2016年10月11日

日本は成長しているのでしょうか?

2016.7.10 パーソナル・リーディング No.14743

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。本日は参議員選挙投票日です。今回から18歳から投票できることになりましたが、日本人は成長しているでしょうか?与えられた一票を無駄にせず、素晴らしい日本を創り上げて行ける一助を担ってほしいと願います。本日の選挙結果が神さまのみ心に適ったものとなり、日本がONEの国家として世界に貢献して行けますよう、自然に根ざした科学技術の発展と平和がもたらされるよう祈願致します。

【ソース】日本人は紆余曲折を経ながらも、少しずつ少しずつ成長しつつあります。その一つの現れとして、選挙する側の人たちも20歳から18歳に繰り下げられることが実現したのです。この世の動きは、偶然でも非合理でもありません。直接には人々が思ったり行ったりして、作り上げてきているものです。同時にそこに神さまが関与してくださり、人々がいろいろと思ってそして行うことで作りつつある現実を、より良い方へと導くべく働き掛けてくださっている動きでもあるのです。

人間が作り出してきている動きだと言う面では、人間が未だ不完全である以上、現実の動きや状況も不完全で課題もあります。しかし同じ現実の動きには別の側面もあり、一番の元では神さまが関与して不完全な人間がいろいろと作り上げてきている、そういう現実に関与して、そういうものすら学びとさせ、そういう事を通しても大事なことに気づいて、より良くなっていくように導き育ててくださっている。それがまた現実の動きでもあります。人間が作り出していると言う意味では、現実の動きや状況は不完全なのですが、神さまが関与してより良く図らってくださっていると言う意味では、その同じ現実が完璧でもあるわけです。法則も公正に働いています。

いずれにしても現実の動きというのは、偶然ではなく、法則に沿って公正に動いていますので、責任を果たすべく、安心して現実を受け止め、その時のベストを尽くして誠実に対応していけばよいのです。また一番の元で神さまが作り出している現実ですから、人間の側でも神さまと一緒に現実を作り出そうという心づもりで、つまり自分だけで行おうとしないで、祈りながら神さまのお心を感じつつ、「神さまならどのようにするのだろう?またどのように自分たちがするのを神さまは望んでおられるのだろう?」そういう観点で見ながら、祈りつつ神さまのご助力を頂いて、現実に対応していくならば、神さまもやりやすくなります。

人間の側で神さまの思いを考慮し神さまの協力を仰ぎながら行おうとする意向が、人間の中に出てくれば、神さまもやりがいがあるし、やりやすくなります。人間はそのようにするとよいのです。それでも人間は不完全ですが、そこで諦めずにそのような心がけで取り組めば、確かに成長しやすく、神さまと次第に一致してきて、着実に成果が上がり世の中が良くなっていきます。

小さなことを軽んぜず、小さなことの積み重ねを大切にして取り組んでいってください。小さな思い、小さな行い、それぞれがチリも積もれば山となるの例えの通り、小さいものを大切にして、着実に積み重ねていくことで、大きなうねりさえより良い方に変えていくことができるのです。「自分がこのぐらい思ったって、自分がこのぐらいしたって」と、そのように軽んじて諦めてはいけません。

それがちょうど選挙において一人に対し、一票しか与えられていないことに象徴化されています。「自分が一票入れたって入れなくたって、大きな全体に影響を及ぼせないからやめよう」、それでは全体の流れすら変えられません。それぞれがその時点の出来る限りを果たす。それが人間の心がけです。一番の元で神さまが「世の中が良くなるように」ということで、人間に関与し、育て導かれているのが世の中の動きなのです。

一人の人の一生の中でいろいろ経験して学んで成長を遂げるように、本人も努力しているし、神さまがそのように関わってくださっています。そのお蔭で一生の間で成長します。さらに輪廻転生という複数の生涯の中では、もっと一人の人は成長していきます。上がったり下がったり上がったり下がったりしながらも、大筋としては成長していきます。本人も成長したいという願いがあるし、神さまがそのように関わってくださっているお蔭です。

それに一人ひとりの個人の集合体としての日本国民、あるいは日本民族としても上がったり下がったり、いろいろ経ながらも神さまのお蔭と、人間の努力の賜物とで成長しつつあります。そのことをたとえどのような動きが現実にあっても疑わず、良くなることを諦めず、祈りつつ、これからもその時点の自分のベストを尽くしましょう。

現実の動きはその時点のその人や、その人たちの内面の現れです。その時点の内面に応じた現実の動きや状況となります。今の日本人の内面性の現れが、現実にいろんな変化をもたらしつつあるのです。そこに神さまが関与して、より良く計らって今のようになってきています。東京の都知事選にしても東京都民の思いの変化や必要性が、結果として都知事を変えさせ、これからにふさわしい人を選出するように動いてきているのです。法則は完璧です。法則を作り、法則を動かしているのが神さまで、神さまは完璧だからです。

【質問2】熊本地震、集中豪雨。九州には、太平洋戦争時、特攻隊として命を落とさなければならなかった方々の無念の想いが残っていることでしょう。71年後、アメリカのオバマ大統領が広島を訪れ、戦没者への鎮魂の祈りを捧げ、世界平和への努力を訴えました。多くの課題山積の現状を諦めず、投げ出さず、神のみ心に適う方向へと前進していけるようお守りお導きお力添え賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

【ソース】この現代は科学技術や学問が急速に発展を遂げ、確かにそのお蔭で世の中は便利で快適で、過ごしやすくなりました。人間の寿命も伸び、昔とは比べものにならないくらい、生きやすくなりました。でもその一方で昔にはない問題やストレスも増えてきて、未だに体の病はいろいろと大変なものがあります。また心の病の人も増えつつあります。また犯罪などは、ある意味で昔よりも悪化してきています。

科学技術や学問が発展してきていること自体は認めるし、またそれは必要なことなのですが、それだけですべてが良くなり、それだけですべてが補われていくと言うほど事は単純ではなさそうです。それは現実を見れば明らかです。これからも科学技術や学問を関わる人たちは追求するべきですが、そればかりでなく、そういった方向から漏れ落ちる重要な真実や大切なことにも気づいて、それらを掬い取り、積極的に出していくことが必要なのです。

例えばリーディングの先駆者のエドガーケイシーは、今から140年ほど前、アメリカ合衆国に生まれ、科学技術や学問が始まった頃、そういった科学技術や学問では叶わない側面、またそういう方向では漏れ落ちる重要で役立つものを、太古の英知の一部としてリーディングで提供しました。それが今、自然療法や代替療法、あるいは輪廻転生やカルマの観点からの人間の深い洞察と救いをもたらす道を切り開きました。その流れの中でさらにこの現代の日本を中心に、今以降の時代に必要なものを、ケイシーの流れを踏まえ、ケイシーの頃よりさらに科学技術や学問が急激に進んできている現状に合わせて、太古の英知をさらに出していく必要が出てきました。それでホワイトブラザーフッドからヨハネが転生してくる必要があったのです。ケイシー自身もそれは予測しています。

その時代、その地域に必要なものが現れるように神が図らわれるからです。天のご計画に従って現実が動いている何よりの証拠です。現代には現代に必要なものが出ます。現代の科学技術や学問では十分ではない、別の大切なものを拾い上げて世の中に提供する必要があります。それで初めてバランスが取れて人々も道からそれずに済むし、世の中が悪化し続けることがなくて済むからです。現代の科学技術や学問とそれを基にする人々の常識、そういうものからして思いもよらないような真実や対応策があるのです。例えば土地の影響。現在の科学技術や学問からすると、全く気づかずまた思いもよらないようなことが、まだいっぱいあるのです。そういうことをリーディングでは明らかにしつつあります。

一般には偶然と片付けられたり、非科学的で迷信で馬鹿げていると見られる説明が、あるいはやり方が、そのように軽んじられ片付けられるようなものの中に、本当で大切なものがあるのです。確かに単なるこじつけとか迷信の部類も、世の中には多くありますが、そのように見えても実は本当のものもその中に混じっているということ。しかし科学の観点からは一緒くたにして、馬鹿げていると片付けられがちです。

例えば、熊本に地震があった。その直後に熊本を含めて九州に集中豪雨が襲ってきた。これは現代の科学や学問からすると単なる偶然に過ぎず、両者に関連性は認めません。ですが、太古の英知、昔からの本当の智恵からすると関連していることなのです。またそのような時期に、ようやくアメリカ大統領が広島入りを果たし、平和に向けての演説をすることが、今になって実現した。これも偶然ではないのです。一見すると今の科学や学問からすると、迷信だとかこじつけだとか、意味がないとか馬鹿げているとか、今の科学の時代に何をなどと言われますが、今の科学や学問では解明されていない、別の真理や方法があるのです。

そういうものを出していくことが、リーディングの役目です。さらに現代の科学や学問と太古からの智恵をつなげるのもリーディングの役目です。そうしないと現代の科学や学問だけですと、反れていってしまい、世の中が悪化してダメになってしまいます。それをバランス化させ、そういう流れでは漏れ落ちる、別の真理を救いとって補うということが必要なのです。

【質問3】イギリスがEU離脱を国民投票により決定しました。「ポピュリズム」の危うさを一部の知識人は警告しています。各国の利害関係を根底に抱え、移民問題がそれを表出させました。それでもEUがONE に向かう事は、神さまのみ心であるのでしょう。人類はこれまでもその努力を怠ることなく、今日を創り上げて来ました。神さま、どうか今後ともお守りお導きお助け下さいますよう何卒、よろしくお願い申し上げます。

【ソース】現実の動きは、偶然でも非合理でもなく、その時点の内面の顕れです。また神がそこに関与され、必要な学びを与えバランスを図ろうとする動きにもなっているのが現実です。神さまが関与して現実の動きを、意思表示として顕してくださっている、その意味で現実の動きは「メッセージ」です。現実の動きには心があるのです。また自然や生き物たちの思いをも顕しています。しかしこういう捉え方や解釈は、現代の科学や学問からすると馬鹿げていると片付けられ、軽んじられています。そのように片付けられるのは実は非常に危険なのです。そういう科学と言うのは、ある意味で「悪魔的」なのです。

それゆえいろいろと思わぬ事態や問題を発生させています。そういう、冷たくて唯物的なあるいは機械的な科学や学問が、ある意味でその一方にテロを引き起こして、それを受けざるを得ない事態を招いているのです。ある意味で勝ち組とか支配者になっている人たちには、その全部とは言えなくても悪魔的なものが潜んでいるのです。そういう人たちが悪魔という意味ではなく、悪魔的な要因がそういう人たちの中に一部、知らず知らず入り込んでいると言うこと。そういうものに気づいて、良い方に向けていくことがリーディングの役目です。

ヨハネの黙示録も、そういう観点で書かれています。イギリスがEUから離脱したのも、ヨーロッパの内面の現れです。それがメッセージにもなっています。ヨーロッパは、もともと歴史を見て明らかになように、一体ではなく複合体です。モザイクのように、いろいろな要因を含んでいます。特にイギリスはプライドも高く、かつて大英帝国が栄えたように、EUの一部として収まることができないものがありました。イギリス自体にもカルマや課題がありました。それが今様々な形で現れ出て、EUの許容範囲を破り、離脱する結果が出たのです。それでもEUには依然として可能性と役目があります。いろいろな曲折を経て、EUも教訓を学びながら歩んでいくし、歩んでいく必要があるのです。

大事なことは、現代の科学技術や学問を否定することではなくそれが全てでは無いことに気づいて、それによって漏れ落ちる重要な側面を掬い採って、バランスを図ること。リーディングが語る別の真実に耳を傾け、それらにも考慮して生きていくこと、それと祈ること、この2点です。そのためにリーディングの流れが、天の世界から地上に顕れ出てきているのです。 天のご計画と思いが、地上にも「リーディング」と言う一つの具体的な形をとって顕れ出ています。天にあるごとくこの地上においてもありますように。その一つの具体的な現れです。そういうものに気づいて、それを求めている人がリーディングに引き寄せられます。「類は友を呼ぶ」の法則です。

【質問4】支配者と被支配者。勝ち組と負け組。頭が良く、能力のある人は支配者となり勝ち組になります。支配され、虐げられる立場に置かれてしまう人々はどこをどう間違えたのでしょうか?一番最初に生命体としてスタートした時には、同じ状態だったと思うのですが、心は、魂は、個性は、どう形成され、信仰の有無はどう決まり、救いの差は何が原因なのでしょうか?一人ひとりが神に愛され神を愛して、与えられた命を全うできるよう、お守りお導きお力添え賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。常に神と共に主と共にあるように。神のみ心の通りになるように。全き服従を持って生きることが出来るように。ア―メン。

ソース:今は民主主義の世の中です。もちろん民主主義の良いところもいっぱいあるのですが、万能ではありません。弊害も、また危険性も孕んでいます。民主主義は自由と平等の元で成り立ちます。それは良い事ではあるのですが、競争を激化させます。そうすると強い者や要領の良い者、またそういうことに向いている能力の長けている者が、いじめのような形でのし上がって勝ち組になります。ある意味で要領が良くて強い、またそういうことに向いた能力の高い人が勝ち組になって世の中を動かします。そうするとそういう事に向いていない人や、優しくて敏感な人は、また別の能力を持っている人は、負け組になり、活かされなかったり癒されなかったり、報われなかったりします。

そうするとそういう人たちは、時には犯罪とか犯罪までいかなくても、世の中のためにならないようなものを出します。また善良な人たちは報われず、癒されないものを持ちます。それが、今の日本の実状の説明になっているはずです。そういう様相を呈しています。と言って反社会的になることが必要だと言うことではなく、修正が一部必要だと言う意味です。補うと言いますか。

ヨハネの黙示録も今説明されたような観点で、書かれているのです。それゆえできるだけ善良で、ユニークな才能を持っている人が発掘され、活躍し、社会を良くしていくような動きが必要になってきます。そういう方向で語られているのがリーディングなのです。そういう人たちを発掘し救済し、それによって世の中を良くする働きを推進して行くというのが、天の働きであり、それがリーディングによって行われているのです。今の世の中の全部が間違っていて危険だと言うことではなく、偏向性にバランスを取ったり補うことが必要だと言うことです。全体性の回復へ向けて。そのための動きが、ARIやリーディングの働きです。それが天の働きなのです。

何より、ヨハネ自身が象徴的にそのような報われないつらい人生を歩んできている典型なのです。今の世の中の流れに乗りきれず、典型的な負け組になった。でもそこで社会を恨んで、反社会的になったと言うのではなく、今の世の中の問題を痛感して、それを補い緩和させるような動きをし始めている。ヨハネのこれまでの人生に、今の世の中の問題やまたそれに対してどう捉え、応じることが必要かと言うことが、象徴的に示されていることに気づきましょう。またそれと似たような歩みをして来ている人が、ARIに引き寄せられてきていることにも気づきましょう。親鸞とその周りの人たちも同様でした。

そういう方向で一人ひとりが自覚すれば、優しく調和的な、より良い働きをしていけます。一人ひとりその観点で自分を見直し、より肯定的で調和的で優しい自分の振り向け方をしていってください。基本的に一人ひとりの想いと行いが、これまでの自分や自分の周りの状況を作って来ています。その意味で現状には自分に責任と役目と学びがあります。誰の場合でも。個性の違いも、救われるかどうかの差も、信仰の有る無しも、各人に責任と学びがあるのです。

神さまはそれぞれを違った形で創ってくださりました。それぞれバラエティに富んだ個性になっています。その上で一人ひとりに自由意志を与えて、自分の責任で自分を作ってそれを受けていく、つまり体験していくように計らわれました。信仰の有る無しも、救われるかどうかの差も、体験していくことも、一人ひとり各自に責任があるのです。偶然でも不公平でもありません。神さまのせいでもありません。ただ世の中がより良い方に行き、一人ひとりが報われ、健全でバランスの取れた、明るい、住みやすい世の中ができるように努力することは、人間の側に必要なことです。人間には自由意志が与えられ、現状には人間の側に責任があるからです。

神さまのご協力を仰ぎながら、現状に責任を持って、誠実に対応していってください。そうすればやればやっただけのことがあります。それがカルマの法則です。全ては報われていきます。善も悪も。カルマは、愛と正義の法則だからです。すぐに救われなくても、またすぐに信仰ができなくても、常に希望があります。そのために生かされ続け、機会が与えられていきます。輪廻転生していると言うことです。そこには神の愛と人間の希望があります。 
 
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
<了>