2014年10月19日

還暦を迎え今までの人生の総括と、残りの人生の展望、課題は?

2014.3.22 パーソナルリーディング No.13760

【質問1】日頃より見守りお導きいただきありがとうございます。今年還暦を迎え、色んな意味で転機の年になりそうな気がしております。今までの人生の総括と残りの人生の展望、課題、とりくんでいったら良いことなどをお伝えください。生まれて来た目的を御心にそって、とげさせていただけますよう、ONEの一助として役立たせていただけますよう、心より願っております。

【ソース】現実の動きや状況は、過去に願ったことが叶った形です。現在のあり方は偶然ではなく、ともかくも前世から今に至るまで、何とか良くなるようにと苦闘して、努力して創り上げてきた結果です。それがわかれば現在の状況に対しても、起きる出来事に対しても、大切にでき、受け止められるようになります。

良かれと思ってともかくも行ったり念じたりした結果、現在の状況や出来事が起きてきているのです。その結果から知らされ、学び、取り組んで改善していくように計らわれて、人は育て導かれています。

過去の自分が未熟だった分、現在の状況や出来事は不完全で受け入れがたいものになってはいます。でもそこで学べて、カルマも果たされ、それを土台に次のことに取り組んでいくことで、あるいは今のことに取り組んでいくことで、次のものが創られてくるのです。そういうことで、いつでも、その時のものを認めて受け止めて、大切にすることです。それが次のステップへの土台となるからです。

将来のことを願って、一生懸命努力して創り上げてきた結果が、現在の在り方をとっているのです。現実は因果の法則、つまりカルマによって動いています。それゆえこれまで起きてきたことや現在の状況を見ていけば、自分の課題や自分の癖、知るべきことや与えられた役目、さらに自分の可能性、良さなどが見えてきます。そしたらそれらを踏まえ、今のことに精いっぱい取り組んでいけば、着実に良くなり、成長もしていきます。自分も良くなるし、訪れる結果も良くなっていくのです。周りの為にもなっていきます。

人生は一つの大きな作品に見立てられます。そのように人生を捉え、自分で納得できるより良い作品に仕上げようと、毎日を生きていきましょう。後のことは神様が計らわれ、良いようにしてくださります。気になったらすぐお祈りをしたり、ジャーナルをつけてメモしましょう。つまり頭の中で悩んだり心配したりせずに、何でも気になったことは書き留めたり、そのことをお祈りしたり、そして神様に捧げること。また身近にいる人に打ち明けて分かち合うことです。それらが処理法であり、活かし方です。

また人は自分の過去から最も多くを学べて、過去から多くを得られますので、人生を時々振り返って点検し、できたらジャーナルをつけてこれまでの歩みを点検し、また自分で回想して自分の心の中で処理解消したり、過去のことから学び取って、それを身につけ、携えて生きていきましょう。そうすると生きているうちに処理解消できて、霊界や来世に持ち越さずに済むし、何よりも今生きていて心が楽になります。

そういったことを習慣にして身につけておくと、それは自分から離れることなく、霊界にいったり来生に生まれ変わっても役立ちます。それが主が言われた様な、「この世に宝を積むより、天に宝を積みなさい」ということです。つまり自分の魂に身に付かせたことは、確かであって引き継がれて生まれ変わっていくということです。また、それが周りの為にもなっていきます。

例えば次のようなお祈りから一日をスタートさせましょう。「今世生まれて来た目的が神様の御心に沿って滞りなく遂げられますように。十分にするべきことをしてから還っていけますように。それまでは身も心も持つことができ、支障を来さず痛みもなく、十分に生きて果たしていけますように。日々ご助力ご支援ください。すべて神様の御心の通りになりますように」

そういったお祈りをお捧げして毎日を送ると、お祈りは方向付けですので、現実の動きも自分の気持ちの動きも、お祈りした通り、神様の御心の方向で動くようになります。お祈りをして委ねるというのは、お祈りしたところに自分をセットしたことになるので、あとはその方向で現実も自分の気持ちも動くのです。

お祈りしたことが現実の表れで答えとなっていきます。神様からの祈りに対するお答えです。そう思えば現実の動きを大切にして受け入れて対応して処理していけます。その時、人のお役に立つようにと心がけて行うのです。それが自分のためにもなります。現実は神様にお祈りしたことに対する神様からのお答えなのです。お祈りした通りに現実は動いていきます。

例えばお祈りの中で、「残された日々、今世生まれ変わって来た目的が十分尽くされて、自分も周りの人も困ることなく今世を終えて、帰っていけますように」。そのようにもしお祈りしたとしたなら、そのような人生になるので、あとは巡ってくる状況や自分の気持ちに注目していてください。お祈りした通りになっていきますから。状況に誠実に応じて行けばよいのです。またお祈りした通りになるように、置かれた状況で勘が働き、自ずと応じてお祈りした事が叶うように自分が対処しているはずです。

お祈りが叶うように神様が現実を動かし、必要なことをよこしてこられます。また自分の気持ちの中に、お祈りしたことが叶うようなアイデアが浮かびます。そのことを知って現実の動きに応じ、また自分の気持ちに浮かんだことを参考に、行動していけば、結局はお祈りして願った通りに人生が送れます。そういうことですので、今世も半ばを過ぎ還暦を迎えようとしていて、残りの日々、何をどのようにしたら良いのか、まだよく見えていない、わからない部分もあるかもしれませんが、そうであるなら、「きっちり仕上げて還っていけますように」とお祈りして委ねさえすれば、そうなるように、あとは状況や心に浮かぶことが導いてくれます。

そういうことですので、そのことがあなたの目標や念願ならその通りにお祈りして委ねることです。あとは状況や気持ちを見て、それに応じていけばちゃんとその通り叶います。支障を来さず十分にするべきことをしてから還っていけます。それがお祈りの力であり、現実を動かす法則です。

神様からの働きかけで必要なことがその都度思い浮かぶのです。そしたらそれを行うのです。また状況も、それが叶う方向でやって来ますので、対応して処理していくことです。自分が何をどうする以前に神様に導かれ、計らわれています。それは神から愛されていることの現れです。また思いついたことで、参考になりそうなことや、した方が良いと思われることや気になることなどは、メモしておきましょう。そうするとそれが指針になったり、自分で気をつけたりするように、自分の助けになります。また、ただの心配や不安の場合は書くことで処理解消されたり、人に話して分かち合うことでも解消します。

自分なりの生き方や処理の仕方を覚え、行っていきましょう。そしてそれが良かったし、役立ったとわかったことは、今度はあなたがカウンセリングや個人セッションの時に来られた方にも教えてあげたり、伝えたり勧めてあげましょう。

基本的に、自分が役立ったり良かったと思ったことを、人に伝えたり教えていくことです。むしろ人のためになれるよう、まずあらかじめ自分が知らされたり、身に付けさせたり、させられたとさえ言えます。神はそのように人を使い、備えさせるからです。次、何を自分はすると良いのか。それは最近自分が出来事を通して知らされたり、身に付けたことをです。それこそ新鮮でまだ生き生きしていますので、それを分かち合ったり教えてあげる、それが自分のすると良いことです。

そのように現実が人との関わりで動いているのです。また、自分の心に思い浮かんだり願いが出てきたりしたことを行ったり人に知らせたりすることです。状況や出来事で巡ってきたことに対応することが、今世でするべき残された部分です。例えば義理のお父さんのこととか、ご主人とのこととか。自分の長女やその家族のこととか。またARIで学んだことを応用したり、人に教えてあげたりとか。出雲の土地でカウンセリングを行って自分が知っていたり、自分の持ち味が活かされることで対応してあげるとか、です。

また、あなたはヨハネと同年代でペースが同じですから、同年代のヨハネの生き方とかヨハネが人生経験を通して得られたことが今後とも役立っていくことでしょう。たとえ同じ長さを生きるのではないにしても、生まれた出発点がほぼ同時期ですので、時代や主な出来事を共有し育ってきています。それ故同年代のヨハネが得られたものやアイデアや指針は、人一倍あなたにはフィットし、役立つことでしょう。

その都度これからもヨハネが発見したり得られたものがリーディングや講話会などであなたに分かち与えられ、それが参考になっていくことでしょう。また必要な部分は周りの他の人たちからもやってくるでしょうし、自分のほうでも得られたものを他の人に回したり伝えたり助けたりしてあげましょう。そのようにしてそつなく滞りなく、すべてが尽くされてあの世に還っていけるようになります。

【質問2】新年会で「親のご恩」、新刊本で「世話力」というメッセージをいただきました。このメッセージのくわしい意味をお伝えください。

【ソース】親のご恩という場合、自分の両親からのご恩がまずあります。それと結婚した相手の両親からのご恩もあります。自分の夫の両親のことです。さらに重要なのは霊的な親であられる神様からのご恩が、すべての元にあります。神様とは霊的な部分の親だからです。

神様がわからない人には、「神様がわからなければ、親を見ればわかる」と知らせましょう。肉親という肉の次元の親がそのまま神様であるということではありませんが、自分にとっての神様の投影した現れになっています。それが法則だからです。自然界を見ても同様です。

自然界は目に見えない世界の反映です。それゆえ霊的世界における神様が自然界では、太陽として現れているので、太陽そのものが神様ではないのですが、太陽を見れば、元の神様が何となくわかってくるのです。むしろ神様が誰にでもわかるように自然界では太陽の姿をとって現われているということです。また人間界で神様がわからない人に神様がわかるように、お父さんとお母さんが現れて与えられているのです。

そういうことに気づけば、神の意図がありがたく思えて、自分の両親を通して、本当の親である神様を洞察することができ、神様という親が自分をどう思い、どう取り扱っておられるのかが両親を通して見えてきます。

そのように神様が仕組みを設けられました。また、もう少し親ということで範囲を広げるならば、自分を育ててくれたり、世話をしてくれたり良くしてくれた先輩の人たち、人によってはおじさんやおばさんかもしれないし、何かの師匠、先生かもしれません。そういう自分を育ててくださった人は広い意味での親と言えます。そういう方々もこの場合含まれているはずです。「親のご恩」ということで。

そういうことで今日の自分があるのは、誰それさんのおかげである、それは一人だけではないはずです。自分の両親を始め、何人かおられるものです。ともあれ、そういった方々のご恩によって今の自分があり、ここまで来れた。一番の元には神様がおられるのですが、直接的には、具体的な一人一人の方々の賜物です。そういうことに思いを馳せて、しみじみ感じて受け止め直すことが、あなたを変えたり、育て直したり、癒したり、安堵感や心の温かさをあなたにもたらすのです。

親のご恩ということで瞑想してみるのも、良いかもしれません。名付けて、「ご恩瞑想」。そういうことで、ご恩ということをテーマに瞑想して思いめぐらすとあなたに効果的です。それはあなたに親などに対するご恩がないからという意味ではなく、むしろあなたにそういった潜在的な可能性があるので、そのことに焦点をあててしばらく生きるとあなたがさらに成長し、可能性が開花し、あなたらしくなれる、そういう効果があるのが「親のご恩」という内容なのです。自分が何に留意してどこに方向づけるかです。あなたの場合「親のご恩」というところに自分を置くと、とても効果的なので、そのお言葉が授かったのです。

そうするとさらにあなたが親らしくなって来たり、親としてふさわしくなってきたりします。あなたはすでに自分の子どもを育て上げましたが、今からでも遅くはありません。あなたがそのように親として完成度が高まると、自分の娘やその家族のためになお一層なれるし、見落とせないのはあなたが仕事を通して、多くの方々のお世話ができ、親身になって、親のように看てあげられる力がついてくるのです。出雲の地でのカウンセリングを行う場合でも、松江の「ヒーリング&スクーリングあい」においても、あなたの立場や役目がなお一層活きてくるようになるのです。

人の世話をしたり、人を看てあげるということは、親身になって、親のように関わることで効果が出ます。そのような母性とか、親のようなやさしさや包み込む心を育てましょう。その規範は、神様にあります。神様の親心を思いましょう。そういうことで「世話力」ということも、「親のご恩」に起点があります。それによって自分も親らしくなって親の役目を務められるようになります。そこで「世話力」が出てくるのです。神様ならどうなさるか、この場合、神様はこのことをどう捉え、どう対応なさるのか、その観点で見ていって行いましょう。

そこで自分らしさも活かされるようにすると、自分でも行ってうまくいくし、気持ちよく行えます。そういう親の役目を通してあなた自身成長し、やりがいも得られることでしょう。

【質問3】昨年12月の浜松クリスマス会に際し、非常に体が重く感じ、セッション中には意識がなくなるような感じで眠ってしまいました。以前富士登山の時も出発直前に胸が高鳴り、気分が悪くなりました。このことは何か霊的意味があるのでしょうか。また4月の松江での復活祭が開催され新たな出発の時を迎えようとしています。心がまえや留意点などお伝えいただけることがありましたら、お知らせください。

【ソース】まず一つ目の理由はあなたがARIの中でも、浜松やその近くの静岡地域のARIのグループやその動きやその方々とこれまであまり馴染がなく、あなた自身馴染んでいなかったからです。それぞれの人に傾向や特徴があります。あなたの場合でしたら、地元の松江を始め、福山とか、何か所かはすでに足を運んだり、その土地に馴染んだりその土地の方々とお友達になったりして居心地が良く、馴染めます。

でも今のところ静岡地域や浜松地域のARIの方たちとはあまり知り合いではなく、その場の雰囲気にも溶け込めず、辛い思いをしました。別に仲が悪いとか認めてないとか、そういうことではなく、ただ馴れということでまだ馴染がなかったので、圧倒されたのもあるかもしれません。

また新しい若い方々の動きも始まり、あなたはまだよくわかっていなくて、すんなり受け入れにくく驚いたり戸惑ったりしたのもあるかもしれません。でもあなた自身もちろん否定してはおらず、だんだん慣れてくることでしょう。そしたら良いなと思えて、ほほえましく感じることでしょう。

またもっと深い霊的な意味ということでみるならば、ちょうどあなたが出雲の土地に引っ越してきて霊的で良い場なのに馴染めなかった。でもだんだん慣れてきて仕事もできるようになった。そのように霊的な系統とか、前世でのあなたの体験が影響しています。富士山といえば、出雲大社と同じ緯度です。レイラインでつながっているので、出雲大社と富士山は同じ系統であり、同じような波長です。それゆえ出雲大社のそばの土地にすぐには馴染めなかったように、良いはずの地場なのに、富士山にもすぐには溶け込めなかったのです。

でも、もともと富士山も出雲も良い地場です。そしてあなたにも御縁があります。でも前世であなたは出雲にご縁があったのですが、あまり良い思い出が前世でなかったり、全部が大変だったのではありませんが、良いこともあったり、しかしうまくいかないこともあったりというのを持ちこしているから反応するのです。でももともと富士山も出雲も、良いものがあるので、だんだん調整がついてくることでしょう。そのようにして育ち、自分も人もONEに近づいていくのです。

今年は松江で復活祭がなされます。それぞれが異質のものや、合わないものや、課題のあるところと接触交流し、だんだん溶けていって自分も大きく広がり、互いに溶け合い、うまく兼ね合いが掴めてくると、共存し助け合えるようなONEが形成されてきます。松江の土地で出雲の、昔ながらの良いものがこれからの時代に応じた形で復活し、周りにも善いものをもたらしていくことでしょう。自分の感覚を働かせ、神様に育て導かれていくような感じで、備えていきましょう。今の時期に行われるということは、それが可能で必要だからです。それを思えば安心でき、余裕を持って仲間たちと準備していけることでしょう。

【質問4】今私が知っておいた方が良いメッセージなどありましたら、お伝えください。

【ソース】生まれて来たということは必要性や目的があったからです。それをわかりやすく言うと、成長し周りのためになっていくことです。その中でカルマも果たされていきます。そのようにして命の本源に近づいていきます。

成長するというのは、今まで不可能だったことが可能になってくるということがあります。だんだんかつての自分では馴染めなかったり難しいことが、さほど難しくなくなり、馴染めたり調和したり、よくできたりするようになります。そういうプロセスを経てONEになり、自分も世界の方も理想の状態が訪れます。

苦手だったり辛さを感じた時は、今これに取り組むことで、自分のこの部分をクリアしつつあるんだなと見てください。そういう時期が来たということなんだなと気づいて取り組んでください。取り組むようになったということは、もうクリア出来るところまで来たということなのです。それを通してお祈りしながら勘を働かせ取り組めば、新しい自分のあり様が形成されてくることでしょう。それが周りにも、もたらされていくのです。それが愛、神のお働きです。

リーディングを終了します。
(ありがとうございました)
<了>