2011年12月8日

パーソナルリーディングと、前世リーディングの真の効果について

2011.9.9 リーディングNo.12484
【質問1】パーソナルリーディングの真の効果をお教えください。これからの人生にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
【ソース】最近、世間でも「言葉の力」という表現をしばしば目にするようになりました。人間にとって言葉は極めて重要な意味と影響をもたらします。人間の生活や営みにおいて、言葉の存在と影響が、その全てではないにしても、人間にとって言葉の持つ影響には大きなものがあることは間違いありません。何げない一言が、一人の人に対して好くも悪くも影響を与えます。
そもそも動物などと、人間との決定的な違いの一つが、言葉を持っているかどうかにあります。人は言葉によって傷つき、損なわれる場合もあれば、たった一言で気づきが得られて、気持ちが吹っ切れたり、元気になったり癒されたり、立ち直ったり、明るい希望が見えてきたりもします。言葉に配慮し、言葉を大切にすることは思いやりの表れです。言葉を大切にし、言葉に配慮することがそのまま相手に対する配慮であり、相手の人を大切にすることにもなるのです。適切な表現であると同時に、真心のこもった言葉を使うことが大事です。
言葉には「話し言葉」と「書き言葉」があります。言葉の影響が大きく、言葉が大切であることは昔からよく知られています。言葉による治療や癒しも行われるようになりました。たとえば、言語療法・文章療法・論理療法などです。いずれも人間にとって言葉が鍵となることを表しています。「人間とはなにか」、人間を定義付ける場合、たとえば、人間は行動する生き物である、だから、人間にとって行動が鍵となる。そのような観点で人間を診て治療するのは行動療法です。あるいは表現の観点なら演劇療法などがあります。
もっと内面の心に注目した場合は、内観療法や夢分析があります。行動と生活と心を、座禅を基として取り組む方法としては、森田療法などが知られています。言葉を使い、コミュニケーションによって気づきと治療と調整がなされるものとしては、ロジャースが作った来談者中心療法があります。一般のカウンセリングは多くの場合、それに似たものです。精神医療では精神療法があります。
座禅の公案も言葉を使います。仏教における悟りでは言葉が意味をなしてきます。教育そのものが広くは言葉を駆使して、人間を育成し、教えることです。仏教の中では座禅の公案ばかりでなく、真言宗のマントラや浄土宗系の念仏、日蓮宗の題目があります。神道でも言霊が大切にされています。心理療法では芸術的な絵画療法や音楽療法、色彩療法などもありますが、イメージとともに言葉に注目するのです。ヨガを参考にした自律訓練法でも言葉を使います。言葉には確かに理解をもたらし、人を立ち直らせ、癒す力があります。
昔から、詩・俳句・和歌・短歌などが言葉を大切にし、人の心を豊かにし、和ませてきました。詩よりもっと長いものとしては小説や論文があります。簡潔なものとしてはことわざがあります。昔からの名言・名句・名文・格言・箴言などもあります。また、忘れてならないのは歌です。歌は、言葉そのものとともに、言葉に息吹が吹きこまれ、生きたものとして抑揚もつけられているので効果が絶大です。昔から人が歌に惹きつけられ、歌によって癒されたり励まされたり、元気になるのはそのためです。歌い手さんは特別な人間と見なされ、人を惹きつけてきています。
歌ばかりではありません。霊的には祈りがあります。祈りは言葉の力の典型です。祈りは魂の叫びであり、神仏への願いです。祈りが神仏への魂の訴えかけなら、神仏からの応答もあるはずです。それは、霊的次元からのメッセージです。それには命が込められて、霊力が備わっています。内容が真実で、しかも迫力があって、たった一言二言の霊的なお言葉が人間を蘇生させ立ち直らせます。意味が既にわかっている平凡な内容でも、ハッとさせられたり、新鮮な響きがあるのが特徴です。理解をもたらす以上に、癒し、立ち直らせ、必要な行動を起こす推進力があるのが、霊的なメッセージの特徴です。神仏からのメッセージは効果が絶大です。
そして、パーソナルリーディングのように、個別的に一人ひとりのその時に必要でピッタリのお言葉が説明も加えて与えられた場合は、効果が増してきます。神様からの直接のメッセージは「託宣」と呼ばれます。神様のお言葉そのものに解説も加えると、さらに広がりが出てわかりやすくなります。パーソナルリーディングとは、個人向けの教えであり、天からのメッセージです。その時のその人へ神仏がどう応え、語りかけてくださるか、ということ。
聖書の中には預言書があります。聖書の最後にはヨハネの黙示録があります。黙示録には神のお言葉そのものとともに、その解説の部分も加えられています。預言者ダニエルは霊的なメッセージを頂いた後、その意味が知りたくて祈りました。すると、天使がやって来られ、先程伝えられたメッセージの意味を解説してくださりました。リーディングはメッセージそのものと、それに対する解説も丁寧に付け加えられています。そのためわかりやすく、理解ももたらし、心で納得し、受け入れて現実の事に取り組んでいけます。神仏からのメッセージがこの自分のために特別に与えられるというのがパーソナルリーディングです。
まず、自分の日頃からの悩みや気がかり、また願い事や希望することを天に届けます。それがリーディングの質問です。祈りに相当します。それに対してリーディングによって、その人の個別的具体的な気がかりや願い事という祈りに天が応じてくださり、そのお答えがメッセージ並びに解説として与えられる、そのシステムがリーディングです。
聖書の中なら預言に相当します。神のお言葉を預かる。それが預言の意味です。未来予知も含みますが、もっと広い、深い、意味合いです。「なぜ、こうなっていて、どうしたらよいのか?」。問題に関わる傾向と対策を霊的次元から教えてくださります。今こうなっている意味や理由が解き明かされ、しかも霊的に明かされ、そして、どのように心がけ、その問題に対応したらよいのか、そのことが示されます。しかも単なる人間世界での人間の言葉による浅い解釈や示唆ではなく、神直々に平らな観点から伝えてこられます。霊的な特別なものなのです。
人間の賢い人からの助言や常識の観点を超えています。しかし、非常識ということでなく超常識ということです。その人の現状や立場、特性や役目を踏まえて、現状をどう捉え、どう行動したらよいのかの導きが霊的に与えられます。人は夢を見ます。雑夢が多いですが、特別な霊的夢を見ることがあります。その中で霊的なメッセージや示唆が与えられることがあります。リーディングはそれと似たものです。それを自分が自らを備えて申し込めば、有益な示唆が与えられることが起きます。それがパーソナルリーディングです。「求めよ、さらば与えられん」です。
一般の世界でも良識と善意ある適切で真心のこもったタイムリーな一言二言が、ひとりの人生を全く変えて立ち直らせる力があるように、パーソナルリーディングはそれ以上に、霊的に愛と真実のお言葉が与えられ、それ以降の人生に有効に働きます。その人の可能性を目一杯開かせ、その人の運命の枠の上限の方へと方向付けます。時に励まし、時に慰め、時に霊界からの霊のメッセージが伝えられます。どんな質問や疑問や気がかりや願い事に対しても、その時点のその個人が必要で真摯に求めることには、適切に霊的な答えが神様から与えられます。神の愛と真理は人を自由にし、本来のあり方を取り戻させます。
リーディングはONEのメッセージです。宇宙創造神からの平らな観点からなされます。特定の宗旨宗派や組織や団体に限定されていないため、他の宗派の人でも受けることが可能です。また宗教に所属していない無信仰の人でも可能です。根本の神様は全ての人を想い、求めれば自在に応じてくださる大きなお方だからです。
ヨハネによる福音書や創世記には、「神は御言葉であり、御言葉によって人間を始め、宇宙の万物が創造された」と記されています。神様の御言葉が人間や宇宙の全てを創ったのです。言葉の威力です。神は御言葉なのです。それゆえ、神様の御言葉は人間を創り変えたり、支えたり、開花させたり、救う力が込められているのです。本当の愛と真実の生きた命の言葉が、個別的に、その時のその人にタイムリーに与えられる、それがパーソナルリーディングです。このような機会は格別です。そのためにリーディングをするリーダーは献身し備えてきています。受ける方も自らを備えて心して臨めば、それだけの内容が返ってくることでしょう。

【質問2】前世リーディングの真の効果をお教えください。前世を知るということの意味と必要性、また、今の人生にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

【ソース】この数百年で科学技術は急速な進歩を遂げました。日進月歩の発展です。しかし、科学や学問でもまだ解明されていない重要な真実が沢山残されています。科学的にはまだ解明されていなくても、事実としてあり、しかもそれが重要な場合、まだ正統的には認められず評価されていなくても、もし事実でそのことが人間にとって重要ならば、そのことを認め、参考にすることで初めて打開できることがあります。
科学や学問で証明され、正統的にならない内はあることとして認めない、また考慮したり活用しない、ということならば、非常に限定された人生となってしまうことでしょう。世間で公認され、また正統的に評価を受け、一般受けしているものは、現時点の人類のレベルを表しています。それらで解決できることはそれらを活用しましょう。しかし、それらだけでは解明されず、また突破できないことにおいては、それ以外のところから打開策を得ることができる場合があります。
ただ一般には、検討されず解明されていないものは玉石混交です。いろんなものが含まれています。ただそれら全てが間違いで役に立たない、あるいは危険である、ということではありません。自分でそれらをよく調べること、また信頼の置ける人たちの言うことを参考にすることです。本当の真実や重要な真実は能力のある人にというより、素直で心がけが良く、思いやりのある人に啓示されます。そういう人が真に賢い人です。そういう人は識別できることでしょう。また、ご縁と必要性があり、心から求めていれば、世間一般ではあまり知られず、評価もされていないことで素晴らしいものに出会うことでしょう。前世リーディングもその一つです。
この数百年の科学や学問ではまだその真実性や効果は証明されてはいませんが、宗教や哲学の本当のものの中に、また神秘学や神秘主義の中に継承されてきている中に、太古からの人類の叡智があります。それは現代の科学や学問以上に、伝統的な流れに属するものです。それが現代に合った形でシステム化されたのが前世リーディングです。仏教などでよく知られている輪廻転生を前提に、一人ひとりの魂を診断し、魂の治療に相当することを施します。前世療法と共通する部分がありますが、昔は宗教の中で師が弟子に明かし、個人指導したものでした。
人間ドックがあります。それは物理的身体的なレベルでの総合診断です。一方、パーソナルリーディングは心よりもっと奥の魂や霊の次元にまで分け入って、本質からその人を総合診断し、医学では治療に相当する癒しや教育、さらに悟りや完成まで導くのがパーソナルリーディングです。そして、前世リーディングはその特別バージョンとして、個人の中の特に輪廻転生にスポットを当てて、その人の魂や霊の観点から診断し、「なぜ、こうなっているのか?」「どうしたらよいのか?」の処方を与えます。
現代の科学の粋を集めた医学でさえ解明も治療も困難な場合の、人間の魂や生活に関わることが解明され、ヒントが与えられ、どうしたらよいのか、その打開策も示されます。現代の科学や学問や常識、様々な民間療法や教育、技術などでは困難なことが、一段と掘り下げた次元で行われることによって明かされ、そして方向が示されます。
また古来、宗教の中で為されてきている祈りや瞑想や奉仕を改めて前世リーディングの観点から平らに述べられ、祈りや瞑想や夢の活用、奉仕の意義や必要性などが解き直されます。特定の宗派や教団によらず、平らに根本の真実であるONEの観点から、しかも受ける方に応じて示唆が与えられます。
特に未だ終わっておらず、現状の問題の根底で動いている前世からのカルマが明らかにされ、その人の気質や性格も読み取られ、本人の自覚を促し、本人が自分を深く認識して受け入れ、調整がなされ、その人に見合う信仰や祈りを通して神仏の働き掛けで蘇生し、癒され、立ち直って、本人が生まれてきた目的を生きられるように導かれます。現代の人間を扱う宗教や心理療法や教育では未だ解明されず、対処困難、問題解決不能な事に照明を当てることができます。
前世まで遡って見ると、「今、なぜこうであるか」がよくわかり、深く納得でき、受け入れられ、癒されていきます。カルマも解消していきます。そして、自分がこうであることをわかった上で、焦らず、安心して、神仏との関わりで現状に取り組んでいけるようになります。神仏との関わりで、と言っても、その人の霊的系統や現在の信仰を尊重し、その人に即して示唆が与えられます。根本の神様は公平無私であり、強要したり、改宗を迫りません。その人の現状を見て理解し、受け入れ、現状に立脚して無理なく「どうしたらよいのか」を見て、適切で無理のない示唆を与えてくださります。
普通のカウンセリングという以上に、牧師カウンセリング、宗教的哲学的な治療や教育になっています。しかも、一宗一派によらない、そして無信仰者でも、その人の現在に応じて理解でき、行えるような示唆が得られるオープンな機会です。
リーディングを終了します。
                                                                                                                                          (ありがとうございました。)