つの時代が幕を下ろし、新しい時代が始まるようになることでしょう。

【質問4】神さま、2014年をありがとうございました。来る2015年が「未」のように穏やかで平和な一年になりますよう心から願います。どうかよろしくお願い申し上げます。常に神と共に主と共にあるように。神のみ心の通りになるように。全き服従をもって生きる事が出来るように。アーメン。

【ソース】スフィンクスの側には、徳富蘆花も訪れています。エジプトの秘儀とイスラエルの秘儀との間には、関連性があります。聖書によるとイスラエルとエジプトは敵対関係にあり、エジプトは魔的な国と民族と宗教であると見なされています。確かに表面的に見ると、イスラエルの一神教に対立し、エジプトとイスラエルの間にさまざまな確執がありました。

しかし奥深いところでは、エジプトとイスラエルの間には通ずるものがあり、遡ればエジプトには重要な秘儀が隠されていて、その役目を担わされて来ていたのです。そうであるからこそ、修行時代のイエス様と洗礼者ヨハネはピラミッドの王の間に入り、ピラミッドの秘伝を通過されたのです。そしてイスラエルに帰り、洗礼者ヨハネからバプテスマを受けて、使命を開始されました。

エジプトも元はONE、すなわち本当の一神教だったのです。前世においてイエス様はヨセフとしてエジプトに連れて行かれ、奴隷から始まって王様のアドバイザーとなり、エジプトの国を平和に治めました。ヨセフは夢解きが得意でした。

それからずっと時代が経って、ヨセフとマリアはエジプトに逃れました。ヨセフはやはり夢を見る人で幼子イエスを連れて、殺される前に家族でエジプトに避難したのです。ヨセフがヨセフに生まれ変わったのではありません。ヨセフは長男のイエス様にお生まれになられました。それでもやはり、ヨセフは夢解きが得意で、エジプトに難を逃れたのです。エジプトというのは単なる、反イスラエルの所ではありません。モーセも幼い時、エジプトの秘儀とイスラエルの秘儀の両方を学び、修得しているのです。

スフィンクスが公開され、エジプトにアトランティスから伝えられたONEの秘儀が取り出されたならば、スフィンクスとピラミッドはアトランティスのONEの叡智の遺産であることが知られることでしょう。時代が次第に切迫し、難しい時代になって、局面を迎え、そのような中でヨハネが再来し、ギザの記録が取り出され、それが一つの転機となることでしょう。こうしてキリストが再臨され、神の国が実現する方向へ歩み出します。

必ずしも、それが2015年に起きるということではありません。しかし時代状況が世界的に切迫しつつあり、そういう中で本当の秘儀が求められ、用意が出来てきた者たちによって取り出され、それが一つの活路となっていくのでしょう。その事とヨハネ・ペヌエルの活動とは無関係ではありません。それぞれが置かれたところで、するべき事を果たして行くことこそが、神のみ業が全体として、滞りなくなされていくために必要なのです。

あなたもあなたで自分が居るべきところで、果たすべき役目を縁のある人たちと共に行っていきましょう。

リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
〈了〉

2015年2月6日

日本各地で起こる天変地異、イスラム国の動き、デング熱などが今騒がれるようになった意味は?

2014.11.15 リサーチ・リーディング No.14095  

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。木曽御嶽山が噴火しました。11月4日には九州各地で火球が目撃されました。この意味をお話しください。

【ソース】人間は肉体だけでなく心があります。更には心の奥に魂や霊があります。人間生命の本質は魂や霊の方にあるのです。そのような多次元の人間存在に対応するように人間が置かれた環境や世界の方も、そのような多次元の世界構造をなしています。物の世界ばかりでなく、心の世界が広がっており、更に心の世界の奥には魂の世界、霊の世界もあるということです。人間にしても、人間が置かれた世界にしても、このように多次元の幾つもの層をなしてあります。

ところが、この50年100年の日本人は、物や物に対応する肉体の方にばかり向かっています、この世の物の次元の方に。もう一方の魂、霊、そしてそれに関わる命の尊さ、愛、思いやり、畏敬の念、配慮。そういった目に見えない世界の方が軽んじられ、また否定されてきてさえいます。愛、命、心、信仰、畏敬の念、礼拝。そういったものが本当はあるのに、そしてあるばかりでなく、重要であり本質をなしているのに、軽んじられてきています。

そういった目に見えない世界があって、物とか肉体とか現実の動きが支えられ、司られているにも関わらず、元にあるものが見過ごされ、大切にされていません。そのような風潮があって、自然という命をも傷めつけたり、大切にしたり感謝する心がなく、自然を慈しみ自然に感謝し自然と調和するような精神が欠如しています。

それは、本来のあり方でなく、バランスを欠いている為、支障を来すことが起きてきます。そして、そのような支障を来すことを通して神が大事なことに気づかせ、改めさせようとなさっておられます。「そういうことではいけません。間違いに気づくように、偏りを正すように、考え方価値観生き方等を改めるように」。そのように出来事を通してメッセージを送ってきておられるのです。

カルマというのも元々悪であり、不適切さであり、アンバランスのことです。それ故、ブッダは中道や八正道、八つの正しい道を説き勧められたのです。アンバランスをバランス化させるということです。それがONEの道です。神様という本当の規準、愛と真実に沿って、神様と一つになるように正せば、その時点でカルマが解消し、現実の問題も解決し、困ることや苦しむことがなくなってくるのです。

大事なことは、それぞれのことに関して何が正しいのか、また、中道なのかを見定める知恵です。それ故、仏教では知恵を重んじているのです「如実知見」といって、真実をありのままに認識し見定め、それに則して行ったり対処する知恵が解決への道だということです。そして、そのように真実を見抜いたなら、それを行動に移す。それが愛であり慈悲なのです。そういうことが今の日本人にはなっていません。著しく偏っています、世間の風潮としてです。

例えば、御嶽山は昔から日本の聖なるお山のひとつです。いわゆる、霊山です、修行の場です、信仰の場です。セブンテラス瞑想を見てもわかるように、山は聖なる場であり、特に八合目より上は神様が留まられる清らかで神聖な場です。にもかかわらず、悪気はなくても多くの日本人が行楽の目的で、つまりレジャーやレクリエーションで、物見遊山。そういった軽い気持ちで、この世の次元の自分達の楽しみや慰め程度で、山に登ったり降りたりしています。なっていません。

厳粛な気持ちとか感謝の気持ちとか、畏れ敬う気持ちとか、礼拝するとか、山に登ってお参りして感謝して謹んで下山させていただくとか。そういう精神や心得が著しく欠如したまま、軽い気持ちで登って降りてきています。頂上でお弁当を食べてはいけないとまでは言いません。しかし、本来山というのは聖なる場なのです。富士山にしても御嶽山にしても、また他の山にしてもそうです。それに気づくように、そして心がけと行いを改めるように、神の警告として起きたことです。

神にお詫びのお祈りをするように。また、亡くなられた方々へのお祈りをよくするように。その辺り一帯の土地のカルマも解いていただけるようにも、お祈りしてください。

その日、御嶽山に登られて被害にあわれた方だけが悪いということではなかったのです。あの出来事は日本人全てに対する警告であり、ある意味で神のお怒りが下ったのです。神からのお叱りです。被害にあわれた方だけが悪かったというのでなく、日本人全体へのメッセージであり、神のお叱りです。出来事メッセージです。

東日本大震災が起きたにも関わらず、その後もこういう大事なことに日本人が気づかず、改めず、相も変わらず物や欲の方に傾いています。欲望とか感情とか、見た目とか。そういった物とか肉体の次元、或いはこの世の次元、欲望を満たすこと、利己性。そういった方に傾き過ぎています。成長が見られません。

アンバランスのままで、ものは成り立ちません。それで、そのようなことが起きざるをえなかったのです。元には神の愛があります「わかって欲しい、気づいて欲しい、そして改めて欲しい。良くなって欲しい」。そのような神からの熱き愛が厳しい形で届いたのです。

ほぼ、7年前、ARIのギャザリングで御嶽山に40数名の方が登られました。その時、九合目の辺りに万年雪があり、体力的、また時間的には頂上まで登ることが可能だったのですが、万年雪の為、安全を図って頂上まで行くことを断念しました。これが良いのです。ARIのような信仰深い人達の集まりでも、頂上まで登るのは控える。そのような慎ましやかな心が大事なのです。うっかり頂上まで入ってはいけないのです。セブンテラス瞑想を見れば明らかです。

八合目から九合目の辺りに雲の傘がかかっていて、その雲は天の世界と俗世とを分つ境界線を雲の傘は表します。その雲の上は天の世界、神様のおられる世界で神域です。或いは聖域です。身も心も清め、恭しく拝礼の気持ちで入らせていただかなければならない所なのです。セブンテラス瞑想の説明です。

実際、そのように山はできているのです。御嶽山に登るのは体力があれば登れるということではないことに気づきましょう。それ故、ARIですら九合目までとし、九合目から頂上の神様を拝み、帰らせていただいたのです。安易に聖域に入り込んではいけないということです。

昔から本当の宗教にはそのように厳しいものがあるのです。イスラエルの神殿でもそうでした。日本の伊勢神宮でもそうです。そうでなくて、ご神域の中に入ると死んだりするということが起きたのです。或いは口がきけなくなったりしました。本当の宗教には厳しい面があり、ヒエラルキー、つまり、階梯や段階があるのです。霊的に進化していくというのは大変なことです。何度も試練と死を潜りぬけて、リスクを冒して、初めてその上まで上がれるのです。死と復活の限りなきくり返しです。

九州に一時火球が飛んだのは天の徴です。天からのメッセージです。九州には阿蘇山があります。日本の山々は連動し繋がり合っています。

また、ご質問の中のこととの関連で、ヨハネ・ペヌエルとの関連があるのかどうかということについて見てみます。直接の関連はないものの、ヨハネ・ペヌエルが日本に日本人として生れたということで関係しています。

その為、御嶽山が噴火する際、よりによってその時ヨハネは新幹線に乗っていて名古屋に向かっていました。そして、ちょうど噴火の時刻は御嶽山に最も近い位置を通過中でした。御嶽山の真南の位置を新幹線で通過中に爆発したのです。しかも、お昼頃であり、ちょうど太陽が最も高い位置に達した時噴火が始まりました。1999年のノストラダムスの予言の時、ヨハネが乗った旅客機がハイジャックにあったのも、太陽が真上にある最も高い位置の時でした。太陽と日の神様です。

来年は阿蘇山の近くの熊本でクリスマス会があります。直前の前世の徳冨蘆花の時にちなんだクリスマス会となります。そういったことで、その辺りのものが動き出しているのです。重要な個人と、それと繋がりのある集合体とは連動して動く。その一つの現れです。ヨハネの黙示録もヨハネ個人のことと、ローマ帝国や当時の世界の動きが連動して動いていくことが克明に描写されています。

全て根本の神様の愛故に、お手入れが加わり、浄化と育成のプロセスを辿りながらカルマが現れ出て試みにあい、育て導かれていって完成へと向かうのです。人間の完成と地球の完成へ向けてです。現代にもそのような動きが見られます。

【質問2】「イスラム国」の動きを憂慮しています。「今後、世界の宗教がイスラム教に強く影響されて行く」と一部では言われています。キリストの愛のみ教えの普及と、この動きとの関係をお話しください。

【ソース】キリスト教はもちろんイエス・キリスト様と関連しており、イエス・キリスト様から始まった宗教です。その意味で重要です。但し、歴史上のキリスト教はイエス様そのものと一つにはなっておらず、ずれがあります。その為、イスラム教を一方に生み出させたのです。それは人類の成長段階が未だ低いことを表しています。

イエス・キリスト様ご自身は完璧であられ、完成されたのですが、キリスト教という宗教は完全ではなく、かつてのユダヤ教のような二元論の産物です。対立二元論です。ONEではありません。ONEではなくTWOなのです。

その為、自分と対立するものを一方に生み出させました。具体的にはそれがイスラム教です。内面の現れが現実なのです。そこで本来のイエス・キリスト様のONE を出していかねばなりません。それが時代の要請です。その為にヨハネは生まれ変わってこなければならなかったのです。ONEという本当のキリスト教をもたらすことが必要となっているのです。ONEとは完全な愛、無条件の愛です。ONEならば、もう一方に対立を生みださせず、それぞれの違いの意味を理解し、全てを覆う程の愛を持って包み、癒し、本当の地球平和をもたらすことが出来るのです。

イエス・キリスト様ご自身とキリスト教という宗教を同一視しない方が良いのです。分けて見るべきです。両者に繋がりはありますが、別として見るべきです。厳しいようですが、そのような反省や認識が必要です。

ONEというのは、アメリカから始まったニューエイジ運動と関連しています。それは多分に反キリスト教的な色彩が濃いものでした。キリスト教の教会に疑問や限界を抱いた精神運動だったのです。その為、キリスト教側からは好ましくないものと見なされ、反キリストの動きだと捉えられました。ここで誤謬があります。本来、イエス・キリスト様とキリスト教という宗教は別物なので、反キリスト教が反キリストではないはずなのです。でも、キリスト教側は自分達がイエス様と一つであると当然のように認識している為、教会に反する動きは反キリストだと見なしてしまった点が間違っていたのです。むしろ、本当のキリスト精神をもたらすことが使命なのです。

ただ、アメリカから始まったニューエイジ運動は未だ未熟であった為、アンチテーゼでした。やはり、対立を一方にもたらしたのです、キリスト教は。しかし、そのアンチテーゼを経て、ジンテーゼという本当のキリスト教であるONEがもたらされるのです。その使命はヨハネ・ペヌエルに鍵があります。その為、エドガーケイシーは自分の後、東洋にヨハネが再来することを予告して亡くなったのです。

キリスト教がこのようなことに気づいて反省し、改めていくことが出来れば、世界に平和が訪れることでしょう。イスラム国という過激派は過渡的に今の時代を表すものとして出て来ています。それを警告として自分達を見直して出直しを図ることで、乗り切っていくことが出来るのです。

【質問3】この夏、日本では「デング熱」が東京を中心に発生しました。また西アフリカでは「エボラ出血熱」に悩まされています。このことは何を意味し、何を改める必要があるのかをお話しください。

【ソース】物的次元では、衛生管理の不行き届けによることです。しかし、魂的にはもっと根が深く、敬い慎む精神の欠如によります。つまり、心や心の奥の魂自体も不衛生であり、穢れがあるということに気づくべきです。物的次元での不衛生ばかりでなく、心や魂までが汚れている。その為、感染し発熱して死に至る確率が高いということ。その生命体が死に至る程深刻な事態に陥っているということを表しています。

日本ではデング熱が少し広がりましたが、日本にもそのような不衛生な面が少しずつ出始めている。特に東京を中心に肉体ばかりでなく、心や魂も不衛生になって汚れが出てきていることを表しています。しかし、未だ死に至る程酷い状態には日本人はなっていないことを表しています。でも、そういうものの走りが既に日本にも起きているということを表しているのです。

ここでそのことに気づいて反省し、改め、肉体や物の次元だけでなく、何より心や魂まで清め、正していくということ。慎ましく生きる、そして生かされて生きる精神が求められていることなのです。

皆、物の次元しか見ていないので、物の次元の原因を調べ、物の次元で対処するだけで終わっているので、事の本質が見えず、その為、根本の解決に至っていないのです。真に改めるべきは心やその奥の魂にあるはずです。

【質問4】「天気」は「天の気持ち」であるという捉え方があるようです。晴れ、曇り、雨、雷、雪、風、地震、虹、オーロラなどの自然現象には神のどのような意図が込められているのでしょうか?一人ひとりが真に幸福になれますよう祈ります。常に神と共に主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従をもって生きることができるように。アーメン。

【ソース】人間は生物の一種であり、自然の一部です。しかし、人間だけが他の動植物とは異なり、ある意味で進化を遂げ、影響力を振うようになりました。道具や技術を発達させ、自然界にまで影響を及ぼす程の力を持つようになりました。

それは、大昔火を熾すことが出来るようになったことから始まっています。近代ではイギリスで蒸気機関車が造られました。人間は道具と技術を手にし、それを急激に発達させることで、周りをコントロールし自然界にも介入し、影響を及ぼすようになったのです。その為、今では自然の動きでさえも人間の影響を受けて動くようになっています。

昔はそのようなことはなく、自然からの影響を受けるだけだったのです。良くも悪くも影響を及ぼす側に回りました。しかし、その為人間は何でも出来る、そして、しても良いと錯覚してしまっているのです。実際はそんなに多くを出来ないし、してはならないのに、そのように思い違えています。その為、神のお叱りを受けるようなことも起きるようになっています。

カルマの法則が自然との関わりでも動くようになり始めました。悪ということも人間に対する悪ばかりでなく、自然に対して犯す過ちも増えてきています。

東日本大震災も大地震から始まっているのです。第1段が大地震、第2段が大津波、そして第3段が福島第一原発の爆発です。それによる放射能汚染が最も深刻でした。人類が招いたことです。ただの自然の脅威ではありません。天災ではなく既に人災になっています。人間は物の科学を発達させたことで、物は無機物であり、物の次元だけの因果関係で動いていると、心を無視した機械的な、また客観的な因果関係を本当だと捉え、それを元に物的な科学技術を発展させてきているのです。

でも、本当は心や魂が自然界にも介在して動いているし、人間も自然界に関与し始めているのです。昔話や神話では、物の動きや自然の動きにも心や人間が関わっていることをよく知っていて、そのことを伝えてきています。その為「天気」も「天の気持ち」ということを感じ取っています。しかし、こういう捉え方は現在の最先端の科学技術ではナンセンスと捉えられ、笑われる始末です。それが傲慢さなのです。それでいろいろ不都合が出て来ています。

晴れは明るく喜びに満ちた気持ちです。曇りは曇り顔の徴です。雨は良い意味としては浄化です。また、雨によって潤い、育成され、地も固まり、落ち着きます。否定的な意味としては、雨は悲しみ、憂いを表します。嵐や台風は浄化作用と怒りと、均衡を回復することを表しています。

雷は天からの強い厳しいメッセージです。風は均衡を表し、聖霊をも表します。地震は大地の身震い、目覚め、カルマの浄化、是正を表します。虹は天との契約を表します。また、希望を表します。オーロラは天の気持ちの神秘性や奥深さを表します。雪は周りを浄化する天の世界と清める働き。また、冷たくて厳しいあり様を示しています。

リーディングを終了します。
    (ありがとうございました)    
<了>

2015年1月7日

2011年3月に甚大な被害を被ったにもかかわらず、原発推進をやめない日本に対して

2014.10.2 リサーチ・リーディング No.14005

【質問1】世界有数の地震国であり、また環太平洋造山帯にも位置する日本にあって、2011年3月11日の地震、津波、そして原発事故により、あのような甚大な被害を出したにも関わらず、脱原発どころか懲りずに原発を推進しようとしている日本に対して、神様からのメッセージをお願い申し上げます。

【ソース】原発に対して積極的な国としては、日本やフランスがあります。日本の場合、昔から地震国です。活火山も多数存在しています。環太平洋造山帯にしっかり位置しており、火山の噴火を中心にして隆起してできた島国ともいえます。ちょうど東京の南方に位置する伊豆七島が、火山による海上からの隆起によって出現したのと同様に、それがもう少し大きな規模で起きたのが、日本列島です。

一般には、アジア大陸と地続きにあって、寒冷期が終わり、温暖化の周期を迎えたことで日本海が生じ、大きなアジア大陸、あるいはユーラシア大陸と分離しただけだという説明もなされてはいます。けれども、それほど単純なものではなく、やはり火山によって造られた島国なのです。その証拠に、狭い国土の中にいくつもの活火山が、今でも存在しています。富士山もそのひとつです。元々平地が少なく、山が多く、雨もよく降る、温暖な気候のところです。

ニュージーランドの地震が起きた時、リーディングの中で、「このままでは終わらず、むしろこれは始まりとなり、ニュージーランドの地震に続いて、近いうちに中規模以上の地震が、日本の北東部に起きる可能性が高い」。そのようにニュージーランドの地震が起きた時に、リーディングで予告されていました。果たしてそのとおり、日本の北東部に地震が起きたのです。東日本大震災です。

これを見てもわかるとおり、ニュージーランドと日本列島とは、環太平洋造山帯の中で連結しているため、ニュージーランドでの地震で終わらず、日本でも東日本大震災が起きたのです。

そして大きな地震によるダメージで終わらず、津波が引き起こされ、大津波による被害がありました。更に、地震と大津波により、古い原発のひとつである福島第一原発が、耐え切れなくなって破損し、放射能汚染が始まったのです。これらは一連の出来事であり、日本の国土などの自然と国の政策と科学技術の問題が露呈された、大きな出来事でした。偶然とは言えないものがあるのです。

起きる事は、物理的な因果関係に従って起きます。科学で説明しているとおりです。では、それだけで事が起きるかというとそうではなく、心の次元や霊の次元もあるため、奥深い次元の要因も介在して物理的なことが生じてきます。

起きる事は直接には物理的な因果関係によりますが、一番の元では、霊的には神が意図されて事が起きます。両者の間に矛盾はありません。自然の因果関係に人間が関与し、物理的に事を引き起こす。そこに神が介在されて、それを教訓として与えるというようになっているのです。その意味で起きる事は、単なる物理的な単純な因果関係によって起きた、ということで済まされず、神からのメッセージにもなっているのです。

喜び事が起きる時は、神からの励ましや恩寵として起きます。悲劇的でつらい事が起きた時は、問題があることを神が警告し、間違いに気づかせ、改めさせるため、また戒めのために、愛をもって事を起こされます。起きる事はメッセージであり、「気づいて欲しい、改めて欲しい」ということを表している教育的な意図があるのです。

数百年前に近代化の中で、宗教的・霊的なこと、あるいは道徳的なことと科学が分離されました。それには功罪があります。良い面と問題な面とです。問題な面としては、起きる事の霊的な面が切り落とされ、心とか配慮とか愛とか思いやりとか命とか、そういった心情的な部分が、現実の動きから追いやられたことです。

その代償として、さまざまな悲劇的なことに見舞われ、そういう方針の下で生活や社会も作られ営まれた結果、人々も心が追いやられ、心が弱体化しストレスも増え、心が病むようになってきているのです。それに対して、これまでの宗教は対応できていません。

日本は火山国です。これからも地震や火山の噴火はあることでしょう。むしろ増えてくるはずです。そういう中にあって、どんなに点検したり整備したり、科学技術を発達させても、保障の限りではありません。一度原発が破損すると、取り返しがつかない事態になることは、福島第一原発の爆発で明らかです。それは人間の価値観、生き方、文明のあり方に対する神からの警告でもあるのです。起きた事をどう捉え、どう対応していくかが、天からのテストになっているのです。

今、日本は安倍政権の下、かつての帝国主義時代のような、国家主義の方向で動き出しています。これは時代錯誤であり、好ましくありません。福島第一原発の爆発から教訓を学び、方針を変えていかなければなりません。そうしないと、また別のところで、もっと大きな被害が生ずることもありえます。

起きる事には意味があり、天からの警告なのです。それは被害に遭われた方々の罪というよりも、むしろ政策側や科学技術に携わっている者たちの方の問題なのです。被害に遭われた方たちは、むしろ犠牲者であり、弱くて純粋な人たちです。いつでも体制側の犠牲に、素朴で純朴な人たちがなるのは、いじめとも共通しています。

東京の方に電力を供給するために、福島に原発を造ったわけです。それゆえ問題があるのは、福島の人たちというより、東京に住んでその政策を立てて実行した人たちの方にあるのです。今からでも遅くありません。改める方向に動き出しましょう。

【質問2】2011年3月11日の東日本大震災以降、日本海では深海魚が水面近くに上ってきたり、伊豆諸島では新島が隆起してきたり、各地で異常気象による災害が起き、近日では日本の中央構造線付近の御嶽山の噴火があり、地底の深いレベルの変化と見られますが、今後日本列島にどのような変化が起きてくるのでしょうか。30年後から50年後、そしてもっと長いスパンで何が起きてくるのか、神様からのメッセージをお願い申し上げます。

【ソース】現代人は、科学者や専門家をはじめ、もっと謙虚にならなければいけません。人間が知っていることはごくわずかであり、人間にできることも限られているのです。事が起きるのは確かに因果関係によりますが、人間が窺い知れないさまざまな要因が絡んで、それらの絡みで事が生じてくるのです。そして一番の元に神がおられて、現実の動きを司どっておられます。

今後、異常気象は益々進み、特に問題なのは温暖化です。大型台風が日本に頻繁に来るようになり、その被害は計り知れないものとなります。また、突風や竜巻なども発生します。それから、偏西風の変化によって、干ばつに見舞われるところと、ゲリラ豪雨に見舞われるところが極端に出ます。それは日本に限ったことではありません。

全般的には気温が上昇します。農作物が被害を受け、食べる物にも困ります。人体や心にも、もちろんその影響が及び、感染症の病が特に増えます。エボラ出血熱のようなものが増えます。日本でもデング熱が、今年問題になりました。このようなものが増えるでしょう。食べ物による中毒も増えることでしょう。

また、海洋が汚染されていき、海産物の被害が増えることでしょう。火山の噴火も増えます。温暖化により、また西日本を中心とする豪雨の被害も手伝い、日本で住める場所は、北方地域に移行していかざるを得なくなる可能性があります。

中国やインドが台頭してきます。中近東の問題は、今後とも悩ましいものとして続きます。ヨーロッパは低迷気味です。アメリカも対応に迫られ、混乱が生じます。そのような中にあって、日本が平和な国としてまとまって、世界に使命を果たしていくことが、求められるようになります。しかし、今の日本では方向が違っています。もう少し行き着くところまで行って、気づかせられることでしょう。

30年,50年単位でみると、気候の変動によって、農作物や海産物が打撃を受け、世界的に食糧の危機に見舞われます。世界人口も増え続けているからです。食糧危機との関連で、国土の争奪戦も生じ、それが政策や主義の違いと相まって宗教戦争が起き、核兵器が使われることになると、すなわち気候の変動と核戦争によって、世界人口が激減する可能性があります。それでも地球と人類が絶滅することはありません。

そういった多大の犠牲を経て、人類は貴重な教訓を学んで、生き方や考え方を正していけば、ちょうどノアの洪水の時のように、世界は再生することでしょう。その世界的な危機を乗り越えれば、人類も成長し、方向が正され、次第に良くなっていくことでしょう。

【質問3】太古、日本が世界のひな型として造られてより、天孫降臨を経て日本の国造りが行われ、一方、北朝ユダヤ失われた十支族および南朝二支族が、共に日本に来ていると言われていることと、古代イスラエル人が多く現代に生まれ変わっていることの意味、特にダビデ王とヨハネが日本に転生している。日本人の使命について、神様からのメッセージをお願い申し上げます。

【ソース】世界的な宗教は、弱小国や気候が厳しいところから誕生しています。ゴータマ・ブッダにしても、イエス・キリストにしても、そしてイスラエルのユダヤ教にしても、日本の神道にしてもそうです。

イスラエルの国は、周りのエジプト、ローマ帝国、ギリシャ、アッシリア、ペルシャ、バビロニアなどの強大な国々の中にあって、猫の額に喩えられる小さな国土でした。そのようなイスラエルの国が、また民族が神に選ばれ、ひな型となったのです。イエス・キリストも、当時の強大なローマ帝国の中の辺境の属州から誕生しました。

同様に日本の国もまた、周りの中国、インド、モンゴル、北朝鮮、韓国などの中にあって、辺境の弱小国と弱小民族です。それでも昔から宗教的に優れているし、この100年間では平和な国の象徴として、科学技術を発達させ、世界でも稀な、平和で清潔で安全で快適な国を実現させています。

それは実際的な科学技術の成果であるばかりでなく、そのベースにある霊性において優れたものがあるからです。日本が世界に与えられるものは二つあります。優れた科学技術と霊性、すなわちスピリチュアルです。イスラエルと日本との間には、どこか共通した部分があるのです。そしてそれは偶然ではなく、神に選ばれた面があるのと、霊的な繋がりがあるからです。

イスラエル人の中の特に王家のユダ部族が、バビロニアに連れて行かれ、捕囚に70年間ほど遭いました。一方の北方のイスラエル部族の行方はわかりません。ユダ部族はバビロニア捕囚後、その何割かがイスラエルに戻ってイスラエルを再建しましたが、大半の北方の十部族の行方はわからぬままです。

北方の十部族にしても、南方の二部族にしても、世界中に散りました。その一部は、子孫の何代目かが、日本にも流れ着きました。イスラエル十二部族の全てがすぐに、そっくり丸ごと日本に入って来たということはありません。それでも、その説は荒唐無稽ではなく、何代か後には、その一部が日本にも流れ着いて、イスラエルの秘儀を日本にもたらしたということはあったのです。

そして霊的に見て、イスラエルと日本とは共通した部分があり、かつてのイスラエルのような性質や役目を日本が帯びているため、かつてのユダヤ人の主だった者が、これからの日本の重要な役割へ向け、日本人となって転生して来ているということが、部分的ですが起きています。それだけ、かつてのイスラエルと現代の日本には通ずるものがあるから両国間の転生が起きるのです。何より今後の日本に、重要な世界的な役目があることにもよります。

アメリカのエドガー・ケイシーは、霊的に優れた人物でしたが、リーディングの中で、かつての使徒ヨハネが、間もなく転生することを予告しました。ケイシーはこのような類の予言は、他にはほとんどしていない中にあって、ヨハネの転生だけを予告しているのです。それだけに意味があり重要です。

そのヨハネは、かつてのダビデであり、更にイスラエル十二部族の要となった族長ヤコブです。その意味では、ただ単にイスラエル十二部族の子孫が日本に流れ着いたというだけでなく、輪廻転生を通して主だったイスラエル人が、これからの日本の役目を遂行するため、世界に向けて日本人として転生し始めているということが起きているのです。

ケイシーの周りの者たちは、ヨハネはアメリカ人に生まれるとか、現代でもユダヤ人に生まれるとか、と見ている人がほとんどですが、その可能性は低いのです。むしろ、かつてのユダヤ人の体質や考え方や役目からすると、日本人に生まれる方が、たやすいということに気づきましょう。

【質問4】私たちの太陽系25,920年周期による分離から、合一の世界に向けて今を生きる私たちにどのように生きると、地球の変革、アセンションと共に進化の過程を生きられるのか、神様からのメッセージをお願い申し上げます。

【ソース】日本は今、重要な岐路に立たされています。安倍政権の果たせる役目は確かにあります。しかし、大まかな方向としては違っています。日本の国ばかりを考えています。国家主義です。そのため、周りの近隣諸国と、わざわざ争いを引き起こして、不利に陥っています。

日本はもっと国際的にならなければいけません。日本を大切にすることは必要ですが、同時に他の国をも思い、平和的に協調する。そのような役目を果たしていかねばなりません。今の日本は、典型的なナショナリズムです。インターナショナルではありません。平和的というより戦闘的です。

また、原発推進は困ります。時代の流れに逆行しています。これでは何のために東北の方たちが犠牲になったかわかりません。起きた事から教訓を学んで正しい方向付けを取りましょう。

今、世界的に国家主義が強まっています。中国、北朝鮮、韓国、ロシア、また最近のイギリスとアイルランドの関係。他にもそれぞれのところで、自我の目覚めと共に国家主義が強まり、緊張度が高まっています。そういう中にあって、日本も国家主義が強まっているわけですが、その弊害や限界に気づき、ここで軌道修正を図らねばなりません。自分のところを大切にし愛することが基本ではありますが、同時に一方、それぞれの国においても自分のところは大切なことを知って、他を考慮し協調してやっていく方向へ向かうべきです。

魂に目覚め、愛を基調として進んでいくこと。神の愛、本当の自分への愛、隣人愛、それから自然万物への愛、それぞれが必要となってきます。他の国や民族を理解し、配慮し、協調してやっていく隣人愛が必要です。そして自然万物を愛し、自然にも心と魂があることを知って、自然に感謝し、自然を大切にし、自然を慈しみ、自然と共存し、調和してやっていくこと。そして仏教の「縁」にも説かれているように、全ての命は繋がり合って、支え合っています。「全てはひとつ」という、大きな愛と一体感が必要です。

それぞれが自立しつつも社会性を持ち、大きく広い自由な心で、周りと溶け合うように一体感が世界的に見られることが必要です。ひとつの地球をひとつの人類が、それぞれの個性を活かし、尊び、協調し合って、ひとつの世界として営むことが求められます。

以上の「ONE」の発想は、古神道、聖徳太子以来、日本の「和」の発想です。日本の「和」と、今述べられた「ONE」というのは、響きも似ており内容もほとんど同じです。このような認識を持って、自らを備え、世界に貢献していきましょう。

                   リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
<了>