2014年5月14日

前世において、大人しく辛抱強い真面目な人だったことが多かったです。

2010.12.22 前世リーディング No.11536

質問1:私の前世をお知らせください。

ソース:日本の国の中で、生まれ変わってきたことが多かったのですが、特に古い時代には、日本以外の所で生きていました。つまり、エジプトやインドなどで生まれ変わって、次第に日本の中で生まれ変わるように移ってきたのです。細かく見ていけば、それら以外のいろんな所で生まれ変わってきました。

前世において、大人しく辛抱強い真面目な人だったことが多かったです。純粋で、真面目で、心が清らかでした。繊細な心を持っていて、傷つきやすい面もありました。涙もろくて純情で、感情のひだがきめ細やかな人だったことが多かったです。目の前のするべきことに無心になって、一途に取り組んでいたことがほとんどでした。周りから叱られたり、支障をきたすようなことがあったりしないように、気をつけて目の前のことに熱心に取り組んでいました。

そのように、困ることがないように、目の前のことにひたすら取り組み、周りを気にかけながら一途に生き抜いてきたのが、あなたの前世の姿です。自分で何かしたいというより、とにかく困ることがないように、一生懸命目の前のことに当たってきました。辛かったり、不安だったりした時は、お祈りをしたり、信頼の置けそうな人の話に聞き入ったりして参考にしました。

これまでに58回ぐらい生まれ変わってきました。特に回数に異常は認められません。普通くらいの回数です。女性だったことがほとんどで、男性だった時は、58回くらいのうち7、8回程度です。その他は全部、女性として生まれ変わってきました。バランスを取る上で、男性に生まれた時もあった程度です。

惑星の滞在について見てみると、特に金星にいたことが多かったです。愛情面のことに惹かれ、心を大切にする人だったので、自ずと愛と心と命の惑星である金星に馴染みやすかったためです。あなたは、弱い者の味方であったことが多く、お互いに大変な者同士、支え合い、心を慰め合って励んでいたことが多かったのです。そのようなあなたですから、自ずと金星に惹かれ、金星に行くと落ち着けたり、心が癒されたりしたものです。

月にいたこともありました。そのため、自分の潜在意識を感ずることが多く、自分の感情をひしひしと実感しながら生きる人になりました。自分の奥深い意識から影響を受けやすく、心が落ち着いたり、安らぐことが少ない人になりました。しかし、その分繊細で、他の人の気持ちを感じ取り、大切にする人にもなりました。必ずしも他の人の気持ちを感じられない時でも、他の人の気持ちを汲んで、大切にしようという心をもつ人になりました。人のことを我が事のように捉える傾向が作られました。

自分の潜在意識を感じたり、感傷的になったりする面が作られました。お互いの気持ちを確かめ合ったり、感情を強く感じたりする人になりました。何時でもあなたは、自分の心を感じて生きているのです。また、それに耐えられるような忍耐力や粘り強さ、頑張る面が、あなたの中に作られました。

水星にいたこともありました。そのため、意識が研ぎ澄まされて鋭い面が作られました。また、理想や真実や正しさを重んずる人になりました。目標に向かって、周りの人が一丸となっていくことに惹かれるようになりました。また、感情面が旺盛でありながら、理性でなんとか自分を統御しようとする傾向も作られました。理論的な面と感情的な面の両方がミックスした、人格になりました。

霊界にいた時には、自分の気持ちを感じながら周りの様子を窺い、やや怯えたり、落ち込んだり、悲しくなったりして、心が不安定になることもありました。しかし、とてもしっかり者で、頑張り屋で、多くの病んだ霊たちを助け、周りからも頼られて、活躍していたこともありました。

いろいろと考え、真面目に取り組んだり、物事に対して熱心なところもありました。真面目で正義感が強く、物事に意識を傾注して人の話や霊の話に耳を傾け、正しくキャッチして、適切に応じて対処していく面が、あの世でもこの世でも作られました。自分の心が落ち込んでいる時でも、何とか自分を支え、目の前のことにしっかりと対処して、困ることがないように、また、問題の解決を図るように、健気なほど熱心に挑み続けてきたのです。現実に対する対処や処理する能力が培われました。

前世で就いていた職業は、人助け的な面が多分にあり、困った人のために尽くしたり、支えになったりする利他的で福祉的な面を持つ仕事が多かったです。また、生活の一部となるような、台所に立って調理をしたり、片付けをする仕事も、前世である程度、行いました。その時、その場の求めに応じて対応することが、実際は多かったです。

したがって、その都度いろんなことをこなしてきたのです。それによって、現実に耐える強さや、また、応ずる応用力などを身につけてきています。大変な時や、辛い時や、パニックに陥りやすいような状況でも、大変で辛くても、ともかくもこなせるようになったし、すぐに的確に判断して処理をする。そして、困難を切り抜けていくことも身に付けてきた人です。

主な前世を見ていくことにしましょう。今の人生にもっとも対応しているのは、日本の飛鳥時代の前世です。当時、困っている人、病んでいる人、恵まれない人たちのために、奉仕的に関わり、支えとなったり、慰めとなってあげていました。慈善的な活動を行い、医療と福祉の分野で働きをなしていました。

現在の四天王寺の建てられた所で、その寺院の中の施薬院で働いていました。大変なことや、分からないことや、自分の思い通りにならないこともありました。矛盾に感ずることや不安を感ずることにも遭遇しました。それでもともかく、目の前の現実がある以上、対応しなければならないと感じ、特に困っている人やすぐにでも助けを必要としている人に対して、努力を惜しまず対応しました。

そこでは仏教の慈悲の理念に基づいて行われていましたので、仏様を念じながらお互い関わる者同士、それほど会話をせずとも以心伝心で感じ取り合って対応していました。あなた自身、恵まれない中で育ち、苦労していたので、思うところ感ずるところがあり、悲しみをたたえている人たちや子ども達のために生きようと思うようになったのです。

鎌倉時代の初期にも生きていました。平氏の後、源氏の時代が訪れましたが、源氏もそう長くは続かず、北条氏の執権政治に移行していきました。世情は不安定でした。あなたの心も不安定でした。それでも「何とか生きていかねば」と思い、「しっかりしなければ」と自分に言い聞かせました。そして、心の支えやよりどころを求めていて、辛い時はひとりでに手を合わせて、お祈りを捧げていました。また、お互いに信頼し、人間や家族同士支え合う、課題を共有し合い、共に取り組んで乗り切ることの大切さを身をもって知りました。

そして、運命に興味を持ち、「人間の命には計り知れないものがあって、運命があるのだろう」と感じました。しかし、運命を司る法則もあって、大いなる存在との交流で、運命を司るお方がおられ、その人の関わり方次第で考慮される面もあると思えてきました。「無我夢中で生きればどうにかなる」と体験を通して、手ごたえをもって確かなものを徐々に掴み取っていきました。それによって、心境が開け、自信や確信も持てて、周りの人を配慮したり、励ましたり、労れるほどにまでなりました。

16世紀から17世紀にかけてのスペインにも生きていました。敬虔深い人で、神様を信仰していました。やや内向的で大人しく、おっとりした面と、気丈で感情が激しい面とを兼ね備えていました。人との関わりで辛いこともあり、人を信じられるかどうか悩みました。人の良い面と人の問題の面とのそれぞれを体験によって知り、「人間とは何か」、そして、「自分とは何か」について考えることが多い人でした。

それでも、人との関わりで慰みや労りも頂き、芸術などによって心が慰められ、何より人生に働いている神様の法則が分かるようになってきて、それほど落ち込んだり、悩んだり、不安を感じたりすることが無くなっていきました。ちょっとしたことに思えても、そのちょっとした真理を把握することには、大変な時間と努力がいることが分かりました。

紀元4世紀の頃の北インドにも生きていました。なかなかしっかり者で、大人しかったですけど活発であり、よく祈り、よく精進し、家族や友人達や親戚達と共に励んで、率先して事に当たるてきぱきとした人でした。どこか無理をして、気を張って生きているところがあり、手が空いたとき、ホッと一息つくと、ドッと疲れが出たり、あるいは課題や悩みに心が戻り、動揺したり落ち込みそうになることもありました。そのような時、改めて神様を思ったり、人生について次第に考えが深まりました。

古代のエジプト、アクナテンからツタンカーメンの時代にも生きていました。純粋で愛らしい笑顔もあり、おっとりした優しい人でした。素直で、素晴らしいことには感激したり、誉めたり、喜んだりする人でした。しかし、大人になるにつれていろいろな体験を重ね、迷ったり、疑ったり、落ち込んだり、気難しがりの面が出てきたりしました。しかし、さらにそれを経て、悩んで学び取り、再び元の良さが円熟味を増して出てこれるようになりました。

イスラエルの統一王国時代にも生きていました。手が空いた時は、ポーッとしながらいろんなことを思いました。自分が生きていることの不可思議さや神秘的な奥深さを感じました。神様や人生について、また、その中における自分について、何か計り知れないものがあると思えました。

紀元1世紀の後半から2世紀初めにかけて、ローマ帝国にも生きていました。純粋で大人しく、素直で愛らしい感じの人でした。あまり人を疑うこともなく、目の前の義務やするべき仕事に一つ一つ当たっていました。神様について聞く機会があり、素直に「そうだ」と信じ、お祈りも捧げました。

日本の江戸時代にも生きていました。周りの人に気兼ねし、気遣って不安を抱きながら自分の位置を見出そうと、恐る恐る気遣って生きていました。自分の思いを表現したり、主張することは難しい、と感じていました。伸び伸びとする暇はなく、一つの制約の下で自分の位置を何とか見出し、困ることがないように気遣って、生かされているという感じでした。

以上が、あなたの主だった前世です。その他、家族関係や経済状態などで恵まれず、満たされず、不安と悲しみの中でやっと生きていて、落ち込みそうになりながらも周りのことに耐え、生きていた前世も2、3度ありました。そのような中で忍耐力や知恵を培い、試みに遭いながらもそれらに耐え、その中で心が傷ついたりし、人生や人間についても深く考える機会がありました。

エジプトの別の時代に生きていたり、中国に生きていたり、別の日本の前世を生きていたりもしました。あなた自身、次第に自分が整い、落ち着いてくれば、ここで述べられた以外の前世を感じたり、また、ここで述べられた前世を感じたりするようになることでしょう。
リーディングを終了します。

(ありがとうございました)
<了>