2011年3月10日

私たち二人が、今世において夫婦となった意味は?

2007.10.15 リーディングNo.10182

【質問1私の前世と霊界での様子、魂の傾向をお教えください。

ソース魂の傾向としては、心が広く、様々な概念や考え方を自分の中に宿している人です。異なった考え方や見地が、自分の中にあって、それをそのまま共存する意識の広がりをもっています。それが外にも投影し、それぞれの人の考えや互いの違い、それらをそのまま認識し受け入れて、共存できる優れた点を持っている人です。
 
いろんな異なった人と交流し、お友達になることができる人です。自分独自のものもありますが、互いの違いを楽しむことすらする人です。互いの違いをそれぞれ知って、それをユニークさと捉え、楽しんだり活かしたりしながら生まれ変わってきました。
 
主な前世を見てみると、イスラエルのサウルからダビデにかけての時代に生きていました。穏やかで心が和む人でした。神を賛美したり、楽器で神をたたえたりすることに関わっていました。そのような行事や催し物が楽しみでした。宗教上のお祭りのことです。宗教儀礼です。あなたは、言わば後続部隊として控えていました。今でも控え目なところがあるのはそのためです。人を立てて優先させるところがあったのです。しかし、必要で求められれば、積極的に快く応じ、神を賛美したり、たたえるために、楽器の音を鳴らし仲間たちと共に、それを行うことを喜びとしていました。
当時多くの人たちとの出会いや、関わりがありました。その中で心を豊かにし、それぞれの人から学ぶことがあることを知りました。あなたの方からも他の人たちに、自分が与えられるものを出していくことがなされました。しかし、どちらかというと控え目で、話なら聞き役に回ったり、また他の人の役目を優先して、席を譲ったりする人でした。他の人が演奏しているときも、それを聴いて楽しむ心の余裕や配慮がありました。
 
紀元1世紀のローマ帝国にも生きていました。イタリアからギリシャにかけての地域に生きていました。好奇心が旺盛な人でした。人の話を聞いたり本を読んだり、家族や友人と交流して、様々な学びを行ったりしていました。物静かな人でしたが、行動としては、消極的ではありませんでした。どんどん前に出る人ではなかったのですが、好奇心が旺盛でしたから、「できるだけ知りたい、体験したい」という思いがありました。自ずと物知りになり、新しい知識や物珍しい事には目がなく、幅広い知識を持つようになりました。心を感ずる人でした。特に音楽と文学が好きになりました。
家族を大切にしていました。友人もたくさんいました。内と外とのバランスが取れているほうの人でした。しかし、少し考えすぎるときもありました。そのような時は迷ってしまい、どうしていいかわからなくなって、次第に焦りました。また、人間関係で気兼ねをするところもありました。
日本の鎌倉時代前半期にも生きていました。現在と同じく大阪に生きていました。精神性を持った人で、神社やお寺に惹かれました。また、大阪・奈良・京都・兵庫などの文化的な味わいに、とても強く惹かれる人でした。人間の生活や文化、更に歴史などに多大の関心を寄せて、注目したり味わう人でした。人間について、深く感じたり思う人でした。思索好きな人でもありました。

16世紀後半のスペインに生きていました。陽気で明るい面と、考え込んで引っ込み思案で、恥ずかしがりの面とを備えていました。それで、あなたの周りの人があなたに気遣いました。その時によって、様子が変わったからです。しかし、周りの気遣い人のことを、今度はあなたが気遣うことがしばしばありました。それでも、歌や楽器に合わせて陽気に踊ったり、明るく振舞ったり、チャーミングな面も持っていました。民俗音楽が好きでした。以上があなたの主だった前世です。
霊界にいたときは、思索好きでした。霊界で考えたり、真実を追究したり、周りの様子を観察して、興味を持って過ごしました。また、様々な存在と交流し、親睦を深めました。冒険好きで茶目っけもあり、あの世で生き生きして、他の霊たちを和ませたり、一方悩みを聞いて、心を感じて受け止めてあげたりしました。霊界ではそれほど困ることは少なく、柔軟で、自分が置かれた環境に適合し、調和していた場合がほとんどでした。
生命については、関心が深く、あの世でじっと思いを凝らしたり、また高位の存在方にも目を向け、心を打たれたり感銘を受けたりしました。また、あなた自身それを見習い、他の霊たちに対して、良い影響を及ぼすように、工夫したり、配慮するようになりました。比較的穏やかで、楽しくあの世で生活していました。

【質問2私の夫M.K1952年1月〇〇日生)は、家庭生活において、とても協力的で、また10月の講演会にも参加してくれることとなり、とてもうれしく、また大変感謝いたしております。私たち二人が今世において夫婦となった意味、またこれから夫婦としてやっていく上での使命、留意点をお教えください。

【ソース前世で何度か緊密な間柄の人でした。夫婦であったときもあるし、友人だったときもありました。また、様々な学びの体験の仲間の一人だったときもありました。お互いに束縛し合うことは少なく、変幻自在に互いの良さを引き出し活かし合いながら、思い思いに展開してきた関係でした。
二人とも周りの環境が水なら、水の中を泳ぐ魚のような感じだったのです。二人とも周りをすいすい泳ぎながら、時々落ち合って交流したり、情報交換をしたり、仲間として組んで、いろんな事を行ったりしてきました。互いの特徴や良さを知って配慮し、それ以上束縛したり規定はしませんでした。今でもそのような互いの尊重や信頼、自由を認める面が特徴として出ています。あなた方夫婦は、周りに対して、お互いに信頼し、尊重し、活かし合う関係の中に、人間関係の理想があることを、身をもって示していく使命があるのです。
夫婦は格別な関係です。と同時に、夫婦としてだけ完結して閉じてしまうよりも、夫婦は言わば人間関係のモデルであるべきなのです。夫婦はもとは他人です。血縁者ではありません。恋人であったり友人です。その二人が、どんな身内や血縁者よりも、緊密になるのが夫婦の特徴です。血縁者でない者と、身内以上に緊密になり、そこから新しい家庭が生じます。それでいて、身内のように拘束したり、批判し合うことなく、どこかいつまでも友達で、気さくな間柄で、楽しんで過ごし合うことが、夫婦なら可能です。
あなた方夫婦は、その事を身をもって周りに示してきました。これからも、それを示していくことでしょう。それが夫婦を楽しむということになります。楽しむということは、人生において、大切なことです。そこに配慮と愛があるからです。また、根底に信頼が、そして相互尊重があることでしょう。あなた方は、互いに相手を立てながら、しかも対等であり、平等と自由の精神を出してきました。それを自然にさりげなくやってのけてきています。それが、ますます円滑になされるようにするのが留意点です。
人間的な意地とか、自分を抑圧したり、自分の気持ちを自分の中で伏せることなどをしないことで、ますます一つの生命と一つの生命とが、いかに自由自在に、伸びやかに関われるかということを示していくのです。前世のときは、互いに自由すぎて、少し離れ気味だったときがありました。一方近づきすぎて、意地の張り合いになったり、少し背を向けて、一緒にいたこともありました。二人とも気さくでユーモアがあり、軽快な感じのところがありました。
ご主人は、前世で気まぐれだったり、放浪癖もありました。考え方も目まぐるしく変わったり、相手に合わせすぎて、自分は何でもいいというところもありました。一方あなたは、懐疑心が強すぎたり、迷いすぎたり、考えすぎたことがありました。また自分をなくしすぎて、周りの波に翻弄(ほんろう)され、自分を失いかけたときも、あなたはありました。
そのような時、互いに遭遇し、何か自分の弱点を相手の中に見て、自分の課題を見せ付けられる思いをしたことが、何度かありました。相手を指摘しながら、「それは自分の弱点だ」と何か途中で気づいて、相手を指摘しているのですが、途中で気がとがめて、やめてしまうこともしばしばありました。それでも深刻になることはほとんどなく、自由でさっぱりしていました。そして、相手を配慮し活かすすべを心得ていたのです。そのように付かず離れずの間柄で、生まれ変わってきた関係なのです。
これからも、今世の後半から来世に向けて、ますます同じ水の中を泳ぎ合う魚同士のように、言わば水を得た魚として、生き生きと楽しく泳ぎまわって、互いに認め合い、必要なときに合流し、また気持ちと情報を交換し、確認し合いながら進んでいくことでしょう。
その時その時、いい意味で自分に自信を持ち、直観力を働かせてください。考えてしまうと、止まってしまい迷いが生じて、どうしていいかますますわからなくなってしまいます。それよりも、上手に意識の転換を図りながら、体全体で勘を働かせることです。あなた方は、それが得意な方です。それによって、難なく困難を打破し、やすやすと乗り切っていけます。人生は、喜びの体験であることを周りに身をもって示していく夫婦です。問題を深刻化して固めると、本当に問題となってしまい、乗り切るのが困難になって、苦しみが生じます。そのようにしてしまう人たちが、多いのです。
ご主人は、前世から楽天家で無邪気です。あなたは一方、好奇心が旺盛で思索好きです。相性はかなり良い方です。対照的な面もありますが、根本の所は、互いに似ています。生命の伸びやかさや豊かさと、人生を楽しむことを、そして芸術や自然を愛する心を、あなた方ペアは周りに示していくことでしょう。

【質問3私は、現在主婦として家族の世話、家事など目の前の事をこなして行く毎日です。それが自分のお役目であり、自分に合っているとわかっていますが、どうしても「自分は何をやっても中途半端だ。このままではいけない・・・」と、いつもあせりを感じてしまいます。どうすれば、心安らかに喜びを持って、日々の生活を過ごすことができるのでしょうか。お教えください。

【ソースあなたの傾向の中には、人生のそれぞれをそれぞれなりに認め受け入れ、体験することを楽しめる面と、もう一つは考えすぎてわからなくなり、迷いのふちに陥ってしまい、少々焦りが出てしまう面との両方があります。周りに対して気さくで朗らかですが、相手の心を感じ取る感性が備わっており、相手の気持ちを優先しすぎる傾向が見られます。好奇心が旺盛で、なぞ解きが好きです。
前世でも、哲学や文芸や芸術などをとても愛好して、取り組み続けていた人です。生きる上での知恵に、前世でとても惹かれたのが特徴です。人生の知恵とか、なぞ解きには目がありませんでした。そして、物珍しいことに惹かれる傾向がありました。真に人生を楽しむすべを心得ていた人だったのです。
でも自分では、あまりそうは思えず、自分の実感としては、あまり余裕がなかったためか、自分の中ではそわそわしたり、焦りがあったり、よくわからなくなってしまいました。これもそう思えるし、あれもそう思えるし、それぞれいいと思う。どこかお人好しで、周りに振り回されやすい傾向があったのです。最後は決めなければならなくなって、頑固で気難しい人になり、強引に何かを一つ選び取って決めるときがありました。
いろいろな事に興味を持って取り組んできましたが、一方素直で忠実な面もあり、一つの事をずっと忠義に行って、献身し続けてもきました。人の悩みとか気がかりに、引き寄せられる人で、前世から何かと、もめ事や相談事にのることが多く、その時にウィットや知恵が、働く人になりました。そのような経験を積み重ねてきた中で、成熟した知恵や落ち着きも備えてきたのです。そして、周りの人たちの心を受け止め、示唆を与えるにまでなりました。
あなたは前世からの経験により、哲学者であり、知恵者であり、相談相手なのです。その意味でコーチングは、あなたにたいそう適していて、他者のお役に立つ道です。あなたは人の心を感じ取る、感受性を豊かに備えているのです。ただ前世で、自分を抑えすぎたことはありました。また他の人の事では、洞察力が働くのに、自分の事では迷いやすい傾向が、一部見受けられます。本当は、人生やその時その時の事を楽しんでいるのに、これでいいんだろうかと、どこかで思ってもしまう人なのです。
あなたは、あまり考えない方がよさそうです。考えると迷いのふちに、はまり込みやすいのです。あなたは、勘も働く方なのですから、もっと自分の事に関して、毅然(きぜん)とする面も必要でしょう。そして、途中経過は必要で、それ自体が人生であり、一つ一つが他と比べられない価値があると見るのです。そうすると、焦りから解放されます。あなたは、どこかで引け目を感じる、素直さや純情さも備えています。
前世でお人好しだったり、それが行過ぎて強情っ張りになって、気難しがりになったりもしました。自分の捉え方やとる態度が、一貫することが難しく、段々自分でわからなくなって焦りが生じたのです。今世では、その時その時のあり方で良しと捉えてください。そして一つ一つを踏まえて、次どうするかを自分を落ち着かせて、感じながら見ていくのです。
人生は波乗りだと捉えてください。海岸でサーファーになったつもりで、波が押し寄せてくるのを楽しむのです。波とは、もちろん人生の試練や困難のことです。大きな波だと、足元をすくわれて倒れ、下手をすると溺れ死ぬこともありえます。しかし、波乗りは波が来るからできるし、面白いし、サーファーとして熟達もするのです。人間として成長するということです。試練を通して、進歩するという意味です。波がこなければ安心し安定しますが、面白くないし、波乗りは成り立ちません。
人生は挑むためにあります。挑むことは、一般に苦難と捉えられます。しかし、苦難がないのが楽しみとか安らぎで、苦難がないのだけを良しとして、それを望んでいる人にとって人生は、苦痛になることでしょう。苦難と安楽とを別の二者として区別しすぎないことです。むしろ苦難を楽しむぐらいになれば、人生の達人の域に達します。
あなたは、ある程度それができているのです。そして、その時その時の自分の心の状態や、物理的な行い方を理解し、認めてあげるのです。まずは認めてあげるのです。その上で、それを踏まえて、これからどうすると更に良くなるのかを余裕を持って検討して、次に臨めば良いのです。一つずつで十分です。小さな一つ一つでも着実であれば、うまく事は運びます。そして、完璧でなくていいと捉えください。成長途上の歩みが、人生だと見るのです。その時その時、行うことに価値があります。
あなたは他の人をも、自分をも楽しませるために生まれてきました。そこに、また味わいがあります。苦しんだりうまくいかなかったことがあるからこそ、味わいが出てきたり、成長もするのです。そして、それが充実感となります。あなたは人生について、深く思索を重ねてきました。それと共に、勘を働かせたり、神様に目を向けて、じっと感じ受け止めて過ごすひと時を持ちましょう。
そこで何かが、起きてきます。自分の中に、確かなものが、次第に感じられるようになってきます。一人で感じる一時と共に、周りの縁のある人と味わったり、感じ合う一時をも大切にしていけば、互いに配慮し、支え合っていることが、実感できることでしょう。それはあなたに、自分の価値を認識させることでしょう。
一人で解決させようとしたり、頑張らなくていいのです。人生は、共に歩む旅です。互いに支え合い、手を引っ張り合いながら、歩んでいくのが理想です。自分だけで抱え込まず、パートナーがいることを知ってください。互いに重荷を担ぎ合い、また他の人をもうまく巻き込みながら、人生を全うしてみましょう。
リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)<>