2018年4月13日

今後の世界の動向は?

2017.12.28 パーソナル・リーディング No.15392

【質問1】神さま、このリーディングのおめぐみを深く感謝申し上げます。今年は、北朝鮮の脅威にさらされました。それを機に日本は軍備を強化する方に向かっています。「最大限の圧力」をかける方針は、解決に向かえない誤った選択だと思われます。「60年後くらいに核戦争が起こり得る」と伝えられましたが、どうか神さま、人類に本当の知恵をそして愛をお与え下さい。日本が世界の平和に向けて役割を果たして行けるようお導き下さい。やがて拉致された方々が御家族の元に帰れますよう、どうかお力添え下さい。

【ソース】その時点のその人を表すような現実の動きや状況となる。これが法則です。外界は内界の反映だからです。それゆえ、世界に平和が訪れるためには、人間ひとり一人の魂の目覚めと成長が求められます。政治にも出来ることはありますが、法則からして世界平和は人間一人ひとりの成長を待って初めて実現することなのです。ここに、霊性を基とした教育の必要性があります。

もちろんそれはARIだけですることではなく、それぞれのところに天から人が遣わされ、それぞれの個人やグループが自分の持ち味を活かして、使命を果たしていってこそ、行われていくことです。また、お祈りが不可欠です。危機を回避でき、大事に至らないように良き思いを祈りとして発することです。

或る程度運命は決まってはいます。人々の思いと行いを原因として、それに応じた結果が出てくるからです。しかし100%運命が決まっていて変えられない、というものではありません。古いカルマが果たされつつ、新しい運命が一方で作られつつあります。それゆえ、お祈りを通して神様のお力を戴くことで、良いほうに導いていけるのです。また、いわゆるお祈りという形を取らなくても、「世界が無事で良くなっていって欲しい」という心からの願いも、祈りに通じます。そのように願う人が多くなればなるほど、危機を回避して、より良い世界が訪れる助けとなります。このようなことに気づいた一人ひとりが、良き思いと良き行いに努めることが助けとなります。

まずは、一人ひとりの参加が必要になってきます。それはちょうど選挙のように一人は一票しか投じられないけれども、「塵も積もれば山となる」で、一人ひとりが良き思いと良き行いを一票として投じることで、その集まりが良い世界を実現させることになるのです。そのことを軽んじたり諦めたりしてはなりません。「自分には何ができるのだろうか」。自分の置かれた状況、立場、役目、能力、心の思いなどからして、その時できる最大限のことを行わせていただくのです。たとえ微力であっても、一票は一票です。力に成り得るのです。小さな積み重ねが大事です。良き思いばかりでなく、実際に良き行いを取っていくのです。

自分だからこそ出来ることを、その時その時精一杯させていただきましょう。それによって出てきた結果は、神様が下さった結果と捉えて素直に受け止め、それを基にまた次にできることやすると良いことに向かっていきましょう。日々、神様に自らを捧げ、神様との関わりで、また周りの縁のある方たちとの関わりで、その時自分ができる精一杯を果たしていきましょう。神様に自らを捧げながら、素朴に、心や命や愛を大切に、幼子のように生きていきましょう。神様にお捧げすればするだけ、神様が現実や心に介在してくださり、捧げた分、神様が現実を動かし、助けになってくださるように働かれます。

神様の働く場は二つあります。一つは人間の生きている現実です。もう一つは人間の心の中です。神様に捧げれば捧げるほど、その分神様が現実に介在して、現実で働かれ始めます。また、神様にお捧げした人の心の中でも神様は働かれ始めます。それゆえ、お捧げしたら注目していてください。現実の動きを。そして自分の心の動きを。必ず、委ねた分、神様が介在してくださって働かれ始めますので、そういう目で現実の動きや自分の心の動きを見ていてください。現実の動きと自分の心の動きに素直になって、それに応じていくのです。現実の動きに対しても、自分の心の動きに対しても。

「自分には何もできない」とは思わないで、置かれた状況と自分の立場と能力からして、ちょっとでも世界平和の助けになりそうなことを行わせていただくのです。また、心の中でそのことを願い、心から思うことです。これまで作ってきたカルマが顕れ出て、解けていくプロセスは辿ります。それは受け止めながら誠意を持って応じていかねばなりません。

その一方で、良いカルマを生み出していく、という努力を怠らないことです。良き思いと良き行いです。それが着実に運命を開拓し、人類の運命を良きものとさせていくのです。そして、それが延(ひ)いては自分や家族の為にもなっていきます。そこに命の保障があります。心配したり、あれやこれ想い煩わずに、神様のことを信じてお任せし、自分としてその時できるより良いことを着実に一つひとつ果たしていきましょう。


【質問2】「アメリカは1998年までにアトランティス時代のカルマを果たし終え、それ以降は新たな方向へ向かう」と以前伝えられました。政権を持つことを許されたトランプ大統領により、今後、アメリカは国としてどのように向かって行くのでしょうか? エルサレムに大使館を置くことでアラブ諸国の反発を招いています。イスラム国は弱体化しましたが、今後を案じます。また、中国の「一帯一路」構想は、世界の国々にとって好ましいものでしょうか?各国が利害を超えてひとつになれますよう、お守りお導きお力添え下さい。

【ソース】世界がひとつの国となり、神の世界が地上に実現すること。それが宇宙創造神の願いであり、その方向で現実が動いていて導かれつつあります。ただ、人がまだ未熟でカルマもあり、すんなりはいきません。浄化と育成のプロセスが必要です。時間も掛かり、手間取ります。だからこそ信仰が不可欠です。

「ヨハネの黙示録」に描写されているように、浄化と育成のそれなりのプロセスが必要なのです。ただ、根本のところでは宇宙創造神様がおられ、人類も地球も滅びることなく、必要なプロセスを辿ってカルマを果たし、教訓を学び取り、成長していくように計らわれています。その神様の思いを信じ、それに協力的に生きていくことです。そうすると神様はやり易く、余計な痛みや痛手を被ることなく、最小限のダメージや犠牲でプロセスを通り抜けていくことができます。

西暦1958年~1998年までの40年間はテスト期間でした。試みの期間です。「40」という数は試みの数です。例えば、モーセに率いられたイスラエル人(びと)たちがエジプトを出てから約束の地に入れるまで40年間でした。その間、イスラエル人たちは神の試みに遭われていました。また、イスラエル人たちがエジプトの国に寄留していた期間は400年といわれています。イエス様が断食をされて、山の上で悪魔の試みに遭われていたのは40日間でした。

このように「40」という数は試みを表す数です。西暦1958年~1998年までの40年間は人類のテスト期間だったのです。その40年間にアトランティスのカルマを始め、人類のカルマが顕れ出て混乱がありました。そのテストを正しく捉え、より良い方向付けを取れば、テストに合格でき、その後いろいろ経ながらも神の国が実現する方向に向かっていけます。試練がその40年間だけで済むということではありません。その40年間は試みの期間だったのです。

アトランティスを初めとする過去のカルマが、その40年間で出ました。また、それで済むほど簡単ではなく、むしろその期間に試練が、つまり本当の試練が始まったとも言えます。「1998年までに試練が始まる」ということです。それがだんだんに出始めているのです。それが世界に混乱をもたらしている理由です。

しかし、神様は救済の手を差し伸べてくださります。そのような大変な時代に入るからこそ、ホワイトブラザーフッドからヨハネが遣わされました。そのような時代の舵取りと、指針を与えるためにです。また、用意ができてきた人にはキリスト再臨が授けられます。本当に必要で純粋になってきている人、先ほど説明されたように参加型の人で、神様に協力的になり、自分がその時できることを精一杯させていただいて、良き思いと良き行いに生きようとする人には、励みとしてキリスト様が現れてくださります。

一方、それから逸れたような、あるいは反したような背いた思いや行いに走る人には、ハルマゲドンが待ち受けています。一人ひとりが自分の向け方次第でキリスト再臨を体験するか、それともハルマゲドンを体験するか、どちらかにそれぞれが向かいます。そして、人の比率がその両者でどうなるかで世界の混乱や動きが決まってきます。「ヨハネの黙示録」では14万4千人という数が備えられ、捧げられた時、神の国が実現すると約束されています。

14万4千とは12×12×1000の数です。12はイスラエルの聖数です。それが二乗されています。12×12です。さらに、それを強調して千倍されています。もちろんこれは象徴的な人数です。ある一定の数の人たちが神様の思いを理解し、そのご意向に沿って生きようと自分を向けた時14万4千人の1人となります。

それは、このような宗教宗派に関わりません。この人々が特定の宗教宗派に固まるということはありません。特定の国や民族に固まることもありません。また、本人次第であり、予め定まっているのでもありません。そして文字通り14万4千人ではなく、実際はもっと多く必要です。他の人を蹴落として自分がその数に入るということではありません。むしろ他の人をお誘いし、共に14万4千人に入るということです。数は多ければ多いほど良いのです。

アメリカは今の時代状況を反映し、国家主義に向かっています。日本もその時代状況を受けて国家主義に向かっています。安倍政権はその象徴的な表れです。それを察知して、北朝鮮も国家主義に傾いています。韓国も中国も国家主義に向かっています。ヨーロッパ諸国の多くもそうなってきています。

国家主義というのは国家のエゴです。エゴとエゴとはぶつかり合います。相手を思いやり、配慮し、尊ぶという姿勢が足りないからです。そういう在り方では余計に混乱を招くばかりです。もっと相手を思い、違ったところを理解して認め、共存し、協調する謙虚で柔軟な姿勢が必要です。それがONEであり、和です。かつて聖徳太子は和を唱え、今ARIではONEを唱えています。

一強独裁的な在り方は周りと対立し、争いと恐怖の元です。アメリカは世界をまとめるどころか自分の国ばかりを考えるようになってしまいました。そして昔ながらの聖書のイスラエル国を理想とし、そのエルサレムを首都と見做すようになってしまっています。しかし、これも過去を辿っているプロセスのひとコマです。それに動揺することなく、気をしっかり持って、宇宙の根源の神様の思いと願いを正しく理解し、和の精神で生きていってください。

今はそれぞれの国が自我に目覚めているところです。そこを通ってそのうち、限界や間違いに気づかせられ、反省し、調整し、改善していく。自分を愛するように他の国のことも思いやり愛する。そうなってくれば本当です。他を思いやる余裕がない現状です。中国のひとつの方針は、今の中国を表しているもので、中国の歩みのひとコマです。それぞれの国がいろんな在り方を経ていくのです。「ヨハネの黙示録」は、その法則について説明されている書物です。

こういう時こそ気をしっかり持って、目の前のことにONEの精神で適切に対応して生きていきましょう。

【質問3】前回の東京オリンピックがそうであったように、2020年の東京オリンピックは、日本にとっての分岐点になると思われます。今上天皇が退位され、平成が終わります。最近は毒出しをするかのように各分野で日本の大企業の不正が発覚されています。政界の希望と見なされた小池百合子氏は「排除」のひと言が国民の反感を買い、衆院選は自民党が圧勝しました。国の舵取りを任された自民党が道を間違わないよう、どうかお力添え下さい。日本が神さまに喜ばれる国になりますよう、どうかお導き下さい。

【ソース】外界は内界の表れです。現在の日本の成長段階とその内容が、今のような政治の体制や在り方を作り出しています。また、世相や起きる出来事、人々の常識、行動、それらも現状の日本人の内面性を表しています。嬉しいことも、辛いことも、良いことも、問題も、日本人の心の中にあるものの表れです。

それゆえ、状況や出来事に責任を取り、どんなことが起きても認めて受け止め、誠実に対処していかねばなりません。それによってカルマも責任も果たされて、次に進んでいけます。そしてこれからの思いと行いを良いものにするように努め、人を思いやる心を持って、共に協力して国を営んでいくようにすることです。

潜在意識が現れ出て、知られ、浄化され、育成されていきます。そのように潜在意識が現れ出て、解消し、整理され、育成されて、整ってくると、日本人の魂の超意識が現れ出るようになります。日本の本質の魂のところには「和」があります。日本人の魂が目覚め、動き出せば、日本の最も良いものが自覚され、働き出します。そうなってくれば日本がまとまるばかりでなく、世界をも認め、包み込み、それぞれを支え生かし、成り立たせるような包容力が出てきます。母親のような。

物的には小さな規模の国ですが、かつてのイスラエルのように小さくても模範的な雛形に成り得ます。日本は精神性と、それに基づく科学技術において優れています。それらが発揮されますように。

【質問4】2018年は「北海道」と命名されてから150年になる年です。7月17日は「北海道みんなの日」に制定されました。道民は、アイヌ民族の「自然万物への畏敬の姿」に触れる機会があり、この美しく、清らかな大自然の中で生きる事で、日本人が失いかけている心を保持しています。北海道に宇宙創造神の御経綸が広まり高まり深まって行くよう、どうかお導きください。「常に神と共に、主と共にあるように。神の御心の通りになるように。全き服従をもって生きる事が出来るように。主イエス・キリストさまの聖名により感謝と祈りをみ前にお捧げ申し上げます。アーメン。」

【ソース】日本の国は北海道を含めて初めて一つの国の魂としてあります。北海道がなければ日本として不完全です。九州があり、四国がある。本州があり、そして北海道がある。沖縄もある。これで初めて一つの体として成り立っていられます。それぞれの所にかけがえのなさと果たせるお役があります。北海道には北海道ならではの良さと、果たせる役目があります。そのために存在し、与えられています。

ご質問にもあるような、北海道の古来からの良き魂が宿っています。それを自覚し、十分に果たしていってください。四国も九州も本州も沖縄もそれぞれが自覚し、自分ならではのものを提供していってください。それを互いの関わりの中で認め合い、協力し合って行うのです。日本が一つになれば、今度は世界との関わりでお役に立っていける態勢ができてくることでしょう。そうなりますように。

リーディングを終了します。
(ありがとうございました。)
<了>