2015年2月6日

日本各地で起こる天変地異、イスラム国の動き、デング熱などが今騒がれるようになった意味は?

2014.11.15 リサーチ・リーディング No.14095  

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。木曽御嶽山が噴火しました。11月4日には九州各地で火球が目撃されました。この意味をお話しください。

【ソース】人間は肉体だけでなく心があります。更には心の奥に魂や霊があります。人間生命の本質は魂や霊の方にあるのです。そのような多次元の人間存在に対応するように人間が置かれた環境や世界の方も、そのような多次元の世界構造をなしています。物の世界ばかりでなく、心の世界が広がっており、更に心の世界の奥には魂の世界、霊の世界もあるということです。人間にしても、人間が置かれた世界にしても、このように多次元の幾つもの層をなしてあります。

ところが、この50年100年の日本人は、物や物に対応する肉体の方にばかり向かっています、この世の物の次元の方に。もう一方の魂、霊、そしてそれに関わる命の尊さ、愛、思いやり、畏敬の念、配慮。そういった目に見えない世界の方が軽んじられ、また否定されてきてさえいます。愛、命、心、信仰、畏敬の念、礼拝。そういったものが本当はあるのに、そしてあるばかりでなく、重要であり本質をなしているのに、軽んじられてきています。

そういった目に見えない世界があって、物とか肉体とか現実の動きが支えられ、司られているにも関わらず、元にあるものが見過ごされ、大切にされていません。そのような風潮があって、自然という命をも傷めつけたり、大切にしたり感謝する心がなく、自然を慈しみ自然に感謝し自然と調和するような精神が欠如しています。

それは、本来のあり方でなく、バランスを欠いている為、支障を来すことが起きてきます。そして、そのような支障を来すことを通して神が大事なことに気づかせ、改めさせようとなさっておられます。「そういうことではいけません。間違いに気づくように、偏りを正すように、考え方価値観生き方等を改めるように」。そのように出来事を通してメッセージを送ってきておられるのです。

カルマというのも元々悪であり、不適切さであり、アンバランスのことです。それ故、ブッダは中道や八正道、八つの正しい道を説き勧められたのです。アンバランスをバランス化させるということです。それがONEの道です。神様という本当の規準、愛と真実に沿って、神様と一つになるように正せば、その時点でカルマが解消し、現実の問題も解決し、困ることや苦しむことがなくなってくるのです。

大事なことは、それぞれのことに関して何が正しいのか、また、中道なのかを見定める知恵です。それ故、仏教では知恵を重んじているのです「如実知見」といって、真実をありのままに認識し見定め、それに則して行ったり対処する知恵が解決への道だということです。そして、そのように真実を見抜いたなら、それを行動に移す。それが愛であり慈悲なのです。そういうことが今の日本人にはなっていません。著しく偏っています、世間の風潮としてです。

例えば、御嶽山は昔から日本の聖なるお山のひとつです。いわゆる、霊山です、修行の場です、信仰の場です。セブンテラス瞑想を見てもわかるように、山は聖なる場であり、特に八合目より上は神様が留まられる清らかで神聖な場です。にもかかわらず、悪気はなくても多くの日本人が行楽の目的で、つまりレジャーやレクリエーションで、物見遊山。そういった軽い気持ちで、この世の次元の自分達の楽しみや慰め程度で、山に登ったり降りたりしています。なっていません。

厳粛な気持ちとか感謝の気持ちとか、畏れ敬う気持ちとか、礼拝するとか、山に登ってお参りして感謝して謹んで下山させていただくとか。そういう精神や心得が著しく欠如したまま、軽い気持ちで登って降りてきています。頂上でお弁当を食べてはいけないとまでは言いません。しかし、本来山というのは聖なる場なのです。富士山にしても御嶽山にしても、また他の山にしてもそうです。それに気づくように、そして心がけと行いを改めるように、神の警告として起きたことです。

神にお詫びのお祈りをするように。また、亡くなられた方々へのお祈りをよくするように。その辺り一帯の土地のカルマも解いていただけるようにも、お祈りしてください。

その日、御嶽山に登られて被害にあわれた方だけが悪いということではなかったのです。あの出来事は日本人全てに対する警告であり、ある意味で神のお怒りが下ったのです。神からのお叱りです。被害にあわれた方だけが悪かったというのでなく、日本人全体へのメッセージであり、神のお叱りです。出来事メッセージです。

東日本大震災が起きたにも関わらず、その後もこういう大事なことに日本人が気づかず、改めず、相も変わらず物や欲の方に傾いています。欲望とか感情とか、見た目とか。そういった物とか肉体の次元、或いはこの世の次元、欲望を満たすこと、利己性。そういった方に傾き過ぎています。成長が見られません。

アンバランスのままで、ものは成り立ちません。それで、そのようなことが起きざるをえなかったのです。元には神の愛があります「わかって欲しい、気づいて欲しい、そして改めて欲しい。良くなって欲しい」。そのような神からの熱き愛が厳しい形で届いたのです。

ほぼ、7年前、ARIのギャザリングで御嶽山に40数名の方が登られました。その時、九合目の辺りに万年雪があり、体力的、また時間的には頂上まで登ることが可能だったのですが、万年雪の為、安全を図って頂上まで行くことを断念しました。これが良いのです。ARIのような信仰深い人達の集まりでも、頂上まで登るのは控える。そのような慎ましやかな心が大事なのです。うっかり頂上まで入ってはいけないのです。セブンテラス瞑想を見れば明らかです。

八合目から九合目の辺りに雲の傘がかかっていて、その雲は天の世界と俗世とを分つ境界線を雲の傘は表します。その雲の上は天の世界、神様のおられる世界で神域です。或いは聖域です。身も心も清め、恭しく拝礼の気持ちで入らせていただかなければならない所なのです。セブンテラス瞑想の説明です。

実際、そのように山はできているのです。御嶽山に登るのは体力があれば登れるということではないことに気づきましょう。それ故、ARIですら九合目までとし、九合目から頂上の神様を拝み、帰らせていただいたのです。安易に聖域に入り込んではいけないということです。

昔から本当の宗教にはそのように厳しいものがあるのです。イスラエルの神殿でもそうでした。日本の伊勢神宮でもそうです。そうでなくて、ご神域の中に入ると死んだりするということが起きたのです。或いは口がきけなくなったりしました。本当の宗教には厳しい面があり、ヒエラルキー、つまり、階梯や段階があるのです。霊的に進化していくというのは大変なことです。何度も試練と死を潜りぬけて、リスクを冒して、初めてその上まで上がれるのです。死と復活の限りなきくり返しです。

九州に一時火球が飛んだのは天の徴です。天からのメッセージです。九州には阿蘇山があります。日本の山々は連動し繋がり合っています。

また、ご質問の中のこととの関連で、ヨハネ・ペヌエルとの関連があるのかどうかということについて見てみます。直接の関連はないものの、ヨハネ・ペヌエルが日本に日本人として生れたということで関係しています。

その為、御嶽山が噴火する際、よりによってその時ヨハネは新幹線に乗っていて名古屋に向かっていました。そして、ちょうど噴火の時刻は御嶽山に最も近い位置を通過中でした。御嶽山の真南の位置を新幹線で通過中に爆発したのです。しかも、お昼頃であり、ちょうど太陽が最も高い位置に達した時噴火が始まりました。1999年のノストラダムスの予言の時、ヨハネが乗った旅客機がハイジャックにあったのも、太陽が真上にある最も高い位置の時でした。太陽と日の神様です。

来年は阿蘇山の近くの熊本でクリスマス会があります。直前の前世の徳冨蘆花の時にちなんだクリスマス会となります。そういったことで、その辺りのものが動き出しているのです。重要な個人と、それと繋がりのある集合体とは連動して動く。その一つの現れです。ヨハネの黙示録もヨハネ個人のことと、ローマ帝国や当時の世界の動きが連動して動いていくことが克明に描写されています。

全て根本の神様の愛故に、お手入れが加わり、浄化と育成のプロセスを辿りながらカルマが現れ出て試みにあい、育て導かれていって完成へと向かうのです。人間の完成と地球の完成へ向けてです。現代にもそのような動きが見られます。

【質問2】「イスラム国」の動きを憂慮しています。「今後、世界の宗教がイスラム教に強く影響されて行く」と一部では言われています。キリストの愛のみ教えの普及と、この動きとの関係をお話しください。

【ソース】キリスト教はもちろんイエス・キリスト様と関連しており、イエス・キリスト様から始まった宗教です。その意味で重要です。但し、歴史上のキリスト教はイエス様そのものと一つにはなっておらず、ずれがあります。その為、イスラム教を一方に生み出させたのです。それは人類の成長段階が未だ低いことを表しています。

イエス・キリスト様ご自身は完璧であられ、完成されたのですが、キリスト教という宗教は完全ではなく、かつてのユダヤ教のような二元論の産物です。対立二元論です。ONEではありません。ONEではなくTWOなのです。

その為、自分と対立するものを一方に生み出させました。具体的にはそれがイスラム教です。内面の現れが現実なのです。そこで本来のイエス・キリスト様のONE を出していかねばなりません。それが時代の要請です。その為にヨハネは生まれ変わってこなければならなかったのです。ONEという本当のキリスト教をもたらすことが必要となっているのです。ONEとは完全な愛、無条件の愛です。ONEならば、もう一方に対立を生みださせず、それぞれの違いの意味を理解し、全てを覆う程の愛を持って包み、癒し、本当の地球平和をもたらすことが出来るのです。

イエス・キリスト様ご自身とキリスト教という宗教を同一視しない方が良いのです。分けて見るべきです。両者に繋がりはありますが、別として見るべきです。厳しいようですが、そのような反省や認識が必要です。

ONEというのは、アメリカから始まったニューエイジ運動と関連しています。それは多分に反キリスト教的な色彩が濃いものでした。キリスト教の教会に疑問や限界を抱いた精神運動だったのです。その為、キリスト教側からは好ましくないものと見なされ、反キリストの動きだと捉えられました。ここで誤謬があります。本来、イエス・キリスト様とキリスト教という宗教は別物なので、反キリスト教が反キリストではないはずなのです。でも、キリスト教側は自分達がイエス様と一つであると当然のように認識している為、教会に反する動きは反キリストだと見なしてしまった点が間違っていたのです。むしろ、本当のキリスト精神をもたらすことが使命なのです。

ただ、アメリカから始まったニューエイジ運動は未だ未熟であった為、アンチテーゼでした。やはり、対立を一方にもたらしたのです、キリスト教は。しかし、そのアンチテーゼを経て、ジンテーゼという本当のキリスト教であるONEがもたらされるのです。その使命はヨハネ・ペヌエルに鍵があります。その為、エドガーケイシーは自分の後、東洋にヨハネが再来することを予告して亡くなったのです。

キリスト教がこのようなことに気づいて反省し、改めていくことが出来れば、世界に平和が訪れることでしょう。イスラム国という過激派は過渡的に今の時代を表すものとして出て来ています。それを警告として自分達を見直して出直しを図ることで、乗り切っていくことが出来るのです。

【質問3】この夏、日本では「デング熱」が東京を中心に発生しました。また西アフリカでは「エボラ出血熱」に悩まされています。このことは何を意味し、何を改める必要があるのかをお話しください。

【ソース】物的次元では、衛生管理の不行き届けによることです。しかし、魂的にはもっと根が深く、敬い慎む精神の欠如によります。つまり、心や心の奥の魂自体も不衛生であり、穢れがあるということに気づくべきです。物的次元での不衛生ばかりでなく、心や魂までが汚れている。その為、感染し発熱して死に至る確率が高いということ。その生命体が死に至る程深刻な事態に陥っているということを表しています。

日本ではデング熱が少し広がりましたが、日本にもそのような不衛生な面が少しずつ出始めている。特に東京を中心に肉体ばかりでなく、心や魂も不衛生になって汚れが出てきていることを表しています。しかし、未だ死に至る程酷い状態には日本人はなっていないことを表しています。でも、そういうものの走りが既に日本にも起きているということを表しているのです。

ここでそのことに気づいて反省し、改め、肉体や物の次元だけでなく、何より心や魂まで清め、正していくということ。慎ましく生きる、そして生かされて生きる精神が求められていることなのです。

皆、物の次元しか見ていないので、物の次元の原因を調べ、物の次元で対処するだけで終わっているので、事の本質が見えず、その為、根本の解決に至っていないのです。真に改めるべきは心やその奥の魂にあるはずです。

【質問4】「天気」は「天の気持ち」であるという捉え方があるようです。晴れ、曇り、雨、雷、雪、風、地震、虹、オーロラなどの自然現象には神のどのような意図が込められているのでしょうか?一人ひとりが真に幸福になれますよう祈ります。常に神と共に主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従をもって生きることができるように。アーメン。

【ソース】人間は生物の一種であり、自然の一部です。しかし、人間だけが他の動植物とは異なり、ある意味で進化を遂げ、影響力を振うようになりました。道具や技術を発達させ、自然界にまで影響を及ぼす程の力を持つようになりました。

それは、大昔火を熾すことが出来るようになったことから始まっています。近代ではイギリスで蒸気機関車が造られました。人間は道具と技術を手にし、それを急激に発達させることで、周りをコントロールし自然界にも介入し、影響を及ぼすようになったのです。その為、今では自然の動きでさえも人間の影響を受けて動くようになっています。

昔はそのようなことはなく、自然からの影響を受けるだけだったのです。良くも悪くも影響を及ぼす側に回りました。しかし、その為人間は何でも出来る、そして、しても良いと錯覚してしまっているのです。実際はそんなに多くを出来ないし、してはならないのに、そのように思い違えています。その為、神のお叱りを受けるようなことも起きるようになっています。

カルマの法則が自然との関わりでも動くようになり始めました。悪ということも人間に対する悪ばかりでなく、自然に対して犯す過ちも増えてきています。

東日本大震災も大地震から始まっているのです。第1段が大地震、第2段が大津波、そして第3段が福島第一原発の爆発です。それによる放射能汚染が最も深刻でした。人類が招いたことです。ただの自然の脅威ではありません。天災ではなく既に人災になっています。人間は物の科学を発達させたことで、物は無機物であり、物の次元だけの因果関係で動いていると、心を無視した機械的な、また客観的な因果関係を本当だと捉え、それを元に物的な科学技術を発展させてきているのです。

でも、本当は心や魂が自然界にも介在して動いているし、人間も自然界に関与し始めているのです。昔話や神話では、物の動きや自然の動きにも心や人間が関わっていることをよく知っていて、そのことを伝えてきています。その為「天気」も「天の気持ち」ということを感じ取っています。しかし、こういう捉え方は現在の最先端の科学技術ではナンセンスと捉えられ、笑われる始末です。それが傲慢さなのです。それでいろいろ不都合が出て来ています。

晴れは明るく喜びに満ちた気持ちです。曇りは曇り顔の徴です。雨は良い意味としては浄化です。また、雨によって潤い、育成され、地も固まり、落ち着きます。否定的な意味としては、雨は悲しみ、憂いを表します。嵐や台風は浄化作用と怒りと、均衡を回復することを表しています。

雷は天からの強い厳しいメッセージです。風は均衡を表し、聖霊をも表します。地震は大地の身震い、目覚め、カルマの浄化、是正を表します。虹は天との契約を表します。また、希望を表します。オーロラは天の気持ちの神秘性や奥深さを表します。雪は周りを浄化する天の世界と清める働き。また、冷たくて厳しいあり様を示しています。

リーディングを終了します。
    (ありがとうございました)    
<了>