2013年9月11日

アトランティスの頃からの系統で、科学者、そして技術者として始まった人です。

2002.4.4 前世リーディング No.6321

【質問】私の前世をお知らせください。

【ソース】それでは、判明してきたことから順にお伝えしていきましょう。先ず、理知的なタイプの人であることが判ります。後で見ていくことになりますが、チャクラとしてはアジナーが最も発達しており、アジナータイプの人です。真理の探究に前世から没頭してきた人です。真実を探究し、解明するのが好きな人でした。理性を発達させてきているのです。論理力、分析力、理解力、解析力等において、優れている人でした。技術系の魂で、機械技術、工学等、科学の方面にアトランティス以来随分、献身してきました。
 
アトランティスの頃からの系統で、科学者、そして技術者として始まった人です。その内、精神力に興味を持つようになり、生まれ変わりの中で次第に霊的方面に関心を寄せる方向に向かい出しました。その間、治療とか生命の法則、又、宇宙の原理等にも目を留めるようになった人です。そして段々、神官、祭司等、宗教職にも関わるようになっていきました。一方、マントラ等、言葉の力、可能性にも目を留めるようになっていき、言語学、言霊等も研究するようになり、論理力や分析力、理解力も備わっていった人です。

その辺りは古代のエジプトからイスラエル、又、ギリシャにかけての諸転生であなた自身が培っていったことです。一方、そのような探究のプロセスの中で、ビジュアルなことにも目を留め、映像、例えば、神様を描いた絵とか図柄、デザイン等にも関心を寄せるようになり、瞑想、或いは、観想との関わりで、曼荼羅にも関心を寄せ、ビジュアルな能力も発達させていきました。自分でも描いたりしたし、又、図柄ばかりでなく、彫刻や物を創る作品のような方面にも向かっていきました。

一方、一部ではありますが、転生のプロセスの中では、染織業等、衣服や布の色染め等にも関わり、染料の研究や化け学的な実験も行ったことがあります。又、生まれ変わりのプロセスの中で、音楽的なことや身体を動かす体操等も、多少関わっていきました。リズム体操や生命に備わるバイオリズムとの関連で生命を整えること、そして、生命を蘇生させる技術等にも関わったことがありました。

前世からの、真理の探究の中で、研究や探究、調査、実験等を繰り返して来た人ですが、そればかりでなく、それを応用し、役立てていったり、人々に伝えたり、教えたり、解説したり、マニュアルを作ったり、或いは、人の作ったマニュアルを基に解説したり、翻訳したり、解釈したり等、教育や啓蒙の方面でも随分力を発揮してきた人です。

又、一部生まれ変わりの中で、農業技術の改良、開発、改善等も行ったことがありました。前世から、科学技術の方面、教育、啓蒙の方面、宗教、霊的探究の方面、美術、工芸の方面等が主でした。他には事務系において、事務処理を始め、一部法律や政治、商業、製品開発等にも関わりましたが、そう多くはありません。又、語学の方面での解釈、解説、翻訳、解読等も割と行ってきた方の人です。

教育と研究、又、技術、そしてそれが主に霊的な方面に向かって行ったという人ですが、一部、宗教や教育との関連で、福祉的なこと、奉仕的なことにも関わりました。何れにせよ、献身的な面も出てきて、人に尽くすということも行っていきました。秘書のような役目も随分果たしてきています。どちらかと言うと実業、実務的なことよりも、やはり理論面、原理面の探究や、又、構築が多く、認識や理解において、優れている人です。

研ぎ澄まされた精神の持ち主でしたが、自分を突き詰める厳しさの余り、非常に神経を消耗させてきた傾向が見られます。非常に厳格であったり、シリアスであったり、退廃的で空虚になってしまったり、隠遁的になったり、罪悪感を抱いたり、心配性になったり、不眠症に陥ったり、神経症のようになったというのが、何度か前世において見られます。

以上のようにこれまでの生まれ変わりのプロセスの中での大方の傾向や、あなたの特色、カルマ等を見てみたのです。個々の具体的な前世を区分せずに全体の流れから、あなたの趨勢、特質、並びに留意点が浮き彫りにされたわけです。しかし一方、非常にはきはきして、切れ味が良く、愛想も良く、ユーモラスであったり、明るく元気で活力の人であった時もあります。

ただ、人に対しては非常に気遣う余り、気疲れして自分を消耗させることが多かったのです。又、自分の感情を抑止する傾向、そして物事を判断し過ぎる余り、裁く傾向、判断し過ぎる傾向がありました。自分を追い詰めて行く所があったのです。それは科学技術にアトランティス時代に関わっていた時ばかりでなく、段々治療などに関わっていた時も生命に関して、果たしてこういうことでいいんだろうか?どうなんだろうか?と、問い掛けていきました。それは時に社会体制に対する批判としても働きました。

あなたの特徴は変革していくエネルギーです。理解力と改革していくエネルギーとにおいて、優れている人です。他の人達にも判らせることが出来る人です。導き手として、又、先見力の目もある為、先を見越し、準備させていく先駆者としての役目もあり、新しい事態に備えさせ、他の人達の指導者として、そして、新しい時代への扉を開く人として、今世も生まれてきました。

あなたは大抵、どの前世でも理解力において抜きん出ており、人の三歩も五歩も先を歩んでいた人です。その意味で目ざとい人だったのです。マイナスに出た時は、退廃的であったり、空虚であったり、傍観者的になったり、批評家的になり過ぎた所があります。しかし、プラスに出た時は非常に活力に富み、献身的で、他の人達のお世話を行い、そしてよく教育し、導きました。又、器用であるのも特徴だったのです。創意工夫の面で優れた人です。そして、実験を好み、試しながら明らかにしていく、そして選り分けていく、真偽の判定をしていく、そのようなことに関わった人です。

エジプト以降、宗教に関わるようになってからは、極めて厳格な僧侶であったりして、律法や戒律を厳しく守っていた時がありました。僧侶や神官、又、宗教的な教育者や指導者、その補佐官等、霊的精神的な方面に従事していたのは、あなたの前世の内30~40%にわたります。古代のエジプト、チベット等が主です。他にはイスラエル、ギリシャでも宗教的なことに関わりました。又、中国や日本においては武芸、武術、精神統一、座禅等に関わりました。

チベットにおける前世では、僧侶の一人でした。解読が得意でした。聖典を解読し、解釈しました。周りの人達にも翻訳したり、解説して、判り易く伝えました。でも、尋ねられればそれを行ないましたが、積極的ではなく、むしろあなたの興味と関心は研究そのものにありました。自分で真実を掴み取りたい、明らかにしたい、自分が判りたい、という方に重点が置かれていました。

一人で思い通りに取り組むのが好きな人でした。それで、一つの僧院に限定せず、一応所属している僧院、寺院がありましたけれども、旅をしながら行脚し、他のお寺も回って座禅を組んで内観を深めました。一宗一派に囚われるのが嫌いだったのです。一応、他の僧侶達に合わせましたが、しかし媚びたり、ただ愛想良く合わせたりするのは、自分を偽ること、真実を捻じ曲げることだと思い、極力避けました。人と関わると、どうしても合わせるようになってしまい、その結果ごまかしが入ると思って出来るだけ他の人を敬遠しました。

お寺ばかりでなく、自然の中も回り、自然そのものの中のエネルギーや生命に感じる所が多かったのです。そして、一人でよく物思いに耽り、回想しました。そして、気付いたことは、覚書のように用紙に筆記し、それを携えていました。出来るだけ簡潔に纏め、真実を圧縮していきました。それによって、あなた独自の金言集が出来上がっていきました。しかし、それを作ろうとしたわけではなく、自分で瞑想したり、座禅したり、自然を散策したり、人生を生きて過ごしている間に、そのようなものが蓄積され、結果的に出来上がっただけです。余り、他の人達と分かち合うことはしませんでした。

又、宇宙の法則や天体、星々にも興味を持ち、測量、測定等も出来る人でした。星の配置等も捉えられる能力があり、幾何学的な頭を持っていました。観音経、理趣経、浄土経等を主に読誦していました。余り、家族を持たず、出家して一人で自由に思うままに探究し、生きていました。

中国における前世では、中国では何度か転生しており、その内の一つでは、上海の辺りでしょうか、海岸沿いに住んでいて、中国の中ではやや南方部です。例えば貝殻を眺めて、貝殻の模様に魅せられ、自然の神秘に惹かれました。貝殻というのは全部違う模様になっているものです。何故、そのようになるのだろうと、不思議に思う人でした。他の人が目を留めないような所に目を留められる人でした。

謎解きや解明することが好きでした。周りの人達は漁業を営んでいました。あなたも手伝う時がありましたが、余り乗り気ではなく、一人静かに宇宙の法則と構造に思いを致し、それを解明したり、それを考えたり、想像したりしているのが好きでした。しかし一方、子供達が好きで、子供達を相手に自分が判ったことを優しく教えてあげたり、語り伝えてあげたり、又、物語や昔話、伝説等を子供の夢を育む為に聞かせてあげたこともあります。そのような時、あなたは心が安らぐのでした。

又、ビジョンやイメージを見たり、感じたりする時もありました。それは心が無になり、透明になり、リラックスし、自然と一つになった状態で、自分本来の有り様が作られた時です。そうすると、何かを感じたり、イメージが湧いてきたり、天女が目の前に現われたりしました。そして、大事なことを示唆したり、伝えてきたりしてくれました。そのようなことがヒントになったことがありました。それによって「ああ、そうなのか」と宇宙について、法則について、神について判るのでした。

古代の日本に生きていた時は道具作りの職人でした。非常に器用な人で、金属棒のような物を手にして木を削り、棒のような物を作ったりしました。木の周りを金属のナイフのような鑿のような物で削っていくと、木材が段々、一本の棒のようなものになり、それが家庭用具として使えるようになるわけです。そのような物を沢山拵えました。勿論、木の棒だけを作っていたのではありません。その時に応じて、家庭用具として必要な品々を道具を使って作り上げていった人です。又、器も作りました。陶芸と言いますか、陶器作りにおいても、優れた手腕を発揮しました。

あなたは工夫の人であり、アイディアの人だったのです。技術の改良において、あなたは優れています。一方、人間関係に煩わされるのは、無駄だと思われ、出来るだけ回避し、無難に済ませていました。人間関係に関わるとくたびれると感じていました。思うままに、納得のいく作品を作ることに専心している方がやりがいもあるし、成果も見られるし、人間と違って嘘をついたり、裏切ったりしないので、打ち込むのが好きでした。それで、周りからは余り、取り付く島のない、味気ない人だと見られていました。

でも、興味のあることになると、非常に輝いて明るくなり、愛想良く話し始めました。そして、中々話も上手で、惹きつけるものがあり、周りの人達も感心したものです。しかし、話が終わると又、がらっと変わって元に戻り、表情が無くなって何かに打ち込み始めました。又、何かに燃えていても、急に熱が冷めてしまって、急に退廃的になったり、冷めてしまい、人生を空しいものと捉える所もありました。周りの人達はハラハラしてあなたが急に表情を変えるので、何を思って、これからどう変わるのか、不安であなたとの関わりで悩んだり、困ったりしていました。

あなたはただの気分屋ではありませんでしたが、その次に何かが自分の中に起きてくると、それに忠実であろうとしていたのです。あなたは時に二宮金次郎のように、背中に芝や木の枝を背負って歩いたり、歩きながら考えたり、本を読んだりしていた人でした。自然は好きでした。

古代のエジプトには3回位は生まれ変わっています。ピラミッドとスフィンクスが建てられていた時代にも生きていて、アトランティスから流入してきた人達を始め、世界各国からの人達を受け入れる所があり、そこで働いていました。通訳をしたり、ガイドしたり、受け入れ態勢のある所で働いていました。環境に適用できるように難民を救済したり、移民の人達の世話をしたりする導き手でした。お世話役でした。やりがいもありましたが、十分には満足できませんでした。もっと自分は他のことをしたいし、出来ると感じていました。それで、そこを辞めてしまいました。

半分解雇された形で、しかし、調度良い機会が訪れたと、清々して、そこを後にしました。そして、今で言うアルバイトのようなことを色々しながら、エジプト中を巡り、その時その時、作業を手伝ったり、翻訳や通訳の仕事を手伝ったりしながら、過ごしていったものです。
リーディングを終了します。      
(ありがとうございました)
<了>