2017年8月9日

今後の労働の在り方についてお示しください。

2017.5.10 パーソナル・リーディング No.15097

質問1:労働の在り方について。過労死、または過労によるうつ病、自殺、サービス残業、残業代未払い、非正規雇用など、労働者にとって大変な状況がみられます。表向き、残業時間の規制は行っているものの、持ち帰り残業など、労働が見えない形になりつつあるようにも思えます。いろいろな要素があり、解決が困難にも思えますが、今後の労働の在り方についてお示しください。

ソース:社会は一つの生き物です。ちょうど一人の人間が成長していく場合、いろいろな変遷を辿るように、その時、その時に応じた社会の在り方が求められていきます。そのことを理解し、労働ということに関しても、その時点の社会の在り方と、労働の在り方を見ていって、現状に対して対応し、また調整していくことがその都度、必要となってきます。その対策や調整が上手くいけば、その時点における社会の在り方と、その中での労働の在り方が、より良いものとなったり、軋轢(あつれき)が緩和されたりして、少しでも気持ち良くスムーズに、また健全に気持ち良く、一人ひとりが働けるようになります。

自ずと必要に迫られて、ある程度は修正が加えられ、前に進みつつはあります。しかし、非常にしんどい時代状況にあっては、それがきつい形で通り抜けるというようになりがちです。それが下手をすると行き詰まったり、問題を生じさせたり、多数の犠牲者が出たりすることにもなります。世の中で発生し、知られるようになる具体的な事件や事故は、その時代の課題を象徴的に表す徴です。

例えば、数ヵ月前に電通の若いエリート女子社員が、過労から自殺を遂げ、それがきっかけになって、それが知られるばかりでなく、日本の労働の在り方が見直され、改善を求められるようになったことも時代に応じた徴でした。あとは、そのことを周りの人たちがどう捉え、どのように現実に応じていくかが問われます。何もないところでは問題は起きてきません。一見、偶発的に見えたり、非合理に見えることにも根拠や理由、意味と目的があって起きてくることです。それゆえ、起きたことを簡単に片付けずに、しかし深刻に陥ることにもならずに、それを機会に見直しを図って調整と改善に取り組むことが、人間の側にはその都度求められてきます。

もっと理想をいうと、予防医学のように、病気になって困ってから慌てて調べて、治療を施すというよりも、日ごろから点検確認し、病気にならないような考え方や、生き方を自分でしているのが理想ではあります。生き方や働き方においても、このことが当てはまります。

何か深刻な事態が発生してから慌てて調べて、原因を究明し、見直しを図り、改善に取り組むということでは、犠牲者がどうしても出てしまいます。日ごろから、少しでも気になったところは見過ごさず、早めに手を打っていくことが、犠牲者を出さないためには必要です。これはどういうことの、どういうジャンルに関しても言えることです。そのように、予め困ることが起きないように、その都度自発的に見直して、修正したり改善して、時代の変化の波に乗っていくというのが、最も上等です。

その次のレベルは、起きたらば、せめて見直しを図ること。ごまかさず、必ず見直して、手を打って、改善することです。それが次のレベルです。もっと低いレベルは、事が起きて犠牲者が出たにもかかわらず、そのうち忘れていったり誤魔化して対処しない。犠牲者が出たことが報われず、学びや反省や改善をせずに、問題が起きても見直さず、改善せずにいってしまう場合です。これが最も低いレベルです。

具体的に挙げると、東日本大震災が起きて福島第一原発が破損し、放射能が放散されて、多くの方達が被曝をしました。そのような犠牲者が出たにもかかわらず、ある程度時間が経過したら、そのことから教訓を学ばぬまま、原発を再稼働することを認めて、未だに原発推進派の自民党が与党として政権を執っており、しかも、自民一強の体制の日本であることです。起きたことから反省して、教訓を学んで改善しようとしない、そういう体質があるのです。

これは一つの例ですが、起きてさえ非を認めず、改善せず元のやり方を続けるということは、どういうことに関しても最も問題です。「それ以外にやり方はない」という言い訳をします。また「あれは、たまたまそうなってしまって不運だったのであり、これからは、ああいうことは滅多にないから」などというように、言い訳もします。労働条件と体制に関しても、似たようなところが日本には感じられます。

例えば、電通の若いエリート女子社員が、過労で自殺をされた。その死が報われず、もみ消されつつあります。多少は見直して、改善したのかもしれませんが、大筋は変わっていません。「それは、例外的な自殺のケースだった」とか、「本人が弱すぎる」とさえ言う人も出てきています。あるいは、「大筋のために、犠牲は仕方がない」などと見る人もいることでしょう。また、「問題があったにしても変えようがない。そういう中で日本はやっていくしかない」というように、問題がたとえあっても、他に良い手だてが見つからないということで、大筋としては変わらぬまま続いていくような動きが見受けられます。

「多くのメリットのためには、少々のデメリットや犠牲は仕方がない」というような捉え方が蔓延しています。多くの人たちが、快適で、便利な世の中に慣れてきています。例えば、原発が使われている方が快適で、便利なものなので、わざわざその生活を失いたくないのです。「便利だし、そのようなシステムが既にできているから、少々の犠牲やリスクがあっても、それは認めるしかない」というのが大方の意見です。それが自民一強の現在の日本の在り方に表れています。「この体制と環境で働くしかない」というように、また「打つ手がない」「とにもかくにも、今、日本は回っているのだから犠牲や辛さがあっても、それには目をつぶろう」というような認識が蔓延しています。中には、「弱い人とか敏感な人は淘汰されても仕方がない」とさえ捉えている人もいるかもしれません。弱肉強食的な捉え方です。

そのように捉える人は、福祉で大変な人達を支えることが国の負担になるから、そのように見てあげないといけない人たちの中には、「この人達は生きる価値がない」などと捉え、相模原の施設の殺傷事件なども起きるのです。その犯人だけでなく、日本の多くの人たちが、似たような考え方を持っているのです。それが自民一強の在り方に表れています。一種のエリート主義です。そのため労働条件が過酷でも、「全体としては上手くいっているし、そこで緩めたら、日本自体が低下していって、外国に負けてしまう」と見ているのです。「少々の犠牲は致し方がない」というのが大方の見方であり、それが自民一強に表れています。

それゆえ、現在の安倍政権では原発推進ですし、憲法9条も変えようとしているのです。そのような考え方と方針が、日本では支持されているのです。だから、労働条件もなかなか変わりません。それで「生き残れない人は生きる価値がない」と、どこかで見ているのです。「全ての人に生きる権利や、幸せになる権利がある」という、平和的な、また健全な考え方にはなっていません。その辺に気づかないと、抜本的な改革は困難です。もっと優しく、全体のバランスがとれた在り方が求められています。それぞれが活かされ、社会の変化に応じた働き方や、職種の在り方が求められていくのが望ましいのです。

そうすれば、ある会社がやっていけなくなっても、その代わりに新しい職種が求められ、そちらに働き口が与えられて移行していけます。ギアチェンジをするように、少しずつ社会という生き物の変化に合わせて、働き方とか、職業の在り方が調整され、移行して、前に進んでいくようにするべきです。また効率よく働いて、必要なところに回していき、不要になった部分は縮小していくことです。

質問2::日本国憲法第9条について、アメリカから押し付けられた憲法であるとか、現在の世界情勢から武力を増強し、明確に自衛隊を憲法に位置付けるべきなど、様々な意見があり、第9条を改正しようとする動きがみられますが、改正してもよいものなのか、第9条の意義をお示しください。

ソース:憲法の9条は変えないほうがよいのです。日本は、核兵器の唯一の被爆国です。さらに東日本大震災という自然災害によって、原発の破損による被曝さえ、日本人は受けることになってしまいました。これは警告を表しています。偶然で片付けたり、不運で片付けてはならないことです。日本が、広島と長崎に原爆を投下されて被爆したにもかかわらず、平和の理念を曲げて、世界の平和のシンボルであることから反れてきていたことで、原発の被曝を受けることになったのです。それゆえ、日本の舵取りと、その元にある認識を見直さなければなりません。ここで、世界の情勢になびいて自衛隊を強め、戦争に対応をできるような構えを持つ方向付けをとると、もっと好ましくないことが起きかねません。国の自衛どころではすみません。

日本がなぜ、核爆弾を落とされて被爆したのか、その意味と目的を知らねばなりません。日本はそれによって、平和な国へと生まれ変わったはずなのです。それを貫かないといけない国と民族なのです。そのことを認識し、そのことを守り通さないと、もっと危険なことが待ち受けています。しかし安倍政権は、それとは逆の方向付けを取っています。しかもその安倍政権が多くの支持を受けているのです。これが日本人の誤った認識で、危険なところです。

宗教団体にしても、大きなところや、勢いを強めつつあるところは、原発容認、原発推進です。国防にも積極的肯定的です。これは戦いのムードであり、勝とうとする強気の姿勢で、これ自体が危険であり、日本が自ら危険にさらされる方向付けです。これまでのように、平和を基とした方が危険で、弱いようですが、安全でいられます。そのことに人々は気づかないといけません。

質問3:人工知能など、科学技術の発展について。ここ数年、人工知能の著しい発展がみられます。これから、人間にとってますます便利になる反面、職が失われたり、もっと進むと、人間が支配されたり、攻撃される状況もあるように思います。科学技術の発展はどこまで許されるのか。人間の霊的成長に役立つものになるのでしょうか。お教えください。

ソース:人間自体は一つの生き物であり、生身の肉体を持っています。ロボットなどの機械とは、全く異なります。それは、今後とも変わりません。生身の肉体と、心と感情を持った存在として今後とも人間は生き続けます。そして、科学技術を使うのも、そのような人間であることに変わりはありません。それゆえ、科学技術を発達させても良いですが、その方向を間違わないことと、何よりも科学技術を使う人間自体を成長させ、良い状態にしていくことが肝心です。

科学技術を発達させるなら、それと並行して、人間自体の霊的成長も行わないとアンバランスです。人間自体が良くなり成長すれば、科学技術を使いこなせます。そうすれば危険はありません。また機械で、全てが取って代わるということは起きません。やはり人間があっての科学技術であり、科学技術ではできない部分が依然として残ります。それは人間が考え行うしかないし、人間が判断し決めて、人間の責任で開発したり、それらを使いこなしたりしないといけません。科学技術が、人間の全てに取って代わることは不可能です。また、そうなってはなりません。人間は何でもできるわけではないし、「何でもして良い」というものでもないのです。

また時代に合わせて、職業や働き方も変えていくべきです。ある職業が失われて、失業する人たちが出ても、別のところで人が必要になってきますので、うまく人を回して、社会が動いていくようにするべきです。働き方も、効率よくスムーズに行われるように考慮するべきです。

機械が人間の全てに取って代わることはできません。それゆえ、人間は依然として必要です。とくに人間自体を良くしたり、人間自体を開発することに、これからはもっと投入するべきです。人間は体と心と魂からできています。その全体として開発され、健全になり、調和がとれている生命存在になることが何より大事です。

質問4;経済について。政府はここ数年、デフレ脱却、物価上昇を目指してアベノミクスとして、様々な政策を実施していますが、成果が上がっていないようです。皆が節約して、物を買わなくなると景気は悪くなり、会社がつぶれて失業してしまうと思いますが、今後、どのような経済の在り方が望ましいのでしょうか。お示しください。

ソース:人々が節約し「物を買わなくなる」そうするとデフレとなり、会社の多くが倒産していく、失業者も出てきて、生きていくことが困難な人たちが発生する。人々が節約し、物を買わなくなることは時代の趨勢(すうせい)です。それゆえ、たとえ三本の矢ということで、アベノミクスを掲げて人々を動かそうとしても、それは人々の気持や時代の趨勢に反するため、うまくいきにくいのです。

節約して、物をあまり持たなくなること自体、問題ではありません。消費社会は限界に来ています。地球の自然をも損ねます。その意味で節約するのは時代の要請であり、むしろ良いことなのです。アベノミクスの方が時代に逆行しているため、なかなか成果が出てこないのです。もっと社会の在り方や、社会の求めに応ずる職種の在り方自体、見直す必要があります。

働くことが物の製造や、物の流通や、物の提供だけだと見るからおかしくなるのです。人間が生きていく上で必要なものは、他にもいろいろあるはずです。それに気づいて働く方面を変えて、新しい職種を作り出し、人々を回せば失業せず、また社会に必要なものを提供していけます。

もちろん、ある程度、物がないと人は生きていけません。この世は物の領域だからです。だからといって、この世で生きていく人間が、物の提供だけですむほど単純ではありません。もっと人間の生活の在り方を見直し、「人間が生きていく上で人は何を求め、何が必要なのか」そして、「これからはどんなものが求められていくのか」を読み取って、それに合わせた社会の在り方と、人々の働き方が求められてくる必要があります。それに応じた経済ができてくれば、物と心、目に見える次元と目に見えない次元のバランスがとれた、人間が満たされる健全な、次の社会の在り方と人間の生き方が実現してくることでしょう。急激にではなく、少しずつその観点で見ていって移行していくことが、上手くいくためには必要です。

気づいた人から、このことに留意して動いていくようにしてください。また、周りの人たちにそれとなく、このようなことに気づかせ、対応してあげましょう。また、そのように移行していくよう、よくお祈りし、神さまに委ねてください。
リーディングを終了します。

(ありがとうございました。)
<了>

2017年5月9日

2017年のライフシールをお授けください

2017.2.3 パーソナル・リーディング No.14999

質問1】天・地・人の岩戸が開かれました。ONEの御心で世界が満たされますように。神様、いつもありがとうございます。このリーディングのお恵みを深く感謝申し上げます。
「2017年 ARI」のライフシールをお授けください。2017年もARIをお守り、お導き、お力添えください。御祝福を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。

ソース】ライフシールの真ん中には、桃が見えます。一つの桃です。果物です。ピンク色をして、プクプクしています。その中には新しい命が宿っています。同時にそれは、時を超えた永遠の命でもあります。ちょうど桃太郎のように、時期が来ると機が熟して、桃の中から新しい命が誕生します。出産するわけです。桃が二つに割れて、中から神々しい新しい命が光を放ち、周りを明るく照らそうとしています。

その光景の下には次のように記されています。「新しい誕生、新しい命。日本と世界に愛と真実をもたらす」。そのようなメッセージが見えます。一方、桃の上の方には「2017ARI」。そのように記されています。

ライフシールの向かって右側には、ARIの発行物がいろいろ見えます。会報誌、単行本、テキストBOOK、CDなどです。その下には次のように記されています。「ONEの学びは命の糧」

ライフシールの左の位置には、ARIのイベントに集われ、共に学び合う、イベントの光景が見えます。その下には次のように記されています。「共に学び、励み合う。自分を育て、人を育ててあげる」

ライフシールの下の位置には、これまでに行われたヨハネ・リーディングの文章に起こされたファイルが見えます。 15,000件に及ぶ、これまでの行われたリーディングの膨大なファイルです。その光景の下には次のように記されています。「現代におけるホワイトブラザーフッドの働き、ONEの英知の金字塔」

ライフシールの上の位置には、天の世界が見えます。根源神様とイエス様の下に、ホワイトブラザーフッドのメンバーたちが集われています。仏教の仏様や菩薩様、神道の神々なども集われておいでです。その光景の下には次のように記されています。「天にあるが如く、地上においても平安がありますように」

ライフシールは円の形をしています。背景色は青です。2017年の色です。輪郭の色は特にありません。ライフシールのテーマは、2017ARI、育成、信頼、愛、助け合い、思いやり。

質問2】日本の「和の精神」が世界にもたらされるように、神様のご助力をお祈り申し上げます。
「日本とアメリカ」のライフシールをお授けください。

ソース】ライフシールの真ん中には、向かって左側にトランプ大統領、その右側に安倍首相が見えます。その光景の下には次のように記されています。「新しい日米関係をより良いものにしていく」

ライフシールの向かって右側には、日本列島が見えます。その上の方には日本の国旗が見えます。その光景の下には「和」の漢字、一文字が見えます。

ライフシールの左の位置には、アメリカ合衆国の地図が見えます。その上方には、アメリカ合衆国の国旗が見えます。下の方には次のように記されています。「開拓、創造、リセット」

ライフシールの下の位置には、契約の文書が見えます。その下には次のように記されています。「相互の信頼、尊重、協調」

ライフシールの上の位置には、キリスト様と日本の神々と、仏教の仏様たちや菩薩様たちが見えます。その光景の下には次のように記されています。「世界平和への責任、役割、確信」

ライフシールは円の形をしています。背景色は赤です。輪郭の色はグリーンです。ライフシールのテーマは、日米関係を大切にする。

質問3】日本の「和の精神」が世界にもたらされるように、神様のご助力をお祈り申し上げます。
「日本とロシア」のライフシールをお授けください。

ソース】ライフシールの真ん中には、向かって左側にプーチン大統領、向かって右側に安倍首相が見えます。その光景の下には次のように記されています。「日露関係を大切に」

ライフシールの向かって右側には、日本列島が見えます。その上方には日本の国旗が見えます。それらの光景の下には次のように記されています。「和」の漢字、一文字です。

ライフシールの左の位置には、ロシアの地図が見えます。その上方にはロシアの国旗が見えます。その下には次のように記されています。「大国の課題、役割、責任」。大国とは、もちろん大きな国の意味です。

ライフシールの下の位置には、契約文書が見えます。その下には次のように記されています。「日露の相互信頼、助け合い、協調」

ライフシールの上の位置には、ロシアの元にある霊性、また、ロシア正教会(ヨハネによる福音書の系統ですが)、そのようなギリシャ正教会のスピリットが見えます。また、日本の神々や仏教の霊的存在方も見えます。その光景の下には次のように記されています。「愛は一つ、地球は一つ、人類は一つ」

ライフシールは円の形をしています。背景色は青です。輪郭の色はイエローです。ライフシールのテーマは、日露の大切さ、可能性、学び。

質問4】日本の「和の精神」が世界にもたらされるように、神様のご助力をお祈り申し上げます。
「日本と中国」のライフシールをお授けください。
常に神と共に、主と共にあるように。神の御心(みこころ)の通りになるように。全き服従をもって生きる事が出来るように。主イエス・キリスト様の聖名(みな)により感謝と祈りを御前(おまえ)にお捧げ申し上げます。アーメン。

ソース】ライフシールの真ん中には、向かって左側に習主席、その右隣には安倍首相が見えます。その光景の下には次のように記されています。「日中の改善、調整、回復」

ライフシールの向かって右側には、日本列島が見えます。その上方には日本の国旗が見えます。それらの下には「和」いう漢字、一文字が見えます。

ライフシールの左の位置には、中国の地図が見えます。その上方には中国の国旗が見えます。その下には、「世界一の人口、課題、可能性、責任」、そのようなキーワードが見えます。

ライフシールの下の位置には、これまでの日本と中国との国同士の関わりの歴史が、パノラマのように見えます。アカシックレコードの一巻の巻物が開かれていて、その巻物に映し出されているのです。その巻物とは、これまでの日本と中国との関わりの長い歴史を記された記録の書です。

その下には次のように記されています。「互いに、相手に対して、責任と役割とするべき事がある、大切にし合おう」

ライフシールの上の位置には、中国の元にあるスピリットが見えます。道教、儒教、仏教などのスピリットが見えます。また一方、日本の神々、仏教系の霊的存在方も見えます。その下には次のように記されています。「人類はすべて同胞、兄弟姉妹。隣国(となりこく)を配慮し助け合い、共に実現する」

ライフシールは円の形をしています。背景色は赤です。輪郭の色はグリーンです。ライフシールのテーマは、良心の大切さ、平和を諦めない、できる事から行い、小さなことを大切に積み重ねていく。

以上が、日本と中国のライフシールです。

宇宙創造神の願いは、地球と人類が一つであることに目覚め、世界に神の国が実現することにあります。特定の系統の神の国というよりも、平等で公平な、あらゆる宗教の元にある、根源の神の御心の実現した世界のことです。

そのひな型は日本の「和の精神」にあります。日本は聖徳太子が和に気づき、和を明確に形として十七条憲法を作りました。日本は今後、世界に果たしていける役割があります。まず日本が、主な国々とより良い関係を結んでいくことです。また、世界平和の祈りを捧げ、各自できる事を自分の身の回りで行っていきましょう。

リーディングを終了します。

(ありがとうございました。)
<了>

2017年3月7日

2016年末から2017年に向けての政治状況について

2016.11.24 パーソナル・リーディング No.14927

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。アメリカの次期大統領にドナルド・トランプ氏が選出されました。フィリピンの大統領は、現在、ロドリゴ・ドゥテルテ氏です。韓国では朴槿恵氏が退陣を迫られています。ロシア、中国、北朝鮮、アラブ諸国との関係においてこれらの霊的意味をお話し下さい。神の御心であられる地球社会、地球家族、世界平和に向かって進んで行くようお守りお導きお力添え賜わりたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

【ソース】一般には個人の観点で物事が捉えられ、論じられます。例えば「トランプ氏がどうだ」とか「朴槿恵大統領はどうだ」とか、「日本の安倍首相はどうだ」とかなどと言ったようにです。確かに具体的なそれぞれの人物の良さも問題もあることでしょう。しかし曲がりなりにも国の代表として選出され、主に政治の面で国の責任を担うようになって、国の動向を左右するようになるのですから、「その人物がどうである」という事を取り沙汰するよりも「なにゆえ今の時代、その国の総責任者がそのような人物になったのか」と、国の観点で見直す必要があります。それこそが霊的な意味を明らかにすることになります。

霊的な法則として次のような事があります。外界は内界の反映である。その時点のその人に応じたことが起きる。その時期のその国を表すような人物が自ずと選出され、トップに就任することとなる。このように見てくると就任された人物がどうかどうであるかということよりも、そのような人物が選出されるようなその時期の国の体質、内容、方向、目的であるということが明らかになってきます。そうでなければそのような人物が実際にトップに就くということにはならないのです。

その時代を反映するような人物がトップに就くことに自ずとなります。その人物を見れば、その時期のその国の内容や国民の願い、学ぶべき事、果たすべき事、役目が明らかになってきます。その時代のその国とトップとは繋がりがあり、釣り合っているものなのです。良くも悪くも、現在のアメリカ合衆国はトランプ大統領のような在り様になっているわけです。それがわかれば一概にトランプ氏がどうであると言うことは出来ません。

天皇陛下ばかりでなく首相や大統領などの実務上のトップのほうも、その時期の国を表すような象徴的な人物が自ずと就くようになります。国が変われば、就任するトップも自ずと変わるようになります。またその国ばかりでなく、今は以前とは異なり、国と国との関係が密接で国際化が特徴となってきています。

それゆえアメリカ合衆国ばかりでなく、他の国々との関わりにおいてもアメリカは影響を受け、世界の動向の一環としてアメリカも動くようになっています。今の時代状況の特徴は、ナショナリズムが活発化していることにあります。国際化が進む一方で、今、世界はそれぞれの国がナショナリズムを強化しつつあります。それがまた国と国との対立や争いを深刻化させる原因にもなっています。

例えば中国、北朝鮮、ロシア、イギリスなど、それぞれの国が自国を守り自国中心に動こうと国の力を強める方向に向かっています。それが周りの国々との緊張をもたらしています。世界的にナショナリズムが前面に出始めているため、自ずと日本も、そしてアメリカ合衆国も、ナショナリズムが傾向として強まりつつあるのです。

アメリカ合衆国において、ヒラリー氏とトランプ氏の一騎打ちとなりました。際どい接戦となり、トランプ氏が予想に反して逆転劇を演じ、大統領に選出されました。それだけ、今のアメリカは考え方が国民の間でも二分していて、アメリカの運命が大きく決する重要な岐路に立っていたのです。

ヒラリー氏は大まかに見ると、これまでのオバマ大統領と同様の国際的な関わりを大切にし、アメリカは世界の警察として責任を果たす面を担っていました。ヒラリー氏が半数近くの票を集めたのは、今でもアメリカ合衆国の国民の約半数が国際的な関わりを大切にし、「アメリカは世界の警察として地球を守り、管理する役目を担っていくべきだ」との考えがアメリカ合衆国の国民の半数近くを占めていることを表しています。

しかし、それを少し上回る国民が「世界に構っていられない。そのためにアメリカは弱体化してしまった。昔のような強い、元気なアメリカを取り戻したい」、そのような願いのほうが勝っていたことを表しています。その典型的な、また象徴的な現れが、トランプ氏が就任してまずTPPが事実上破綻したことです。アメリカは他国を構っておれず、自国を守り、自国を強化するナショナリズムの方向に舵取りをしました。

日本の安倍政権も以前の日本の平和主義とはやや異なり、日本国を強化する強気で積極的な姿勢を示しています。安倍政権が色々言われながらも圧倒的な支持を受け続けているのは、現在の日本国民の過半数が強気の安定した国を求め始めているからです。少し前までの受身的でおとなしく、平和最優先の日本ではなくなりつつあるのです。

太平洋戦争に敗戦し、それ以降の70年間近くは日本はアメリカの指導の下、核兵器を所有せず、自衛隊はあるものの、非戦を貫いてきました。しかし「それでは世界のさまざまな強気のナショナリズムに犯され、危ない」とみる国民が増えてきているのです。そのため強気の安倍氏が首相になり、未だに安倍政権が続いているという事は、日本国民はそのナショナリズムの強気の方向を望んでいることを表しています。アメリカ合衆国も他国に構っておらず、なりふり構わず、自分の国を強め、立て直そうというナショナリズムに向かい始めているのです。

このように他の国々の状況の影響を受けて、日本もアメリカ合衆国も動き始めているということです。今はそのような時代の在り方です。それを経て、ゆくゆくはバランスが図られ、調整がなされ、経験を通して教訓を学んで成長し、地球を一つの国とするような時代が訪れるようになることでしょう。すんなりはいかず、身をもって学習していくプロセスが必要だということです。人間は基本的に経験をしてこそ学習でき、身につき、成長し、改善され、世の中もその分良くなり、安定していくということがあるのです。

【質問2】天皇陛下が生前退位を希望なさっておられます。一般人の基準に照らし合わせると、現在のご公務はご負担が大きすぎますが、諸事情により、すんなりはご希望通りにならないようです。天皇家のカルマが癒され清められ、ご一家の皆さまのうえにも神のお祝福が注がれますようお祈り申し上げます。

【ソース】以前とは異なり、天皇よりも首相を基とする政界のほうが力を持つようになってきています。天皇は日本国民の象徴として憧れられ、敬われ、慕われ、大切にされていますが、国を実際に動かし、また方向や内容を決定し運営するのは、総理大臣とその下にある政界に委ねられるようになりました。そのことが今回の天皇退位の件で明らかになりつつあります。

明治時代から太平洋戦争までは天皇が国の実権をも握り、それには強いものがありました。しかし今は天皇は名目上で、権力は与えられておらず大切にされてはいますが、国の権力とは質を異にする象徴的な存在となっているのです。そのため天皇自身に関する事すら、自分の願うようにはならなくなってきています。

日本の歴史を見ると、今のような在り方は全くなかったわけではなくても、例外的な在り様です。それが良いか悪いかは今は何とも言えません。ただこれまでの国の経緯や現在の状況と事情からして、またカルマ的な過去の事も影響し、現在のような内容と形になってきていることは言えます。それを踏まえ、これから調整がなされていくことが求められているところです。

今は、物の力がどの方面においても強まってきていることが特徴です。科学も学問も常識も人間の生き方も、物の次元が主流になっています。それが政治にも現れ、天皇の権力はほとんどなきに等しいものになりつつあります。権威はあっても、この世の権力はなくなってきています。このような双方の対照的な流れのきしみの、また歪みの典型的な現れが「お気持ち表明」となって現れたのです。

今、皇室と政界との間でそのような軋轢があります。それが熊本の地震やさまざまな水害など、天変地異をも引き起こしている面もあるのです。日本の国のカルマです。それが浄化され、次の日本の在り方がより良い形で神のお心に沿って作られるよう、よく祈ってください。

【質問3】12月にロシアのプーチン大統領と安倍首相が山口県で会談する予定です。両国にとって懸案となっている北方領土問題が解決に向かえるよう願います。日本はインドと原子力協定を結びました。また、国連での「核兵器禁止決議」に、日本は反対票を投じました。複雑な国際情勢の中にあって世界平和の牽引役を日本が担えるようお導きをお願い申し上げます。

ソース:過去があって現在があり、現在の思いと意思決定と行い方が未来を作り、規定する。これがカルマです。カルマというのは、時の流れの中で人々が思い、意思決定し、方向づけ、行うことで未来が規定され、それ相応に作られていく事なのです。カルマは一個人にあるばかりでなく、会社、諸団体、地域、国家、民族、さらには宗教、世界、人類、地球などにも作られていく法則です。日本には日本のカルマがあるし、広くは人類や地球という大きな単位にもカルマがあります。ロシアはロシアのカルマがあります。または日本とロシアとの間にもカルマはあります。カルマは土地や場所などとも絡み合って動きます。

カルマというのはわかりやすく言うと、これまでの歴史であり、経緯です。過去の出来事や体験です。そういったものを個人も、組織も、国家も、民族も引きずっているのが人間です。

日本とロシアの間のこれまでの関わりを見れば、日本とロシアのカルマや課題、また良さや可能性というものも見えてきます。そういったカルマが両国の間で自覚され、清算され、それぞれが過去から教訓を学んで成長し、改善し相手を思う広い大きな、自分から自由な心が出てくれば、過去のカルマが解消し、より良い調和的な協力の関係が出来てくることでしょう。そのことをよく祈ってください。そして神様にお委ねすることです。それによって公正なバランスの良い北方領土問題の解決に至ることでしょう。


【質問4】小池百合子氏が東京都知事に就任してから100日以上になりましたが、これまでの東京都に潜んでいた膿が一気に出され、落ち着き所を求めている現状のようです。ひと握りの人達が利権を得るのではなく、「都民ファースト」の理想が実現し、東京都が世界の都市の模範になれますようお祈り申し上げます。

常に神と共に主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従をもって生きる事が出来るように。アーメン。

【ソース】東京都は東京都としてのカルマがあります。歴史のあるところにカルマがあるからです。カルマといっても悪いものや問題なもの、課題ばかりではありません。カルマには善業もあるからです。

または問題のあるカルマの場合にせよ、神が関与され、それを学びの機会や改善の機会、また償いの機会として下さります。人間は失敗や苦しみからのほうがより多くを学んで改善し、成長を遂げられるからです。その意味では悪業ですら、糧になってきます。その意味でカルマを大切にすれば、人間は歴史から教訓を学んで成長を遂げ、より良くなっていけるのです。

人間に失敗や過失はつきものです。わざわざ失敗するような事や悪い事をすることは好ましくありませんが、良かれと思って行っても自分が不完全なゆえ、どうしても失敗や過失がつきものです。そこで許すということが互いに必要となってきます。そして行うことで学ばせられ、改善し、カルマが果たされ、それが次の教訓として活かされ、こうして次第に学習し、うまく行き、より良くなっていくのが人間の歩みです。

東京都としてもこれまで長い間、そのような歩みをしてきたことでしょう。そして今の時代を表し、また期待された小池氏が女性としての東京都の知事として選出されたのです。都民の願いと期待が小池氏のような人を都知事に選出し、実現させたわけです。東京都民の気持ちを反映し、その都民の代行として、これまでの問題や課題を表面化させ、それらを処理解消することに挑み始めています。

東京オリンピックも近づいています。それへの備えと浄化のためにもそのことが適い、相応しい小池氏が都知事に就任したのです。皆で選出したからにはよく応援し、より良く行われていくように見守り、働きかけていくようにしてください。それによって同じ人物でもより良い形でその大役を果たし、東京都はより良く生まれ変わっていくことが叶うことでしょう。選んだ側にも責任と務めと役目があるのです。都民の側にも。

リーディングを終了します。

(ありがとうございました。)〈了〉