2011年8月26日

病死した愛犬の死前後の心情、そして死後は?

リーディングNo.12389


【質問1】 愛犬の生前、闘病期間、死の前後のこまかい心情を、また、霊界にどのように向かい過ごされ、現在の様子とこれまでの心情を、今後どのようになるのかを併せてお教えください。


【ソース】動物と人間との間には、共通した部分と異なった部分とがそれぞれあります。そのため人間である自分が想像したり、イメージするのと似たような部分もあれば、人間である自分がイメージしているのとは違っている部分とがあるのです。動物には人間のような、考えたり悩んだりする複雑な部分はありません。それでも、人間と共通する心や魂はあります。また感覚も備えています。人間のように必要以上に悩んだり困ったり心配したりすることはありません。


もっと素朴で原始的な心の思いを抱いたり、感覚的に感じたりしており、心配することも喜ぶこともありますが、原始的で素朴なものです。単純で素朴な反応や感覚を備えていることに気づきましょう。割とあっさりとしていて、人間のように執着したり、引きずったりすることはありません。多少、強烈な印象として留まることはあっても、単純でそのまま反応するものです。


愛犬○○の生前は、ほぼ幸せで恵まれたものでした。あなたを始め、人間である家族から愛され、可愛がられていたことをとても喜んで嬉しく感じて、また安心してほぼ生活できたからです。やはり愛情が生き物にとっても大切です。


愛犬○○は家族からの愛情に満たされ幸せで、心が満たされて生きていました。次第に自分の死期が近付いてきたことを感じ始めていました。自分で病気になったことにも気づきました。そして自分はもう先が長くないと思いました。次第に自分の死を覚悟するようになりました。悔いはほとんどありませんでした。十分恵まれ愛され満たされて、家族として一緒に過ごせたからです。


未練や悔いはほとんど残っていませんでしたが、別れることの寂しさや悲しさが心にありました。でもそれは仕方がないと思っていましたし、何より自分は十分愛され満たされていたから、心残りはないと自分に言い聞かせていたのです。病気は、自分の体や心にとってつらくはありましたが、それを機械的、自動的に受け止め、体感しながら耐えて過ごしていました。こういうものだろうと捉えて受け止めていました。そのような中でも、愛情に包まれていたので耐えられたし幸せな気分でした。


次第に死期が近付いて来るにつれ、そのことを悟り、多少心が不安になりました。自分は死んでいって、別の世界に移って行くと思うと、やはり不安であり、自分の行く末が案じられました。しかし人間のように必要以上に考えたり悩んだり深刻になることはありませんでした。そういうものだと受け止めて、その運命を辿っていきました。


自分が息を引き取る時の、人間の家族の反応や様子が印象に残りました。家族として愛されていることに幸せを覚えると共に、別れていく悲しみが、人間から自分に伝わって来ました。その時自分もまた、人間の家族を愛していて、思っていたことを自分でも悟りました。愛が最も大切であると改めて実感しました。


そして自分は愛をいただいて生きられたことに、幸せを覚えました。自分は愛されていることをとても光栄に思いました。自分が人間を癒し、人間に愛を与えていることはあまり自覚していませんでした。自分が愛をいただいているほうを実感し嬉しく感じていたからです。それでも愛は相互的であり、一方的に与えるとか、一方的に受けるとかではないことを、体験を通して知らされたのは、貴重な学びとなりました。


愛情に包まれ、また別れる寂しさを体験しながら、自分は肉体から離れ、霊界へと向かって行きました。特に苦しくはありませんでした。むしろふわふわと体から離れていく身軽さや自由さを覚えました。次第に人間からの思いが遠のいていって、霊界の様子が近付いて来ました。それでも生きていた時の家族を思い出すと、家族からの愛情や別れた寂しさが感じ取れました。


霊界に行くと、他の様々な生き物たちの魂や想念が漂っている中に、自分も浮かんでいました。生き物たちの想念が、自分の周りに漂っていて飛び交っていました。かつての自分の家族、犬たちの家族ですが、自分の両親や兄弟姉妹など、犬たちの家族と再会しました。また犬たちの自分の親戚にも出会いました。そのような犬たちに自分は迎え入れられました。そして次第に一つになっていきました。次第に自分を感じることが少なくなっていきました。


それでも時々は、自分という存在を実感しました。自分の犬だった時の、繋がりのある家族や親族との繋がりの中、自分はその一部であるという実感が強くなりました。人間の家族の一員である自分の部分は、自分の記憶に残っていました。犬たちの一部としての自分と、人間の家族だった自分と、その両者が自分の中で共存していて、それぞれの特徴や良さが感じられました。


人間の家族となっていた頃を懐かしく、人間から可愛がられ愛され、にこやかに笑顔に包まれていて、愛情に満たされている自分も懐かしく思えました。何と言っても、あなたに対しての印象が強く残っています。波動や想念として、またにっこり微笑んで優しく包んでくれたその思いが、今でも自分を満たしています。


そして犬たちの仲間に戻り、その中で一体感を覚えながらも、人間との懐かしい記憶が今でも自分を懐かしみ、支えてくれているのです。そのような思いを自分の胸に抱きながら、これからも霊界の犬たちの一部として生かされていくことでしょう。


そして犬は人間と種は異なりますが、大昔から人間と身近にいて、家族として共存して生きていますので、縁が深いです。今に始まったことではありません。日本だけで見ても、大昔から人間と犬とは家族として生きてきた縁があります。そのため霊界に行っても、犬たちだけで住んでいるのではなく、人間たちの死後の世界、霊界でも交わっていて共存しているので、縁がある人たちとは出会えます。いずれあなたとも会いたいと願っているのです。


【質問2】生前、私の心情や言葉をどのくらいわかり、どのような心情で私を見てくれていましたでしょうか。そして現在も。愛犬から私への思いや伝えたいメッセージをお教えください。


【ソース】自分のとても身近にいて接してくれたお姉さんであり、またお母さんのような存在でした。自分は犬たちの同類の家族からは離れ、人間の家族として加えられました。犬たちの家族から別れることは、悲しくつらい思いがありましたが、すぐに人間たちの家族に、その一員として喜んで迎えられたことは、自分にとって癒しになり、特にあなたが心から喜んで迎え入れてくれたので、とても嬉しく安心しました。


それからは犬の家族のことよりも、自分を人間のように捉え、人間を癒してあげていることもわかってきました。よく可愛がってくれたので、あなたのことはとても嬉しく思っています。いつもあなたによって癒され、満たされていました。


人間の言葉を細かくはわかりませんが、伝えようとしていることはほとんどわかっていました。大事なのは、日本語とか英語とかの人間の言葉ではなく、言葉の奥にある思いなのです。その思いのエネルギーが確かに伝わってくるのです。そしてそれはよく理解できます。細かくはわからなくてもほぼ、その本心や心の思いは伝わって来てわかります。霊界に来ても心を集中すると、この世からの人間の思いは伝わって来て受け止められます。


霊界もこの世も心の世界である点では共通しているので、この世であろうと、あの世であろうと、すぐに自分の心に集中し、相手の心にも集中すれば、次元を超えて心は伝わり合います。今でもあなたの思いを感じ取れています。そのような思いは強いものであり、はっきりしたもので、次元を超えて通じ合えます。それこそが尊く大切なものだと思います。


特にあなたからの思いは強く、自分の奥に響いて来て支え、慰めになって、また励ましになっています。愛情は尊く大切なものだと感じられます。この世でもあの世でも、生き物の種類を超えて、心の思いが大切です。特に愛情が尊く、有り難いものです。


具体的には、あなたからのものが最もひしひしと感じ取れて、嬉しく慰めになります。自分もあなたの役に立っていたなら嬉しいことです。これからも思いを通わし合いましょう。あなたの家族の一員になれて嬉しかったです。これからも心を通じ合うことができればと望んでいます。霊界に来てお会いできれば嬉しいです。


【質問3】私の霊界での様子、高次の方からのご指導、注意事項についての内容を、そして神様から今の私に最も必要なメッセージをお教えください。


【ソース】この宇宙で最も尊く大切にするべきは愛です。愛は命の元です。愛がなければどんな命も生み出されず、また生きていけません。愛によって命は誕生し、そして育ち、維持され生きていけます。


その愛が正しく働いて活かされるためには、お互いの理解と配慮が必要になってきます。自分自身のことも相手のことも、それぞれ何故そうであるのか、正しく理解し、それを考慮し、背景や事情を推し量って、気持ちを感じながら受け止め、優しく穏やかに接していくことが何よりも重要です。


愛がまずあって、それは生命エネルギーであり、生命に欠かせないものであること、その愛が活かされるためには、理解や知恵、正しい関わり方が必要になってくるということです。愛の中でも一番の元に、神の愛があります。創造主の愛は親の愛です。全ての生みの親だからです。人間の親であるばかりではありません。全ての命の、また存在の生みの親です。


愛を大切に生きていけば、道から外れることはなく、間違いありません。たとえ一時的に、自分の癖や正しい理解がなかったりで、外れることがあっても、愛さえあれば気づいて改めることが可能です。愛をこそ大切に、これからも生きていきましょう。愛は命の元にあるエネルギーです。それであなたも誕生し、生かされています。人々との関わりでも愛を大切にしましょう。そしてその愛が正しく働くように、学んだり、理解したり、考慮したり、感じたりしていきましょう。


神の愛が元にあり、その上でお互いの愛、そして自分自身に対する愛もあります。愛によって自分も見てあげて育てましょう。そして人や他の生き物のことも、愛を持って見てあげたり、育てたり、大切にしたり、思いやったり、活かしてあげましょう。
このようなことが生きていて最も重要です。これはこの世に人間として生きていても、あの世に霊となって生きている時も、変わらずに最も重要なことです。


この真実がONEであり、これを知って会得するために、ARIにあなたは導かれました。ARIでのONEの学びによってあなたが、このことを深く心に留め、大切にして習得すれば、救われることでしょう。自分が救われることで、今度は自分が関わっていく人や、生き物たちをも安心させたり癒したり、励ましたり労(いたわ)って、救いの一助となっていくことでしょう。


そのことをあなたに望んでいます。あなたはその方向に確かに向かい始めています。そのことに気づいて安心し、これからもその方向で生活したり、仕事をしたり、ARIで学んだりお手伝いをしたりすると、そのことが達成されることでしょう。神様を愛のエネルギーの純粋な塊(かたまり)だと認識しましょう。もし今あなたが愛のエネルギーを感じていて、生命が蘇生し元気になりつつあるなら、神様に触れている証拠です。あなたがそのようになることが望まれています。


自分がそのようになってきたら、今度は神様の媒体(ばいたい)になって、愛のエネルギーを周りにももたらして、愛の人として生きていきましょう。そうなれない時、動揺したり自信をなくしたりせず、どうしたらそうなれるかを検討して、諦めずにまた挑(いど)みましょう。その取り組みが尊いのです。


リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
〈了〉