2011年8月6日

過去は済んだことだとみなして解放し、これからはその瞬間瞬間を信じて100%生きること。

リーディングNo.12162

【質問1】47才の誕生日を迎えました。これからの課題、留意点をお教えください。

【ソース】自分の心の中に永遠なる者が宿っていることを感じ、確認しましょう。それによって平安と静かな確信が得られます。そして本来の自分が穏やかに自然に表れ出てくるようになります。これまでの人生を振り返って検討し、一体どういうことだったのか、自分の人生を検討することから多くを学べます。

そして今後の人生の旅に過去のこれまでのことを参考にして、また留意して生きていくと役立ちます。ただその場合でも、過去のことをあまりに意識したり、気にかけすぎないほうが良いのです。一度体験してしまえばそれで済んでしまった、遂げられた、ということがあるからです。その時その時で、その時点にふさわしいことが起きたというように捉えるのです。

振り返ってみるとわかることも多いですが、その時点はその瞬間を生きていて、自ずとそうなったということがあるのです。そしてそれで目的が遂げられた。そして解放されたということがあったのです。ですからあとで振り返って検討して、気付いたり学べることも多いですが、そして過去から学べたことを今後に留意することは必要で役立ちますが、それをあまりに意識すると、かえって過去からの影響や規定を受けてしまうということが発生してしまいます。

過去は済んだことだとみなして解放し、これからはその瞬間瞬間を信じて100%生きること。その時その時を大切にして、その時らしく精一杯生きる。またそれができるように信じて安心してその瞬間に身を任せましょう。そのためにも自分の中に永遠なるもの、命の本源に通ずるものが自分の中に授かっていることを感じ取って確認するとよいのです。

過去を検討して学ぶことはすると良いです。それと同時に過去のことを許し、解放してあげることもしてあげましょう。過去を振り返って1つ1つを調べていく際、どういうわけでそうなったかの理由を知って、改めて学び取る、そして今後のために留意していく。それとともに過去のそのことを解放してあげる。手放してあげる。癒してあげる。ほどいてあげるということもしてあげましょう。

例えば仏教では、後者の今述べられた過去を解放し、解消してあげるということに重きを置きます。過去を振り返って検討してレッスンを学び取るということはあまり仏教は言いません。その意味で仏教は癒し、解放ということに重きを置いているのです。起きただけで済んだ、終えられたということがあるからです。本来自由な生命として、命の本源から誕生させられたのが人間です。その無限の可能性や恩恵を自分の中に見出しましょう。またパートナーの中にも、そして他の関わっていく多くの人たちの中にも見出していきましょう。

あなたは今世において、体験から多くのものを頂きました。同時に体験によって多く傷付きもしたり、警戒したりもしました。起きたことは偶然ではないので、なぜそうなったのかの理由を知ってレッスンを学び取って、今後のために役立てていくと共に、起きたことで済んだのだから癒し、解放して本来のありようを取り戻すようにしてあげるということを、あなたは自分自身にも他の人にも教えてあげたり、施してあげることがあなたの使命になったのです。

体験によって何かが起きます。インパクトや影響が及びます。あとで振り返って気付いて学び取れることもありますが、起きた瞬間にすでに悟る、そして身に付くことが起きていることにも気付きましょう。体験するだけでも覚えて身に付くことがあるのです。人間の超感覚や身体にはそのような機能が与えられています。

身体や心を使って夢中で練習したり訓練していると、別に意識せずとも身について調整されるのはそのためです。これまでいろいろ体験してきた中で、自分が意識したり努力せずとも、体験しただけで身に付いて備わってきていることがある。そのことに気付けば、恐れたり構えたりする必要がなくなります。悲しかったりうまく行かなかったり痛い目を見たりしたことで、知恵や新しいパターンがその体験した瞬間に埋め込まれたからです。そして起きただけでカルマが果たされ解放されたということも、体験によって伴うからです。

そのように大いなる存在が愛と知恵によって計らわれている。その中を人間は夢中で生きています。自分がいろいろ体験したことで知恵が備わり、多くの生きる術(すべ)が身に備わりつつあります。本源がそのようにあなたを愛を持って訓練し育て上げ、使命に備えてくださったからです。それに気付いて安心して、目の前のことに身を委ねて無心になって行なうと、自ずと知恵が働き行なえるものです。

そもそも行なえるところまで来たから、行なうべきものが目の前に現れるのです。目の前に行なうべきものとしてあるものは、その時点の自分を出し切れば、行なえるはずのものです。そのように状況が設定されているからです。これは自分にはわからないとかできないとか、そういうことはないのです。不思議と妙なる御業(みわざ)によって絶妙に1人1人に仕組まれて、世の中が動いています。単に目の前のことができるばかりではありません。今の自分に最もふさわしく、自分だからこそ首尾よくできる、それほどまでに最善の状況設定になっているのです。

そのことに気付ければ今後とも安心して生きられるし、余計に気遣ったり恐れたり構えたりせずに済みます。人間関係も同様です。これまでの経験があったればこそ、今のパートナーとご縁が生じて、夫婦となっているのです。もちろん人間は考えたり自分で注意したり、自分の責任で選び取ったり、あるいは選ばなかったり、そういう人間的な技や、気を付けたり留意すること、あるいは反省することも必要です。

しかしそれらとて、以上のような大いなる存在の完璧なお計らいを前提とする上で、気を付けたり反省したり、選んだり選ばなかったりということがあるということなのです。そのような完璧な大前提に気付きましょう。そうすればとても安心して癒され、リラックスできます。その上で反省したり、過去を検討したり、自分に気を付けるべきを言い聞かせたりしていけばよいのです。そのような肯定的で完璧な大前提がONEです。

あなたにはそれが必要なのです。そうでなければ過去のことにあなたは耐えられないほどのものがあることでしょう。反省にしても傷ついたことにおいても。それらをいちいち自分の中で気にかけたり留意して今後生きていったら、とてもしんどくなります。ある程度過去のことから学んで留意したり、自分のパターンに気を付けることはして良いですが、それらもONEという完璧な大前提に支えられて、ちょっと留意する程度でよいのです。

大いなる存在のお計らいと仕組みが良いようにあなたを運び、完璧な状況を今後とも与え続けることでしょう。このような安堵感と安らぎ、静けさ、そしてそこから無限の感謝、喜びが湧いてきて、本来の自分が回復し、無理なく表せるようになってきます。そしてあなたにそのような態勢ができてくれば、他の人もそのようになれる1歩手前まで来ている人にあなたは出会わされます。宇宙のお計らいです。そしたらあなたは無心になって信じてその場に自分を投ずれば、ちょうど自分に起きたように他の人たちも、かつて自分に起きたように1人1人が安心して、自分らしく生きられるようになっていく。あなたはそのきっかけになれるのです。

このようなことを聞いて、それがあなたの中に埋め込まれれば、自ずと生きて作用を起こし始めます。特に意識せずとも、自分のヒーリングなどのやり方を通して、自ずと今説明されたようなことがその場で起きます。人間にはそのような能力や働きが与えられているからです。またそのような能力を通して、神様がそこで働かれるともいえます。どのように表現されるにせよ、偉大なる力があって、人間はそこから誕生させられたので、その偉大なる力が人間を通して他の人にも働く。それが愛の働きということです。

以上は日本語での説明でしたが、この説明で言われた事柄が実際にどういうものなのかをあなたはこれから見ていくことでしょう。生活や仕事の中で、「あ、これがあの時リーディングで説明されたことなんだ」。そのようにあなたは目撃したり体験者となり、証人ともなることでしょう。そしてそれがあなたの中でつかみ取れれば、自ずと自分の働きを通してあなたならではの効力を周りの人に発し、多くの人を癒したり解放したり立て直してあげたり、次の段階に入っていけるようにしてあげられるようになるのです。

もしこれまでのあなたの体験がなかったなら、それは充分には起きないことでしょう。しかしこれまでさまざまな体験をさせられてきたお蔭で、その上でこれを聞いたのでこれからそれが起きます。体験にしてもリーディングにしても、全部命の本源からやってきているあなたへの愛の訓練なのです。必要なことはタイムリーに起きます。嫌なことや不本意なことも含めて、必要でためになることが起きます。起きただけで済んじゃうのです。起きただけでためになり癒しにもなります。

人間には頭があり、理解を求めているので、リーディングでこのように説明も加えられるのです。体験自体がメッセージそのものなのですが人間には頭があるので、納得したり安心したいのでリーディングということも起きるのです。もちろん書物を手にしたり、人から話を聞かされるのも、大いなる存在の御業の一環としてのものです。

ダイナミックに現実の動きのただ中で、大いなる存在が生きて躍動し、その中に身を置いて生かされて生きています。こういうことがわかればわかるほど身に備わり、これまでのことも深く納得でき、全部が自分の身になり、また重荷の部分は解消し、自分が整い、次のありようが自分の中に訪れることでしょう。その場で働く勘を大切にして回りに対処しましょう。

これまで体験を通したりいわゆる勉強を通して学習したことはちゃんと身に備わっていますので、それを信じて安心してその場に委ねるのです。たとえ完璧にできなかったような場合でも、それを経て次はもっと完璧にできるところに至るのです。そう思えば途上も肯定できます。全てが命の本源による育成とお導きとして起きてくることです。

そのように全てを肯定的にみなして受け止める。そして安心して静かな感謝と喜びに生きる。それが本源からの教えなのです。それはいわゆる宗教を超えています。それがありのままの真実です。それをなんと呼ぼうと、それが宇宙の生命の根本の法則なのです。それを体験を通して確認し、自分の中に穏やかに浸透させて見の前のことに身を投じましょう。日々生活体験を通して大いなる存在じきじきに愛をもって鍛えられ、育て導かれて次の役目に備えられつつある自分を見出しましょう。

【質問2】今の夫、○○○○(昭和37.※.※※)とのご縁、互いの関係、カルマ、留意点があればお伝えください。

【ソース】今のあなたにふさわしいパートナーなのです。以前だったら合わなかったかもしれませんが、今ならぴったりです。では未来はどうかというと、なんとも言えません。未来はまだ確定していないからです。今後の捉え方や関わり方次第で、未来もお互いにぴったり合うかもしれないし、少しずつ合わなくなって疎遠になっていくこともないとは言えません。

仮にそれぞれが違ってきて合わなくなってもそれで失敗だったとか、良くなかったということではないのです。その時その時ベストだからです。あなたはいろいろ体験してきたためにカルマとか学びとか、改善あるいは反省などが必要だと実際以上に思っています。それらに敏感になってきて恐れやためらいもあって、自分らしさが出ることが押さえられています。

人間いろいろ体験すると、萎縮したり警戒し、充分自分を出せない、それは出してはうまく行かないという心配があるからです。過去を検討して学び取って反省して改善して、今後は過去のようにならないように気を付けていく。そのような学び方や生き方を否定はしません。しかしそこに焦点を当て過ぎると、肝心の最も大切な命の本質に関わる部分が損なわれます。人間は戒律や律法や道徳、あるいは裁き・恐れ・罪意識などによって、自分に対しても人に対しても表面を縛ることによって、そして恐れで威嚇することによって、肝心の最も大切な命の瑞々(みずみず)しさ、喜び、平安を損ねて来ているのです。

あなたもそのようになりかかっていました。あなたはそのような中でキリスト教に共鳴して、伝道活動もしました。しかしどこかで気付いたのです。何かおかしい。無理がある。本当のあり方ではないと。ではどういうあり方が本当なのか。あなたは探し始めました。
探すといっても分析的に探すだけでなく、直感を働かせました。また大いなる存在があなたを導きました。そして次第次第にどういうことかわかってきたのです。そしてそのことがほぼ掴み取れたところで、このように説明が与えられているのです。

あるところまで来て整理されると、自ずとこういうことが耳に入るようになるものなのです。霊的・神秘的に聞こえてくることが起きることもあれば、こういうリーディングで耳にすることもあるのです。あるいは書物や人の話から聞くことになるかもしれません。いずれにせよあるレベルまで来ると、そのことの解説が届きます。ということは、今度は別の人があるレベルまで来て探し求めているとそのためにあなたが使われて、あなたを通して相手に与えられることが起きます。あなたにぴったり来る人にはあなたが使われて、あなたがメッセンジャーになります。

このように人と人とがお互いに助け合って、大いなる存在に使われて導かれていくのです。とりわけその時点のパートナーは、かけがえのない唯一の存在です。お互い緊密に夫婦であるということでしか支え合えないくらい重要なことが夫婦という関わりで起きるのです。また現実は生きた多様な動きですので、夫婦といってもその時その人にとっての夫婦の形もさまざまになりえます。

モーセの律法や仏教の戒律はとりあえず1つの形にして留意するべき点を具体的にしたものです。それらも参考になりますが、生きた現実や人間は多様でさまざまなので、全てが当てはまって役立つとは限らず、かえって縛ったり損ねることも起きてきます。ましてそれを元に人を裁いたり自分を律しすぎると、不自然でおかしいことが起きてきます。それでイエス・キリストが登場して、最も肝心の命に関わることを解き明かして、モーセ以来の律法から人を解放してあげたのです。そして全ての人に大いなる存在の恩寵を与えました。元々そのように現実は動いていたのです。そしてそのようにしたことが、本当の意味でモーセの律法を成就したことになったのです。

あなたは今このような時代の端境期(はざかいき)に生きています。自分の人生経験を通してここまであなたは愛を持って育て導かれ鍛えられ、また試されてきました。それが全部あなたの中に愛と知恵になって凝縮してきているのです。それをもって使命を遂行できることがあります。それはあなたの周りに自分のヒーリングに関する仕事や、あるいはNPOとして、あるいはARIとしてあることでしょう。 

そしてあなたのそのような働きを家庭的に支える夫婦が今のあなたにふさわしい形として、また相手の人としてあることを確認しましょう。あなたにとってふさわしい支えとなる相手の男性です。同時に彼からすると自分に最もふさわしく自分の支えとなる女性があなたなのです。

ちゃんと愛のお計らいで絶妙に現実にことが起き、必要ならば結ばれるようなことが実現するのです。心を鎮め素直になって直感を働かせれば、確かに今言われたことが本当に起きつつあるのが現実だとわかってきます。わかればほっとして解放され、自分の波動が上がります。以上説明されたことが今年の新年会で頂いた色紙のメッセージに通じる意味です。

今彼とパートナーです。お互い今の自分たちにしっくりいく距離の取り方や関わり方で、お互いに慕い合い信頼し、時に寄り添い合い、しかし束縛し合わず、それぞれが癒され活かされるよう夫婦としての関係を大切にしましょう。前世で夫婦だったことはあまり認められません。友達とか理解者、相談相手、また一時つらい時に一時寄り添ってくれた人などとして、その時その時で相手の人が自分の人生に登場してきました。その意味でありがたい存在なのです。

ともかくも今の事実として夫婦であるならば、それをありがたく受け止め大切にし、充分夫婦として生きてみましょう。それによって一緒になった目的が遂げられ、自ずと次のありようが与えられることでしょう。もし夫婦としての目的が大きければ、結果として長く一緒で続けるようになりますので、先は心配せず今を大切に自分の本心に正直に、しかも安心して過ごすことが何よりです。

大いなる存在は至れり尽くせりで、先まで見通して一番良いように計らわれ、悪いようにはなさりませんので、人間は心配するよりは信じてその場に身を投じ、充分にその場を体感するがよいのです。そうするとその時最も最良のことが起きます。お互いに満足し解消し支え合えます。あなたがこれを聞いて自分の態勢ができてくれば、彼のために最良の妻となることでしょう。次の瞬間彼があなたの最良の夫となることでしょう。

【質問3】 NPO法人○○○○○という障害者自立支援作業所へのご縁を頂き、そこでの常勤として働くことは神様のご意志にかなったものであるのでしょうか?それとも自営でヒーリング・サロンを行なっていったほうが良いのでしょうか?物事の順序、時期について助言を下さい。

【ソース】そのNPO法人でお手伝いさせていただくこと自体は良いことです。ただ自分のヒーリングサロンを一時的にせよ完全に機能停止させることは好ましくない感じです。もし状況的に許されるなら、NPO法人のほうは常勤とはせず、週2日か、多くても3日止まりにするべきで、基本的には自分のヒーリングサロンを行なうところに軸足を置いて続けていきましょう。

もしどうしてもNPO法人のほうで常勤しかないと言うなら、自分の仕事を行い続けたほうがよさそうです。しかし状況や流れ、また自分の直感などから、一時期でも常勤でNPO法人を行なうのが良いと思われるのなら、短い期間、例えば3ヶ月とか6ヶ月、常勤でNPO法人の仕事をしても構いません。そして必ず自分の仕事に復帰して、途絶えないように続けていきましょう。もし動きが活発化してNPO法人のほうから強く求められているなら、早いうちにNPO法人をしてみましょう。

【質問4】新年会にて「自他を許し浮かばれる」というお言葉を頂きました。このメッセージを頂いたご神意をお伝えください。

【ソース】先ほどほぼ説明されました。あなたはどこか許していないところがあったため、自分で自分を縛っていたので、自分の才能とか魅力とかが充分に発揮されず、努力もしていてもそれほど成果が出なかったのです。

許すということはどういうことかと言いますと、了解するということなのです。自分自身に対しても人に対しても、出来事や状況や体験に対しても、先ほどの説明や原理からして、起きるべきして起きてそれで1つのことが遂げられたならそれはそれで了解し、受け止めて終わらせる。解放するということ。それが許すという意味です。

どこかであなたはそれに抵抗して完全には許していなかったので縛っていて、自分を留めてしまっていたのです。それを解放することで自ずと浮上して状況も好転し自分も楽になり次のステージへと入っていくことでしょう。それが必要な時期だったのでそのお言葉が授かりました。

リーディングを終了します。
(ありがとうございました)                            〈了〉