2013年12月5日

スペインの前世において、実際にあなたが十字架のヨハネと共にあったのです。


2011.3.24 パーソナル・リーディング No.11656 

【質問1】今年(2010年)の新年会の色紙に「十字架のヨハネと共にあった人」というお言葉をいただきました。今この時期にこのお言葉をいただきました意味とその内容の解説をお伝えください。

【ソース】新年会の色紙などARIにおいて頂くお言葉が外れることはありません。ただその場合、文字通りお言葉の通りである事と、象徴的な意味合いである事と、この2通りがありえます。具体的に今回あなたが頂いたお言葉に当てはめて説明するならば、文字通りということはつまり、スペインの前世において実際にあなたが十字架のヨハネと共にあったという事実があった。これが文字通りの意味です。

もう一つお言葉を頂いてありえるのは、外れているということではないのですが、もっと広い意味合いで、前世においてスペインで十字架のヨハネと一緒にいたというよりも、現在、更には時を越えて十字架のヨハネと同じ方向で学んだり取り組んでいる、十字架のヨハネの側にいた人。十字架のヨハネをしていたことを始め、その実体が生まれ変わりながら行ってきたことを理解し、大きな観点で見てその側に身を置き続けてきている人、そのような意味合いです。

今はこの文字通りか象徴的かの結論を述べる前に、もう少し話を進めます。例えば90人参加した席の中で、「十字架のヨハネと共にあった人」このお言葉が当たっている人が10人いたとしましょう。その10人の誰が引いても当たっているわけです。では、90人の中の10人の該当者のうち、誰にその1枚がいくのが、神様のご意思なのでしょう。それはただ当たっている当たっていないということを超え、今年の2月の時点でそのことを知る必要がある人のところに行きます。

他の人たちは既にスペインの前世で、十字架のヨハネと共にあったことを知っているので、そのお言葉を頂く必要性がありません。既にわかっているからです。あるいは、事実一緒にいたけれども、まだ気づいていない、しかし、今年はまだ気づくべきでなく、例えば3年後にそのことに気づく必要がある。そういう人はまだ気づいていないけれども、今年はそのお言葉は頂けません。

あなたは時期的に今年の2月に知る必要があり、それが今後のあなたの人生やARIでの学び、また使命を遂行したり、カルマを果たしていく上で役に立つので、神様が10人の中のあなたにそのお言葉を賜ったのです。事実としてそうであったかどうかだけでなく、このような事があるということです。あるいは、人によっては十字架のヨハネと共にあったけれども、今世では最後まで知らないほうが良い人には、その事は知らされないままで終わるでしょう。

あなたは知る必要があり、知るとためになるのです。これからのあなたの生き方や学びや使命を遂行する上で知るとためになるので、あなたに行き渡りました。しかも、新年会の色紙という形が良かったのです。ちょうどあなたの学びや模索の中で、タイミングよく絶妙にその事が知らされ、あなたはハッとはせられ、感ずるものがあり、確認もできました。例えば、そのお言葉を頂かなかったら、このリーディングも受けなかったかもしれません。たとえ受けても、この質問はなかったはずなのです。

そのように人間の運命というものを見る場合、起きることでその後の自分の動きや体験が左右されてきます。その全体を神様が導かれます。神様は信仰深き者、やる気のある者を、こうして導き育てられ、人生を全うさせるお方だということに気づかされたことでしょう。

ここで解釈ですが、まず重要なのは現時点においてあなたは十字架のヨハネであった実体と共にあるということです。ARIとのご縁を頂いて、ある程度の学びを授かり、自分の中に落ち着きや確信が得られた所での、この啓示でした。例えば、昨年ではちょっと早過ぎたでしょう。来年では少しタイミングを逸し、殊更来年に頂くほどのお言葉ではなかったのです。ちょうど波に乗って程よい時に頂いて、後押しになります。

また、次の質問とも関連することですが、あなたが普段信仰し、学んでいるところとの関連で、あなた自身も十字架のヨハネということは聞き知っており、それが一つの準備になって、ARIにも導かれ、しばらく学んで核心を得て会員さんとの繋がりもできてきたところで、更に学びを深めようとしていたところでした。「やはり自分は十字架のヨハネとも一緒にある」そのような実感が湧いてきています。

共にあるという意味は、一緒に活動する一緒に学ぶ、さらに十字架のヨハネのしている事に賛同している、その側に身を置いている、味方である、立場がほぼ同じである。そのように、無縁ではなく、その周囲に身を置いて理解し賛同し支えている。体験を共有している。心も理解し合い、共有し合っている。それが共にあるという意味です。

いずれにせよ、十字架のヨハネの系統にあなたは身を置いており、いつもいつも一緒に生まれ変わっていたということでなくても、大筋の流れとして、十字架のヨハネが辿ってきて、更にそれ以上にこれから辿っていくであろう方向にあなたは身を寄せ、そこでカルマを解消し成長を遂げ、使命を遂行して生まれてきた目的を遂げられるのです。

もちろん、あなたが普段信仰しているところは、あなたにとって主軸なのですが、それと共に、このARIの系統でも学ぶと更に得られるものがあり、特にあなたにとって必要であるということが示されたお言葉でした。そして実際、あなたが普段学ばれているところでも、スペインの十字架のヨハネとその先輩であるアビラのテレサの2人は、神秘主義の観点でも霊体験の面でも高く評価され、その教えの一部として出てくるのです。それによって、あなたは具体的に実際の十字架のヨハネにも会うようになり、神秘的で奥深い神の奥義を聞き知る機会を与えられました。

では、実際に400~500年前のスペインにあなたは生きていたのか。確かにあなたは文字通りの意味でも生きていました。あなたの中にキリスト教的なものがあるのです。そうであるからこそ、基本的にキリストの系統であるARIに入ってきて馴染めるのです。ARIは超宗派であり、系統を超えた根源的なものを志向しています。それでも基の系統というのはあるのです。それがキリスト系です。あなたの中にキリスト系がもしなければ、ONEという根源的なものを志向していても、そこまでは馴染むことは難しかったでしょう。

そして、その前世の根拠がスペインの前世にあったのです。そして、その時に主にあなたが親しかったり、共に励まし合った者たちがARIに大勢いたので、ARIに引き寄せられて、そして、ARIの中でもお友達や仲間が出来やすかったのです。「なぜ自分はARIに馴染めるのだろうか。自分の性格が外交的で人と仲良くなり易いからだけなのだろうか」。そればかりでなく、あなたの中に当時のお友達や知り合いがARIの中にいたから、すぐに親しくなれたのです。

あなたが十字架のヨハネというお言葉を頂いたことで、これを機にスペインのカトリック神秘主義を学んでいくことでしょう。それがまたあなたが大筋として学んで信仰を深めて来ていたことを肉付けし、それを完成する上で役に立っていくことでしょう。全体を根本の神様が導かれ、あなたはそのように仕込まれ、育成されつつあるということが、この一コマでも明らかになりました。

【質問2】今世においてARIにご縁をいただき深い学びを得、その教えに心より惹かれております。前世においてARIとのご縁がありましたら、お教えください。

【ソース】あなたが普段学び信仰しているT神社の方々とARIとは生まれ変わりにおいては、それほど重なり合ってはいないのです
が、霊的な系統やその持っている特質はかなり似通っています。更に社会的に果たすべき役目、立場、目指す目標はほとんど同一です。
そのために、あなたはARIにも入ってくることができました。そればかりでなく、ARIのほうの生まれ変わりともあなたは重なって
いる部分がありました。

T神社の方々の生まれ変わりの中に、もちろんあなたを見出すことができます。そればかりでなく、ARIの生まれ変わりのほうにも、あなたの前世をいくつか見出すことが出来るのです。その一番目は具体的に言うと、鎌倉時代初期です。京都のほうと関東のほうと、両方に地縁が、それぞれのグループでありました。あなた自身は京都などの関西との地縁は当時見出せません。あなたは鎌倉時代、関東の人間でした。

栄西は中国の宋に渡って、禅を日本にもたらしました。九州の福岡、それから京都、そして鎌倉幕府といったように、栄西はいくつかの拠点を持って、座禅を本格的に広めていました。あなたは完全な内弟子ではありませんでしたが、道を求める心が強く、噂を聞き知って座禅の修養に連なったことが何度かありました。

栄西は鎌倉でも武士たちや公家たちの座禅を指導していました。あなたは道を求める心が大きかったので、当時関東で活動を始めている僧侶は珍しかったのですが、念仏系の親鸞の活動も耳にする機会がありました。親鸞は鎌倉幕府を避け、その周辺地域で念仏の信仰を伝えていたのです。あなたは栄西の臨済宗を学びながら、若き親鸞の念仏の信仰の噂を聞き知って、学ぶ機会があったのです。

日連や一遍は、更に後の時期に関東で活動するようになりました。あなたは日蓮や一遍ほど後の代ではなかったので、栄西や法然、そして法然の系統の親鸞と直接交わるようになりました。法然のことはあなたは直接は知りませんでしたが、というのは、法然の地盤は関西だったからです。それでも法然の噂は聞いていました。現在のF.Yさんです。あなたは親鸞の真摯な信仰の中に深い教えを見出し、大いに参考にしました。そこでご縁が生じ、次のスペインにも共に生まれ変わっていくご縁が結ばれました。

あなたはカトリックに関して、根本の神様ということで共鳴していました。十字架のヨハネから教えを受け、その周りのシスターたちと共に学ぶようになりました。鎌倉時代以前では、古代のエジプトにおいて、アクナテンが多神教から一神教に基づく宗教改革を行っていた時代に生きていました。その時がARIのグループとの最初のご縁でした。

あなたは当時、彫刻を手がけていました。美術の方面で自分の腕を磨きました。アクナテンのエジプトの国で宗教が変わったことを、芸術を通して人々に知らしめる。その芸術表現が採用されていたので、あなたの信仰に対する熱意と芸術的な可能性が目に留まり、あなたは新しいひとつなる神様を、芸術的に表現するために働くようになりました。

あなたはインドに生きていたこともありましたが、それは龍樹の時代です。その後を追うように唯識の世親が登場し、それがARIのグループソウルをなしています。その時は世親の時代というより、その前の龍樹の時代のインドでした。

また、平安時代初期にも生きており、これもT神社のほうの系統のあなたの生まれ変わりです。特徴としては、T神社のほうが大抵の場合早くに手がけ、その後に出てきて教えを完成させ仕上げる役目を、このARIのグループが引き受けているということです。生まれ変わりでも、従って少しずれて後の時代に活動が引き継がれているのです。直系の中でというより、その周辺で独自に引き継いで完成させる事を行っているという関係にあります。

【質問3】 夫・K.T (19**年6月*日生、神奈川県**町出生)とのご縁をお教えください。彼の前世とこれからの人生における注意点や留意点、アドバイス、困難の乗り越え方をお教えください。

【ソース】彼は気さくでハキハキしており、物分かりが良い人です。何でもよく出来る人です。器用であり、気転が利き、ヒラメキのある人です。あなたとは前世で夫婦だったこともありますが、友達であったことのほうが多かったです。

いつもいつも夫婦として生まれ変わってきているわけではありません。しかし、順縁であり、お互いに分かり合い、支え合い、信頼し、尊びあっている関係です。あなたが使命を遂行したり修行するために、彼は理解を示し適当な距離を保って、あなたがやりやすいような環境を提供してくださってきています。

彼は前世の時も器用で気さくで気転が利き、主に人のお手伝いをして、自分の才能やアイディアや腕前を他の人を助けるために使っていました。知恵や技術を他の人のために役立てて喜ばれ、他の人がそれで助かって、それで彼自身も成り立たせていただいていました。

場所や仕事の種類を問わず、求められれば何処までも出かけて行って用を足す、便利屋的な働きをしていたことが多かったです。ほとんど技術職に就いていました。また知恵やアイディアを活かす仕事に就いていたり、人と人との交渉の取りまとめや取次ぎなどもしていました。また情報伝達など、ある所から別の所へと重要な任務を与えられて、機密情報を携えて伝達したこともありました。

さて、現在の仕事についてのことですが、今はインターネットのメディアの時代ですので、お店で売るばかりでなく、どれだけインターネットを活用するかが鍵になっています。もちろん、現場のお店が基本には違いないのですが、インターネットを活用してどれだけ良いホームページを作るか、そして、すぐに対応していけるかにかかってきます。

その際、お店の現場ももちろんですが、特化すること、つまり雑然といろいろなものを並べるだけでなく、商品を特化し、こだわりを持たせることが必要です。そして、それがネットや噂で伝われば、日本全国から****のお店に、その方面の関心があるお客さんがやってきます。日本でもそのお店にしか無いというこだわりを一つ二つ持ちましょう。また、期限決めで特集を組むのも良いかもしれません。その特集に誘われてお店にやって来たら、他にも良いものがいろいろあったということなら、お客さんがその時だけでなく定着します。

お客さん商売ですので、お店の雰囲気が明るく親切で信頼がおけること、良心的であること、即座に対応して心配を解消したり、欲しいものを手に入るようにしてあげること、例えば、「こういう商品が欲しい」というお客さんがおられたら、今お店に無くてもそれを探す手配をして手伝って差し上げるとか、出来るだけのことを誠実にして対応してあげれば、お店の評判が高まります。また、類似のお店とも連携し、協力し合って商品を交換したり、引き受けたりすれば、連携を図ってさらに強力になります。自分の所だけで頑張っていても限界があるのです。

お店は入りやすくしましょう。お店の雰囲気作りや全体を整えるということで工夫を要します。もちろん店員さんという人間が、一番の決め手です。今の時代、続かないことはありません。

また日頃、お祈りをして仕事に価値を置いていれば、アイディアが授かり、それを実行に移していけば開かれていきます。神様のお導きが働くからです。何より、今繋がっているお客さんを大切にすること。現状から出発し、今のお客さんを本当に大切にしてよく面倒を見てあげること。そうすれば上向きになり、今を土台にしてそのような誠実対応をどの瞬間もすれば、着実に伸びて行きます。

日頃のお祈りで、神様に仕事を通して世のお役に立つことをお願いし、お店をお祈りの中で神様に捧げましょう。そして深く頭を下げて「何とぞよろしくお願い申し上げます。神様の心の通りになりますように」。そのように神様にお伝えしましょう。

「今世、私が生まれてきた目的が神様のお心に沿って正しく遂げられますように。それによって、世の多くの方々のお役に立てますように、どうぞ宜しくお計らいください」。そういった主旨のお祈りを日々捧げて、仕事に感謝し、精一杯今の機会を大切に励まさせていただきましょう。あなたも妻として、よく夫の相談に応じ、力を合わせましょう。

【質問4】神様のお導きとお守りをいただきまして2010年2月11~15日に国立の***・ギャラリーに於いて無事に13回目の個展を開催し、終えることが出来ました。来客数こそ減少したものの、お客様とのあたたかい大切な交流が多くございました。今後、創作活動におきましては、これまでのスタイルで良いのか、あるいはどのように活動していったらよいか具体的にお教えください。

【ソース】変えないほうが良さそうです。今までのものを一貫した姿勢で続けるのが良いのです。一貫性を基本軸にしつつ、その中で時代状況やニーズ、あるいはあなたの成長や変化に応じて自ずと変わる部分が変わるということならば、それは良いのです。しかし、基本方針とか自分のスタイルとか信念とかは変えないほうが良いのです。自分ならではのものを大切にすることです。自分にしか出せないものを丁寧に一つひとつ仕上げましょう。自分にしか出来ないものを作ること。自分だからこそ出来ることを真心を込めて一つひとつを仕上げていくことです。

自分に与えられた使命とは何なのか、そのことに思いを致す時です。自分の腕を磨く、技を磨く、もっと根本のところでは、自分という素材自体を磨く。仕事上の技術とか技を磨くばかりでなく、自分という人間の素材そのものを磨く、作り上げる、整える。さらに生活も整える。身体と心の健康にも留意していく、人間関係や環境も整える。いつでも万全の態勢で気持ちよく仕事に打ち込める。そのようなことのために信仰があり、また教えを学んで指針にしているわけです。

自分やその周りが整い、良くなってくれば、そして健全な目標や願いを持って神様といつも繋がらせていただいていれば、自分という素材が目一杯活用されます。また、目一杯活用されるような状況や機会が与えられます。そうしたら、すかさず与えられた機会に感謝して充分に機会を活かさせていただくことです。

そして感謝し、超作で捧げながら無心になって取り組んで、一体化して挑んでいけば、神様が導かれ、最善の結果を授けて下さります。そのようなプロセスであなた自身が成長を遂げ、自ずとカルマも解消し、自分の限界自体が打破され、今まで以上の仕事が出来るようになり、喜びや確信、感謝が湧いてくることでしょう。あなたのものが良いとわかり、そして評価してくださるお客さんを始め、仕事で繋がっている方々と共に、それらの方々に素直に感謝し大切にさせていただいて共に歩んでいきましょう。
リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
                    <了>